ニト朗＋（風紀委員）のブログ一覧

新車時から2セット目の足マット、退色と摩耗が限界．
作り直す事にしました．



原反加工なのでまだ遊び毛がたくさんついています．
前回製作した時と同様にウール100％のカットパイルの中級品を使用しました．

車内用であれば着色糸を使用した化学繊維の製品を選択すべきですが、雨の日に使用しない条件であえてこれまで通りウール地の物を選びました．砂や汚れ、ゴミが目立つ方が良いので無地で真っ黒の物に限ります．
純正品や社外品は汚れが「目立たぬよう」柄が入っているのが普通で、ブラックの無地はなかなか無いと思います．



7年ほど使ったでしょうか？
古い方は助手席に乗車する時に使うことにします．

普通の使用条件であればウールを選択する事に何のアドバンテージもありません．



裏面のジュート（麻糸）はシリコンコーキングを均一に塗ってからすべり止めマットを接着します．
よほど行儀の悪い方を乗せてもズレる事はまずありません．



運転席側、フットレストの左足とスロットルを踏み込む右足から車体側フロアカーペットをガードする形状．



クラッチ操作の支点となるヒールポイントに穴が空きます



ヒールポイントの裏はかかとが食い込まないように1ミリの塩ビ板をサンドイッチしています．
この部分が厚いとクラッチペダルの操作感が不快になりますし、何もしないとフロアカーペットが凹んでしまいます．



真っ黒で気持ち良いです．
頭髪一本落ちていても気になります（誰の毛か分かります）



フットレスト付近、シューズの外側がフロアトンネルに当たるので．
フットレストとフロアトンネルの間に足マットを挟み込んでいますのでセットすると絶対にズレません．



スロットルペダル付近、床まで踏み込むとシューズが当たる部分．

黒の無地のフロアマットは清潔にしておけるのでたいへん気持ち良いです．
とことん黒い内装は身が引き締まります．

以前のブログにて記載不足でしたが、
NA8sr.2からフロアマットの固定具が使われたのは、フロアカーペットの素材が変更されてベルクロ（マジックテープ）が使えなくなった事が理由だと思います．

部品番号NA01-R1-313B　呼称は「パッド」



違うものを探していたら思いがけなく出てきました．
パーツはちゃんと管理しておかないと、でもいろんなサイズがあるので注文しては適当にハコに入れっぱなし、そしてカラを含むハコが無数に・・・



トップを上げていても下ろしていてもこのスポンジは潰れっぱなしのはずです．
換えよう換えようと思いつつ、放置していた部分．
さあ、ついに交換するぞ！

と思いましたがよく見るとこれは自作できそうです．
近所のホームセンターに行ってみると良いものがありました．



粘着剤付きのスポンジゴム、それでいいんですが、ポロンスポンジというものが手触り等そっくりです．
通常の発泡ゴムではなく、表面に薄皮が貼ったような素材です．
純正部品も同様の感触でした．
これの30ミリ幅のテープ状のものもあったのですが、寸法を測ってこなかたったので10センチ角の物を買いました．



並べてみるとよく似ています．



発泡の密度など若干違うようですが手触り、弾力等、純正部品と同じ素材と見なしてよいと思います．



ハサミやカッターでカットします．
貼ったあとはあまり目立たないので精度は適当でも良いでしょう．
30ミリテープサイズの物があったらそちらを使うとカットがラクですね．

なんとなく純正部品と同等の物を自作できたと思うと嬉しくなります．

(^o^)

自宅ファックス用にThinkPadを使っています．
他にもウインドウズを使わなければ変換できないデータ等に活躍しています．
受信したファックス・ドキュメントはクラウドに上がるようにしておくと出先でも確認できてとても便利です．
これが1台あるととても心強いく邪魔にならないし消費電力も発熱も少ないので助かります．
個人的にMac内にウインドウズが存在する事が嫌いでブートなんとかは使った事も必要と思った事もありません．

と思っていたところ愛機ThinkPadX31のCPUファンが壊れたらしく、自分で電源落としていました．
電源を入れると”Fan Error"を表示して3秒後に落ちます．
急いでネットで検索して新品パーツを入手しました．



届いたパーツは新品とは言えバルクの再製品で古いグリスも拭きとっていない代物でした．
1,800円なのでそんなものか？
送料は160円との事でしたが240円を加算され、定形外封筒の表示料金は140円でした．
ま、そんなものだと思います．不服はありません、結構です．





