令和7年8月11日から12日にかけて熊本県を襲った記録的な大雨による被害で災害ボランティアが不足しているようなので、約3年振りにボランティア保険へ加入しまして
今朝は5:00に起床してまだ寝ている妻を起こさないように自分で弁当を作りながら朝食を済ませて出発です
快晴の中、事前申し込みを済ませておいた熊本県美里町の災害ボランティアセンターまで車を走らせて行きますが
途中にある霊台橋へ立ち寄ってみますと
発災直後緑川ダムのライブカメラに写っていた災害現場の跡が見えます
こちらは全国ニュースでも報道されていた発災直後の状況です。男性1人が巻き込まれたようでしたが、無事に救助されてなによりでした
国指定重要文化財で日本一の石橋と言われる霊台橋自体には被害が無かったようですが
美里町内では土砂崩れが100カ所以上発生していたようで、対岸も法面が崩れており痛々しい光景のままでして
道中もあちこちで豪雨の爪痕が確認できました。その後は美里町の災害ボランティアセンターへ到着したので
以前登った九州脊梁の雁俣山がよく見えるボランティアセンターで受付とマッチングを済ませたら、皆が嫌がってどうぞどうぞとダチョウ俱楽部のような状態になりがちなリーダー決めは時間の無駄なので、私が速やかに引き受けまして
ついでに資材と土砂の運搬に使用する社協の軽トラの運転も引き受けてニーズ先のある被災地へ向けて出発です。ボランティアセンターから20分ほど車を走らせて行きますが、発災直後美里町内では8つの集落が孤立していたようで
道中の路肩や法面もあちこちが崩れており、あまりの被害の深刻さに複雑な心境になりつつ被災した住宅へ到着。社協の方と一緒に家主さんへご挨拶と現地の被災状況を確認してみると、裏山が崩れて土砂が家屋の一部を突き破っており
今回のニーズは家の中と家屋の周囲に流れ込んだ土砂を全て撤去したいとの事でしたので早速作業に取り掛かりますが、比較的涼しい山地でも湿度が高く蒸し暑かったので
ボランティアセンターからは基本20分毎に休憩をと言われていましたが実際の環境はかなり厳しかったので、熱中症や脱水症状を防ぐ為に10分作業したら10分休憩へと変更していきながら
屋内外に流れ込んだ土砂を掻きだして土嚢袋へ詰めて順調に運び出しているとお昼になったので、近くの木陰に移動してランチタイムです
今日も残暑が厳しく熱中症警戒アラート発令中での過酷な環境の中で重労働になるのは分かっていたので、仕事よりも過酷な作業で熱中症にならないように
しっかりエネルギーを補給する為にも仕事中と変わらない食事にしようと朝早起きして詰めて来た弁当と、失われた塩分補給に持って来た味噌汁を美味しくいただいて
ランチ後は各地から集まって来たボランティアの皆さんと色々と話していると、車で車中泊しながら日本中を旅している方々からの旅話や日本各地での災害ボランティア活動の話題に
近くにある九州脊梁の山々の登山話や私も過去に
ぽっくり寺までを含めて8回登った事があるスーパーサイヤ爺と変態の巣窟「
3333段の日本一の石段」の話題や
バイク、ジムニー好きな方も居て、日本各地に住んでいる方々との会話がとても新鮮で興味深かったです
ランチ後は更に気温が上がってきて熱中症の危険度が増す中、徐々に体力も失われていくので声掛けなどで気配りもしつつ、水分と塩分をこまめに補給しながら皆さんで協力し合って作業を進めて行きますが
通常はリーダーが作業しながら面識のない
ボランティアさん達の身の安全なども気に掛けながらになるので自分自身の作業が進まなくなりがちなんですが、今日のメンバーは参加者全員が災害ボランティア活動経験者で各自が自主的に行動してくれていたので
お陰様で今回のボランティア活動は作業に没頭する事ができたので、スコップでは全く歯が立たない位に硬く締まった石混じりの土砂をツルハシで黙々と崩していきまして
休憩中には登山が好きな方々と遠くに見える九州脊梁山地の
雁俣山を眺めながら話していると、偶然にも各自が雁俣山や隣にある京丈山へ登っていたので驚きつつ、久し振りの登山談義が懐かしくもあり
こまめに休憩を取りながらの作業ではありましたが、結果的に1日で結構な量の土砂を運び出す事ができました
その後はボランティアセンターへ戻って軽トラと資材の返却、活動報告とニーズ継続の作業手順などの引継ぎを済ませたら
日本各地から集まって今朝ボランティアセンターで初めて会ったばかりの有志の皆さんと一緒に力を合わせて汗を流しながら
本日のボランティア活動を無事に終える事ができました
猛暑の中の重労働でしたので今日は水分を4ℓくらい補給したでしょうか?
超大量発汗でズボンまで汗びっしょりでしたので、その後はボランティアセンターで頂いた近くの温泉が無料で利用できるチケットを持参して
自宅とは逆方向でしたがボランティアセンターから数キロ西側にある道の駅「美里」まで車を走らせて
久し振りに佐俣の湯へ入湯♨脱衣所で一緒に作業した方々と再会したりしながら汗を流したら
まだまだ豪雨被害の爪痕が残る美里町を後にして帰路につきます
自宅まで2時間程のドライブですが、今日は
硬く締まった土砂の撤去作業で
一日中重いツルハシを振り回し続けたら久し振りに手にマメが出来る位に体を酷使しており
腰に掛かる負担も凄かったので、今更ながらレカロシートの恩恵をとても有難く感じながら
最後は昭和の懐メロを聴きながらのドライブで帰宅後も腰痛になる事はありませんでした
今夜は妻が出かけているので高千穂町のスーパーで買って来た見切り品の食材と思い出を肴に
呑みますかね🍺
※美里町災害ボランティアセンターでは引き続きボランティアを募集しておりますので、ご協力いただける有志の方は
こちらをご覧ください。
Posted at 2025/09/06 22:19:52 | |
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災害ボランティア活動 | 日記