ガソリンを給油する際、スタンドで直接、クルマに給油するだけの人は興味ないかもしれませんが、ガソリン専用の携行缶を使う人にとっては大事な話です。
ガソリン携行缶には、給油ノズルを装着する箇所(携行缶にガソリンを給油する穴)とエア抜き用の穴の2か所あります。
その穴には、それぞれゴムパッキンが装着してあり、ガソリンの漏れを防ぐようになっています。
ゴムが新しいうちは問題ないのですが、ゴムもガソリンが付着することによって段々と劣化していき、硬化やひび割れなど劣化していきます。
見た目にはわからなくても、ゴムが痩せていき、密閉度が下がり、ジワリジワリとガソリンが漏れていくことになります。
私も5L、10L、20Lの3種類の携行缶を所有しています。
競技会などに用途に応じて携行缶を携行していくのですが、パッキンの劣化に気が付かず、車内でガソリンを漏らした苦い経験があります。
ガソリンスタンドの中でも、特にセルフなどでは携行缶への給油をしてくれないスタンドも多いので、出先では携行缶への給油をしてくれるスタンド探しも一苦労です。
スタンドで携行缶に給油してもらったときに行っていることとして、タンクキャップとエアバルブを閉めたあと、携行缶を意図的に傾けて、ガソリンが漏れないか確認するようにしています。
よくわかっているスタンドでは、この作業をやってくれますが、携行缶へ給油だけして、そのまま「はい、どうぞ」と携行缶を渡してくれるところもあるので、そういうところでは、私自身がクルマに携行缶を入れる前に携行缶を傾けて漏れチェックを行っています。
この作業で、パッキンの劣化を事前にチェックでき、もしも漏れたら、その携行缶のパッキンを交換するまでは使うことを止めるという安全策をとることができます。
先月、その作業を行ったところ、20L携行缶のタンクキャップ部分からガソリンが漏れ出したのを確認したので、すぐにパッキンを発注しました。
20L携行缶を購入したのはかなり前なのですが、補修部品が届くと、キャップ部分のパッキンも付属していました。
しかし、どう考えてもキャップとパッキンの形状が違います。
調べてみると、初期のF-52のキャップと現行のキャップは内側の形状が違っており、パッキンが乗るようになっていました。
初期はOリングだけでガソリンの漏れ止めになっていたようですが、キャップ側でも漏れ止めするように改良されていました。
後にキャップも発注して、無事、ゴムパッキンの装着も完了し、密閉度が正常になったことでガソリンの漏れは一切なくなりました。
他の5L、10Lの携行缶のキャップを確認すると、内側にゴムパッキンが装着されていたので、キャップ改良後の商品だったことがわかりました。
携行缶をお持ちの人は、Oリング、キャップのゴムパッキンなどの劣化チェックを行ってみることをオススメします。
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車ネタ | クルマ
Posted at
2019/04/09 12:59:37