T社さんのファンですね．軽く回ります．
不良となったものはファンを回すと抵抗がありました．

ThinkPadは今でもメンテナンスマニュアルがダウンロードできます．

ユーザー・ガイドおよびマニュアル



熱伝導グリスを用意してファンを交換してみました．

１，本体を裏返してバッテリーを取り外し、ビス4本を外してキートップを取り外す．



キートップは取り外さなくてもまくり上げて置くだけで良いです．

２，ビス5本で固定されているファンユニットを取り換えてカプラーを繋ぐ．

３，逆の順序で復旧する

以上、丁寧に行っても5分あれば十分です．

ちなみにHDDの交換ですとビス1本です．
マウントの移設に数分かかりますがやはり5分あれば十分です．

その他のデバイスも実に簡単に交換できるように設計されています．
素晴らしい事ですがThinkPadは昔から、埼玉の和光の設計所で初めて作られた時からメンテナンスを重視した設計がなされていて、これはThinkPadであれば当然の事です．
そして生産量も多くパーツも比較的容易に入手できると思います．こういう事が大変心強いです．

バカンスに持って行くならMacですが、もし戦場に持って行くのなら文句なくThinkPadです．
16年間で何台かのThinkPadがいつも近くにありましたし、これからもそうだと思います．
ThinkPadは無愛想ですが大変機能的で作りも悪くなく（モデルによりますが）愛着が沸きます．
こうなるとThinkPadとそれ以外のPCという見方になってしまうのですが、今ではIBMではない事が残念です．

新車に付属していたトップ・ブーツ・カバーは「もったいない」を理由に2年ほど開封しないで保管していました．しかしこれを装着しないでトップを下ろして走行するといろいろ問題がある事が分かり、通勤に使用しなくなった事もあって装着しっぱなしにする事にしました．そう言う事に気が付くまでに色あせたトップの裏が気になっていました．



一般論としてトップ・ブーツ・カバーは

１，下ろしたトップの裏が色あせないようにするため．

または

２．下ろしたトップの色あせてしまった裏面を隠すため．

に装着するものと解釈しています．



また、トップロックを開いたまま走行すると錆びやすい事も分かりました．
夜間は退色の心配はありませんが．面倒でもトップを下ろしたらブーツカバーを装着した方が良さそうです．

といっても、仕事を終えて駐車場のロードスターに乗り込んで、特に理由なくトップを開けた時の爽快感は実に得難く貴重な解放感です．走行する距離や時間によりますが、必ずブーツカバーをとり出して装着するのも無粋な事もあります．こういう事はオーナーがTPOで判断したら良い事で、何がなんでも守らねばいけないしきたりではないと思います．



改めてみると爪でひっかいた傷が目立ちます．ブラッシングしても変わりません．トップブーツを装着しないで走っていた頃の物だと思います．トップブーツを装着してればクルマから降りてそれを取り外さねばならず、その際は必ずトップを外から上げますからこの部分を爪でひっかく事はありません．



助手席の方がトップ上げましょうか？と言ってくれても失礼を承知でお断りすべきです．自分のロードスターは自分自身と、ロードスターの扱いを熟知した方にのみ操作してもらいましょう．昔、助手席の方に走行中なのにリアスクリーンのジッパーを下ろさずトップを下ろしてもらい、スクリーンに一生残る傷が付いた事を思い出しました．気を使って頂いたので仕方ありませんが．

トップを見ているとどんどんとイヤな事を思い出して心が腐るのでさっさと作業します．



トップロックを取り外す時にドライバーでなめてしまいました．
心が腐っているからです．
面倒でもインパクト・ドライバーを使うべきです．
回転工具はネジ頭の勘合部がブレずに回るのでビスを傷めません．



この前に施したラッカー塗装は弱いので黒染に変更します．
シンナーに浸けて落としてしまいます．



マスカーで養生して染めQで着色します．



少し染めすぎてしまいました．

時々トップの裏がひどく色あせたロードスターを見る事があります．
ここが黒いと若返って見えるのでお勧めします．

クロス地のトップが色あせた場合に補修するケミカルがあります．

Convertible Top Reviver

これより染めQの方が良いかも知れませんが．

Renovo社の製品は扱いやすく入手も比較的容易なのでお進めです．
私はConvertible Top Waterprooferをブーツ・カバーに使っています．

普通の防水スプレーでも良いとも思いますが．

調子に乗ってドアのストライカーを黒染してみます．



あくまで自己責任、自己満足の世界です．
さらに雨の日に乗り出さないと言う制限付きだから挑戦できる事かもしれません．
でも錆びる時は水をかけて洗車するだけで錆びてしまうものです．



