年金の請求を郵送で行うのはさほど大変ではありません。
自分のペースで出来ますし、分からないことがあれば会社の年金担当に電話して聞けばすぐに教えてもらえました。
郵送は郵便局のレターパックを使いました。コンビニで買えますし、書類も折って入れなくて済み、追跡番号もあります。
結果は、書類の記入漏れで請求書が返送されたのが1回と添付書類漏れで書類の追送があっただけで済みました。
3 年金の確定
郵送による年金の請求の悪いところは、OKですという返答が無いことで、家の購入やリフォーム、新しい仕事の開始などで4月に入りバタバタしていたため年金の請求のことなどすっかり忘れていました。
6月に入りすぐのこと見慣れない封筒で年金証書が届きました。
題名は、国民年金・厚生年金保険年金証書となっています。
私は40数年会社員でしたから当然厚生年金だと思って見ると、1の厚生年金保険年金決定通知書の部分(赤線の部分)が空白です。
そしてよく見ると国民年金の部分に金額が入っています。(黒塗りですみません)
私は厚生年金の請求はしましたが、国民年金の請求などしていませんし、そもそも国民年金など払った覚えはありません。
※このネタが常識的に分かっている方はスルーしてください(笑)
何だかよく分からないので封筒に入っていた通知書のコールセンターへ電話をしてみることにしました。
そうすると驚くことが判明しました。
まず、国民年金は厚生年金の有無は関係なく国民全員が入る(支払う)ということで、もしかしてそんなの当たり前じゃん、と思っている方もおられるかと思います。
ですが、19歳で会社に入り自動的に健康保険や年金などを控除された残りの金額だけを給与として受け取り、明細に記載された項目もいっぱい引かれるな、くらいしか興味が無く、そのまま何の問題なく40数年過ごしてきました。
確かに途中途中に結婚したら被保険者はこうなるとか2号がどうとか聞いてはいましたが、それらは厚生年金、厚生保険の話だと思っていました。
私は何も知らずに40数年国民年金を支払い続けていたのです。(笑)
正直、驚愕の事実です。コールセンターの方にこれを知らないのは私くらいのものでしょうか?皆さんご存知なんですか?と尋ねると、
年金事務所へ請求に行かれると説明されるので、その時初めて知ったという方は多いと聞きます、とのことでした。
そこで思い出しました。
年金の請求方法が2通りあり、会社でするか、年金事務所でするかという部分です。
そうです、年金事務所というのは国民年金の手続きをする所なので、ここで厚生年金の手続きをするということがおかしいのです。
続けて、私は国民年金の請求をした覚えがないのだがと尋ねると、厚生年金か国民年金のどちらかに一方を請求したら自動的にもう一方も請求したことになるのだと言われました。
要は、国民年金、厚生年金の両方に請求する必要なく、請求書を受け取った方がもう一方と請求書も添付書類も共有して手続きするということらしいです。
ですから、もし国民年金も厚生年金ももらえると知っていたとしても、どちらかに一方だけ60歳から請求し、片方は65歳から請求するということは出来ないということです。どちらかを請求すると片方は強制的に支給されるわけです。
とても恥ずかしい話なのですが、私は厚生年金の人は国民年金は関係ないとずーと思っていました。
ですから国民年金を支払っているとなど思いもしませんでした。
会社で元の同僚に毎日出会うのですが、その時に年金が厚生年金と国民年金の二つもらえるって知ってる?と聞くとほぼ知らず、そんな訳ないじゃんと笑われる始末です。
給与所得者とはこんなものかもしれません。給与明細に何やら控除が書いてありますが、それが何なのか突き詰めて考える人は少ないのでしょう。
続く
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Posted at
2024/08/08 06:42:33