• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ぽおる・ぶらっくのブログ一覧

2024年01月04日 イイね!

使い切った(苦笑)。

今日は正月休み最終日ですが、リアクランクシール交換関連作業を行いました。

結局クランクを回してもシールの地盤沈下はなかったのですが、
作業状態で言う右側のシールの出がイマイチだったのが気になっていたので
シックネスゲージをならべてみると、、、



明らかに必要な突出量に足りない(苦笑)。

外側は0.6mmに達していないながら、合わせ面から少しは飛び出しているのですけど、
内側がツライチって感じだったので、どうしようかなぁ、、、と思いましたが、
結局やり直そうという事になりました。

なのでまたクランクシャフトを降ろしました。



これで見ても左側は四辺とも合わせ面から飛び出していますけれども、
右側の内側などはかえって引っ込んでいるように見えますよね。

なので、もう一度シールを交換して
切断位置を決める道具をマスキングテープで嵩上げし、
沈んでも適正量が残るようにコントロールしてみようと考えました。

ところが、左はまぁまぁだったのですけど、



右がツライチになってしまいました。



故にクランクを降ろして、工具を更に嵩上げしてもう一度やり直し。

しかし、またまたイマイチ。





これ、嵩上げしただけの効果が得られていない感じなので、
根本的に何かが違うな、、、と思いました。

そこで試しに新品の切れ端を溝に入れて針の脇まで持ってくると、、、



ありゃ、この位収まるだけの深さがあるという事は、
針の抵抗でシールが底付きしていないんだな、、、と判りました。

オイルパン側の溝はシールが入りやすかったと書きましたが、
それよりもこっちの方でシールが入りにくいのは、これが原因だと思うのですよね。



クランクシールの廻り留めの針が後ろ側にオフセットして生えているんですよね。
これ、オイルパン側は中央だったと思うので、恐らくこちらは欠陥品(苦笑)だと思うのですが、
針がシールを押しのけつつ刺さっていく際に、
狭くなっている側は押しのけられた分を逃がすのに厳しい環境となるので、
それでシールが溝の中に沈み込みにくくなっているのだろうと思うのですよね。

それがまともに入るようになれば、
クランクシャフトを取り付けてもシールの端が地盤沈下しなくなるのでは?と思ったので、
シールの切れ端を使って、どうやったら満足に入るか、色々と試行錯誤してみました。

結果、ここまで入るようになりました。



これなら文句なしですな。

ってなわけで、こないだ購入した3つのクランクシールの最後の一つを(苦笑)、
半分に切って、その片割れで再度チャレンジ。

大人買いしたのをほぼ使い切った形になってしまいました(苦笑)。

結果、、、



今回はイイ感じに入りました♪

いやはや、シールが底付きしていない事に気付けて良かったです。
ここに至るまで色々犠牲を払いましたが、まぁ、いいお勉強になりました(苦笑)。

そうすると残る問題はカット量。

この状態でクランクシャフトを取り付けて、
シールは最早地盤沈下しないだろうとは思っていたのですが、
実際にどうなるのかは蓋を開けてみるまで判らないので、
どうしてくれようか、、、と思ったのですよね。

結果、切断位置決めツールの厚みを0.8mmに調整しました。

海外のフォーラムを以前見た時にこの合わせ面からのシールの突出量は
元々の指定は0.6mmだったけど、近年0.8mmが指定されていると言っている人がいましたし、
ヘインズの指定は確か1.0mmだったので、
まぁ、0.8mmになるならばそれでいいし、
仮に少し地盤沈下するにしても、流石に今回は大きくは沈下しないだろうと思うので、
それでも0.6mm位に収まるんじゃないかと思ったのですよね。

そうそう、驚いたのはその工具でして。
ワタクシ、0.6mmで指定して製作をお願いしたのですけど、
1.0mm(なら材料が手元にあるのでそれ)ではダメですか?訊かれたのを
わざわざ、大元でそれが指定されているから0.6mmで作ってくださいとお願いしていたので、
揺ぎ無く0.6mmで出来ていると思っていたので確認もしていなかったのですが、
今日、マスキングテープを使って厚みの調整をしていて、
なんか変だなと思ったので初めて厚みを測ってみたら、
なんと、0.5mmで出来てやがりました(苦笑)。

普通、指定された寸法通り作らなきゃいけないと思うんですけど、
加工屋さんって結構いい加減なんですな。

話を元に戻して(笑)、結果はコチラ。

左側。



右側。



共に0.6mmのシックネスゲージよりも若干高い感じなので、
0.8mm位に仕上がったものと思われます。

つまり、シールが針にしっかりと刺さって、適切に取り付けられていれば、
殆ど端の部分の地盤沈下は起こらないみたいですね。

やれやれ、ここまで来るのにメッチャ苦労しました。

んで、シールなんですが、私が昔、一旦バラした時に交換したシールは
もっとふにゃふにゃで切りにくかったような記憶なので、
その記憶が正しいとするならば、その当時の素材であれば、
針の位置の不良があったとしても
今回のような問題は起こらなかったのかもしれないなァと思ったりしています。

本当はこの休み中に腰下を終わらせたかったのですが、
今日は時間切れとなってしまいましたので、
オイルパンの取り付けはまた次回に行おうと思います。

あの状態で放置するのは嫌なので、
出来るだけ早い時期にやろうと思っております。
Posted at 2024/01/04 21:00:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「E9レジストリージャパンミーティングの見学中。因みに220君、絶不調。無事帰れるか?」
何シテル?   05/18 10:31
1962年式の220SEbクーペに乗っています。 物心ついた頃からMBファンである私が (何度も買い替え出来るご身分ではないので) 最初で最後のMBに...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/1 >>

  1 2 3 4 56
7 89 10 1112 13
1415 161718 1920
21 2223 24 252627
28 293031   

愛車一覧

ダイハツ コペン ダイハツ コペン
レザーパックという奴らしいです(笑)。 プレオの不調を機に足車も楽しい車にと、購入しま ...
メルセデス・ベンツ その他 メルセデス・ベンツ その他
1962年11月生産の220SEbクーペのウエスタン物です。 前のオーナーさんによると ...
プジョー その他 プジョー その他
大学の時(92年)に買ったMTBです~。 ママチャリを買いに行った自転車屋さんで一目惚 ...
メルセデス・ベンツ その他 メルセデス・ベンツ その他
正式名は忘れてしまいましたがシティバイクです~。 暫く放置していたのでアルミフレームの ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation