ボチボチドイツのお店も年末年始のお休みが終わる頃かなぁと思う所なので、
走行中にチャージランプがぼんやり点いたり点かなかったりするのが、
何要因によるものかをハッキリさせて、
ボルテージレギュレーターが原因なら、クレームを入れようと思ったので、
今日はその調査を行おうと思っていました。
がっ、こういう時に限って大きく仕事が押して時間が無くなってしまい、
イライラMAXで帰宅し、お昼も食べずに車庫に向かいました。
んで、ひょっとしたら、ボルテージレギュレーターとジェネレーター周りに付いている、
雑音防止用のコンデンサーが何か悪さをしていたりしないかしら?と思ったので、
先ずはそれを外してみよう、、、と思いました。
本当はそれを車庫内でやろうと思ったのですが、
暗い車庫の中でやると何が何だか分からなくなりそうだったので、
会社で作業すべく、220君で会社に向かう事にしました。
今日はチャージランプの点灯状況がいつもよりさらに悪くて、
エンジンがそこそこ回っていても全然消える感じがないので、
電圧自体は出ているけれど、なんか嫌な感じでした。
で、会社に着くと、早速1つずつコンデンサーを外して行きました。
ボルテージレギュレーターのD+、DF、B+のそれぞれに1個ずつと
ジェネレーターのD+に1個の、計4個のコンデンサーが使われていました。
で、エンジン始動。
結果はチーンでした(苦笑)。
もうそれ位の作業しか出来る時間が無かったので、
失意のまま車庫に戻る事にしました。
コンデンサーを外したせいなのか何なのかは判りませんが、
会社に来るまでよりも症状が酷くなりました(苦笑)。
具体的にはアイドリング時はぼんやり、走行時はそれよりは薄っすらだったのが、
アイドリング時でほぼキーオン時の点灯状態、走行時はぼんやりという感じになりました。
でも電圧は14V位までは出ていたのですよね。
これは一体…。
で、結構暗くなってきたので、ライトを点灯させたのですけれども、
そこから状況がさらに悪化。
どんどん電圧が低下していきます(汗)。
一時は動いているのに11.6Vしか出なくなり、アカン、これじゃ車庫に辿り着けん、、、
という事で会社に引き返しました。
で、辿り着いたころにはもう夕飯時だったので、一旦自宅に引っ込んで、
夕食を食べた後に一寸お勉強。
ドイツ語のサービスマニュアルをメモ帳に打ち込んで、それをdeeplセンセに翻訳してもらいました。
いくつか点検方法が書いてあったのですけれども、その内の、、、
『メインワイヤーハーネスの青いケーブルを、
レギュレータースイッチのターミナルD+(61)から外します。
これで(イグニッションオンの時に)充電インジケータ・ライトが消灯しているはずです。
充電表示灯がまだ点灯している場合は、青色ケーブルに地絡があります。
地絡を除去するか
メイン・ワイヤー・ハーネスの青色ケーブルのルートを変更する必要があります。』
というのが気になりました。
まぁ、結局の所は、まともなレギュレーターでとにかくそこそこのエンジン回転で
チャージランプが消えればイイって事だよね?と思ったので、
会社に戻ると先ずはイタリアから買ったNOSだけどまともに発電出来なかった
ボルテージレギュレーターに交換してみる事にしました。
一応、このボルテージレギュレーターではチャージランプが消灯するのを
確認してありましたからね。
交換してテストしてみると、見事にチャージランプが点きっぱなしです(汗)。
ウソッ、やっぱり、マニュアルが言う通り、
チャージランプ線の何処かで短絡してるってこと???
んで、どうして最初から、
『メインワイヤーハーネスの青いケーブルを、
レギュレータースイッチのターミナルD+(61)から外します。』
をやらなかったかというと、ジェネレーターからのD+線とその青いケーブルが
同じ端子にカシメられていたからなんですよね。
ドイツ語のサービスマニュアルを見ると、元々は別の端子にカシメられていて、
一緒にD+にネジ留めされている事になっているので、
220君のハーネスを作ってくれたドイツのハーネス屋さんが
一寸手抜きをしていたって事のようですね(苦笑)。
それを物理的に切るのが嫌だったので、ボルテージレギュレーターを交換してみたのですが、
それで消灯しなかったからには、ぶった切るしかないな、、、って事になりました。
ところが、ぶった切ってみると、ちゃんと消灯するではありませんか(汗)。
切って損してしまいました(苦笑)。
で、ふと、ボルテージレギュレーターの交換の後からチャージランプの問題が起こりだしたから
ボルテージレギュレーターのせいかと考えて居たけど、
まさかジェネレーターが悪いって事ないよな?と思いました。
なので、あまり気が乗らなかったけれども、ジェネレーターを降ろしてみる事にしました。
で、カバーを外してブラシ交換用のサービスホールを覗いてみて絶句。
何と、ブラシが限界まで減っているではありませんか!
ブラシはバネでコンミュテータに押さえつけられているのですが、
そのバネは赤矢印の所でストップが掛かるように出来ていまして、
ご覧の通り、そのストッパーにバネが当たった状態になっていました(汗)。
これ、結構換えたばかりな記憶だったので、
それもあってノーマークだったのですけれども、
ブログ内で調べたら去年の7月に交換しているんですよね。
何故にこの短期間でこれだけ減ったの???
ってなわけで、これが原因なのはほぼ間違いなさそうな所。
ブラシを交換するのもめんどいし、
去年の11月にOH済みという触れ込みだったのにも拘らず使えない状態だったのを
整備しなおしておいたジェネレータがあるので、
この際、それに積み替える事にしました。
で、NOSのボルテージレギュレーターのままでエンジンを始動すると
見事にチャージランプは消灯。
これなら今回のボルテージレギュレーターもイケるでしょ、、、
と思ったので再度それに交換してみましたが、
接点式よりは若干厳しいみたいで、12.3~4V位までは薄ぼんやりと点いていますけれども、
それを超えれば明確に消灯するようになりました。
いやはや、ドイツにクレームを入れる前にちゃんとした原因が判って良かったです~。
しかしね、レギュレーターを交換した辺りからチャージランプがおかしくなっているという事は、
その時点でブラシの状態はリーチが掛かっていただろうと思われるのですけれども、
私、その状態で今日までに東京へ2回行っている訳なんですよね(滝汗)。
一歩間違えば、またどこかで立往生ってな事になるところでした。
元旦からレッカーなんてシャレになりませんからねぇ。
危ない危ない。
まぁ、とにかく、原因が判って、走行時のボンヤリ点灯も無くなって
本当に良かったです。
後の問題はミシュランのチューブだなぁ。