運転席側、10回ほど開け閉めしてみました．実際に走行するとさらに剥げる部分が多くなるのかも知れません．しかし黒染の下から覗くクロメートのいやらしい事．下にクロメートがあるからこれは錆びません．



考えてみればクロメートの上から黒染スプレーを塗っても食いつかないのでしょう．
助手席側はクロメートを除去してみます．
ナウシカの脚を焼いた酸の海（？）です．



この泡が臭い、泡からでるガスは水素でしたっけ？赤錆と違ってクロメートはたちまち中和されますから頃合いを見てさっさとすすぎます．トルクスのボルトもメッキを落とします．



トルクスのボルトが僅かにナメていたので目立てやすりでならしておきました．
生の鉄の色です．



今回は使用法通りあまり加熱しないで（触れる程度に加熱）塗った後に、1時間ほど経ってからヒートガンで熱を加えました．使用開始は24時間後とあります．取付は明日にします．



ドア側のラッチのビスは3個ありますが一度に外すとラッチがドアの中に落ちてしまうはず（復旧には内張外してドアスクリーンを外す必要が）、一個残して二回にわけて塗ります．緩み止めワッシャ付きで固く締まっているので#3＋ビットを付けたインパクトドライバーを使います（締める時も同様）これは憎きクロメートではないんですが塗るならついでにと．



ストライカーはボルト周辺でのみボディと接触する形なのでスキマが汚れます．この際お掃除しておきましょう．
ストライカー側はパネルの向こうにネジを切ったプレートがあり、調整できるようにスライドします．これは落ちないようになっています．



チェックしないで取り外してしまったのですが、このストライカーは左右があるかも知れません．
上の写真では右側．打ち抜きがえぐれている方が外側、打ち抜きが残っているのが内側のようです．
ぼくの個体ではそうなっていました．
これを逆転されるとドアとリアクォーターパネルの面のチリが変わるような気がします．
単なる精度誤差でパーツとしてはそんな区別はないのかも知れません．
あれば矢印で刻印があるか、そもそも非対称な形にするでしょうね．



やはりクロメートを落として黒染しないと意味なさそうです．
10回くらいの開閉では目立つ剥がれはありません．
いずれ剥がれてくるでしょうが塗装とは違うので良しとします．
トーチランプで焼いて塗って、時間が経ってからもう一度焼いて塗りました．
加熱する際は焼きなましにならぬよう程々に、加熱しすぎると黒染が弾かれて着色できません．

このクロメートメッキ、気にしないでおけば別に気にならないのですが、
どうしても缶詰の様な色が好きになれません．

記憶の印象なので誤解があるかも知れませんが、以前読んだカー・グラフィックの「某国産ミッドシップ・スーパースポーツ」の記事で「フェラーリと比べられる様な性能のスーパースポーツでありながら、一般乗用車と同じ感覚でクロメート色のパーツがエンジンルーム内に散見されるのは興ざめだ」との内容の記述がありました．さらには「テールパイプに被せてあるラッパ型のマフラーカッター（飾りのフィニッシャー）は子供が乗る仮面ライダー自転車のレベルの幼稚さである」という戦慄すべき一節すらありました．どなたの文章か記憶にありませんがまるでトラウマのように強く印象に残っています．ガレージの屋根裏に積んであるCGの山を崩したら正確な表現を今でも確かめる事が出来ると思います（が、あとが大変なので今はしません）

CGはぼくにとって自動車に対する見識の規範であり、文章とはどう書くものであるかの手本、バイブルでありました．自動車文化に触れるのであれば少しは英文も読み書きしたいと思ったのもCGの影響です．AT車に乗ると左足ブレーキを使うのもCGの影響ですが、今日では様々な面倒な要因が、こういう辛辣で的確な表現の自由を制限するのでしょう．メーカーに迎合する事のない中立な評価は信頼出来るものだったと思います．残念ながら主に経済的理由からずいぶん前に購読をやめてしまいました．

とにかく、ぼくは以前からずっと黄色いクロメート色のパーツの安っぽく目立つ印象が好きではないのです．もう憎しみといって良いかも知れません．ユニクローム（青っぽい銀色）も次に好きではありません．最近のクルマはこういう部分がどうなのかまったく知りませんが、これらを自分のユーノス・ロードスターから一匹残らず駆逐できたなら、ぼくにとってそれは快哉を叫ぶに値するのであります！！

by　ニトロー・イエーガー（お掃除兵団）