2024年06月21日
次に見に行くのはベッドタウンから離れた集落の一軒家です。
こちらも団地の物件と同様で、造り付けの流し台、タイル張りのお風呂などさほど変わるものではありません。
これは想像なのですが、築40年くらいということは、どの物件も当時の工法に大差なく同じような造りになっているようです。
車もそうであるように住宅にも流行があって、今見ると古臭い造りでも当時はお洒落な構造だったのでしょう。
そうすると大体こういった感じにまとめられます。
キッチンは昔の造り付けの流し台で手入れが必要
換気扇は交換
1階の畳部屋はフローリングにリフォーム
押入れはクローゼット化、内張は貼り替え
洗面台は交換
温水器、エアコンは状況次第
これだけを150万くらいで収めないと700万という予算では収まりません。
これは前回の不動産屋さんから提案を受けたのですが、前回の物件のすぐ近くにオールリフォームした物件があり、1,000万円程度なので自分でリフォームして結局高くつくよりはこの方が良いです。とのことでした。
実際に見せてもらいましたが、確かに素晴らしく綺麗で、同じ築40年とは思えない状況でした。
少し心が動きましたが、そんな話になるとどんどん欲が出て、新築するまで収まらなくなってしまいます。
いやいや、当初のとおり10年分の家賃で買える物をと諦めます。
さて話は戻りますが、この一軒家は団地では無いためバカみたいに敷地が広く、庭にみかんの木や松とかあります。
しかも道路に面していないため侵入道路があるのですが、これも私有地で何かあった時は自費修繕になります。
そして驚くことに水道が通ってなく井戸水です。
私はずっと街中のアパートに住んでいたため、今の時代に井戸水で生活しているなんか考えてもみませんでした。
ところが不動産屋のいうには普通のことなのらしいのです。
近年開発され造成された団地や分譲地は水道も下水道もあるのは当たり前ですが、昔からある土地に新築したり建て替えたりした場合は、上下水道の本管が近くに無いと引き込むことが困難になります。
文章で伝わらないかもしれませんが、新たに造成された土地があり、そこは開発業者が上下水道を引いたうえで販売しないといけないので、本管から各区画まで上下水道を引いています。
その隣に昔ながらの集落がありますが、その集落は上下水道が無い集落で、そうすると隣り合わせの土地で方や上下水道完備、方や井戸水汲み取りという状況になってしまいます。
私が見に行った物件はちょうどそんな物件で、隣の家は上下水道があるのに、この家は井戸水汲み取りなのです。
不動産屋の言うには、良いところは水道代がかからない所だそうで、悪いとことは井戸水なのでそのままでは飲めないのと、もしポンプが砂利を吸ってしまうと多大な修理費、又は交換になるそうです。
この条件で沢山の人、家族が暮らしておられるので、そんな不便ではないのでしょうが、私にとってこれは難しい物件です。
汲み取りはともかくとして、水道なんてどこでも当たり前に通っていると思って家探しをしていたなんて、無知にも程があります。
次に探す物件はこの反省を糧にしないといけません。
Posted at 2024/06/21 08:50:10 | |
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