
カプチーノのプラグのガイシ部分の焼けが異常に良すぎる(要するに白すぎるということ)ため、いろいろ思案していたのですが、某工場長にも相談に乗ってもらった結果、同じカプチーノでも「後期のEA21R(K6A)の部品を流用する手がある」ということになり、今日は、その部品を交換してみました。
経緯を少し書きますと、現状としては、今シーズンの途中から、いわゆる一般的な吊しのタービンキットを入れたので、ノーマルよりも出力は上がったと思いますが、燃料ポンプやプレッシャーレギュレーターまでの交換は、キットで指定されていなかったため、ノーマルのままでした。
ちなみに、エンジンも一度も割っていない(無O/H)ので、ガスケットも変更していません。
燃料ポンプやプレッシャーレギュレーターの交換指定はなくても、平成5年式の私のカプチーノ(F6A)は、恐らく一度も交換履歴はないと思うので、本来の性能は100%発揮されていない可能性も否定できません。
インジェクターは新品にしましたが、元のポンプの稼働能力が僅かでも低下していた場合、ノーマルタービンでは許容範囲内であっても、後付けタービンだと、ひょっとするとリーン状態になっている可能性もゼロではないと考えました。
そんなわけで、私は、「ココ一発の絶対的な速さよりも、マージンがあって壊れない方がよい」ので、燃料ポンプ及びレギュレーターの能力がF6A<K6Aと言われていることを信じ、それを試してみることにしました。
前置きが長くなりましが、交換手順について、今後、やってみようという方のため、記録に残しておこうと思います。
燃料ポンプの交換から書きます。
リアシート後ろの内装を外すことから始めます。
次からの作業に入る前に、燃圧を抜くため、給油キャップを緩めておく方がよいらしいです。
写真は、既に内装を外した状態で、燃料ポンプが入っている蓋がすぐに見えます。
10mmのボルトを6本外すと蓋が外れ、燃料タンクの上部に燃料ポンプの蓋がしてあるプラスビスが見えてきます。
このビスを外すと、燃料タンクから燃料ポンプを引き抜くことができるのですが、その前に、赤い矢印のある2本の燃料ホースのクリップを緩め、外します。
写真では見えませんが、併せて1箇所カプラーも外します。
あとは、ゆっくり丁寧に燃料ポンプを引き上げてあげればOKです。
写真はF6A(前期)・K6A(後期)のポンプを比較したものですが、見た目には全く違いがありません。
蓋の部分だけは、今まで付けていた方が綺麗でした(笑)
今回、予算の都合でポンプは程度の良さそうな中古を入手しましたが、今後の状況次第によっては、部品が出るうちに新品も検討するかもしれません。
ちょっとタンクの中を覗いてみると、こんな感じ(よりによって燃料フル満タン)です。
あとは、燃料タンクに燃料ポンプをに入れ、元の手順で装着すれば終わりです。
よく見ると、カプラーの色がF6Aは白だったのに、K6Aだとグレーになっていました。
続いて、プレッシャーレギュレーターの交換です。
10mmのボルト2本で固定されているだけなので、手前に引き抜けば良いのですが、Oリングが刺さっているので、少し固く感じるかもしれません。
プレッシャーレギュレーターを外したあとは、ゴミが入らないように簡単に養生しておきました。
新旧比較です。
プレッシャーレギュレーターは新品を購入しましたが、見てわかるとおり形状が全く違うため、既存の燃料ホースだと届かなくなるため、燃料ホースを別途用意しておく必要があります。
新品の燃料ホースは、かなり長いので、現物合わせをしながらカットします。
既存のホースを見ると、ひび割れがあったので、どちらにしても交換すべきモノでしたね。
燃料ホースの長さが異なると書きましたが、バキュームホースの刺さる位置も変わり、数cm届かなくなるため、バキュームホースも既存のものを使わず、長いものを用意しておかないといけません。
あとはエンジンを始動して、燃料の漏れがないか確認すればOKです。
当たり前のことですが、燃料に係る整備なので、絶対に火気厳禁です。
今日のところは、ここまで作業したのですが、一つ気に入らない箇所が出てきました。
プレッシャーレギュレーターのバキュームホースが刺さる位置が真上に向くように変わってしまったため、ブローオフの既存の配管に刺さる位置とモロに被ってしまいました。
ホースに抵抗がある状態になったため、多少逃がしてみたものの、やっぱり面白くないので、これについては、後日、対策を検討してみます。
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Posted at
2019/07/29 20:49:02