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先月参加したスマートのオフ会を取材した雑誌が発売され、早速本屋へ出向き購入することに。
雑誌名は「ＣＡＲ ａｎｄ ＤＲＩＶＥＲ」。
１９７８年９月創刊の伝統あるクルマ雑誌で、略称で「カードラ」って呼んでいたね。
当時の記憶として、表紙がイラストでＦＭステーションと同じ匂いのクルマ雑誌のような印象で、画像がキレイでリーズナブルな価格だったのもあり、よく買っていた。
暫くして月２回発行だったけど、折からの出版不況で今は月１回発行に戻ってしまった。

そんなカードラを軽くページをめくり、掲載記事を確認すると他の記事を見ることもなくレジに直行 (^Q^)/
こんな大胆な買い方するのは、超久しぶりだね。
というか、クルマ雑誌を買うこと自体が、超久しぶりだわ。
レジに直行はいいけど、ふと表紙の定価を見ると、なんと７１０円 (# ﾟДﾟ)
いやぁ、恐ろしく高くなったもんだ。

先日書店で見つけた書籍。
なんと、『 軽トラの本 』 だって
またスゴいタイトルの本を出すもんだ。

著者は、『 午前零時の自動車評論 』 シリーズを書き続けている沢村慎太朗。
表現方法が好きぢゃないから、買ったことがありませんでした。
しかし、あまりにもベタな題名に反応して、チラ見してしまいました
相変わらず嫌な表現方法だけど、ここまで軽トラに入り込んだ本も珍しく、買おうかと思い値段を確認。
新書サイズなんで８００円くらいかと思ったら、なんと１,６２０円
新書が２冊買えるお値段。

いくら出版不況、自動車人気の低下といっても、このお値段は如何なものかと
これくらいボッタクリ価格にしたら、関係者一同が潤うんだろうか？
もう少し書き足して単行本なら理解できないでもないけど、それぢゃあ利益率が一気に落ちてしまうからやめたのか？
横にあった 『 営業バンが高速をぶっ飛ばせる理由 』 は、単行本サイズでページ数も多いのに１,５１２円…この値段が安く感じてしまった。

さすがに買うかどうか暫く躊躇したけど、他に軽トラを題材にした本もないし、コスパで 『 営業バン… 』 を選ぶのも変だし、買うことにしました。

で、中身はというと、さすがに自動車出版関連でも話題にも上らない軽トラなんで、私的には断片的な情報しか持ち合わせていません。
その上っ面な知識が、今回読んでよく理解できました。
よく取材して書いてるなと思います。

軽トラって農林水産業の需要が主なので、使い方が独特なのね。
軽トラの最大積載量は３５０ｋｇ だけど、実際はなんとその３倍まで耐えられように設計されているんだって
収穫期の農家にとって、目一杯積み込むのが常識。
いちいち３５０ｋｇ で持って帰ってたら、仕事にならない。
これはユーザーとメーカーの暗黙のお約束事。
と酷使されまくりかというと、日常のゲタ代わりにも使われるという極端さ。
あと面白いのは、８割近くがマニュアル車なのに、実際の運転は３速ホールドの横着運転が基本だって
そんな農家の軽トラの平均寿命は１０年と基本的に普通乗用車と変わらないけど、総走行距離はたった１万キロ程度
自転車感覚だから野晒し、脳ワックスなんで、ヤレ具合は相当なモンだろうな。
荒っぽい使われ方だから、基本的に再販はないだろうね。

しかし軽貨物運送となると、真逆になります。
ここに特化したスバル サンバーがあったということになります。

軽トラユーザーへの御法度とされるのは、今までできたことが出来なくなることだそう。
勝手に仕様変更しようものなら、もう大変なことに。
近年の大不祥事が、安全基準の見直しによるボディの変更。
前輪が前に飛び出たアレ
荷台は短くなるわ、ペダルはオフ セットするわ、ホール ベースが長くなって畦道が曲がれなくなるわで、もう散々だったらしい。
早々にまたかつてのフル キャブ スタイルに戻ったという事件。
他にも興味津々な内容が満載。
たかが軽自動車、されど軽自動車、各社の開発へのこだわりは半端ぢゃない。

今までの疑問がすんなりと解ける内容で面白かった。
面白くなかったのは価格、百歩譲って１,０００円だよ
しかし軽トラの本で一体何冊売れるんだと言われると…何冊刷ったのか知らないけど初版で終わりそうだな。
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