2019年08月15日
ハイドロプレーニング現象
お盆の真っ只中ですが、今日も仕事だったKAZUYAです。こんばんは。
台風10号の影響を懸念していましたが、幸い、風の影響が比較的少なく、私の地域では殆ど台風の影響がありませんでした。
10号がこれから接近してくる地域の皆さんは、引き続き、ご注意ください。
さて、本題。
風の影響は少なかったものの、雨はしっかり降りました。
クルマのガラスに撥水コートをしているので、視界の確保はできているものの、ちょうど夕方の帰宅時間帯はワイパーを最速モードにしないといけないくらいの雨量でした。
集中して雨量が増えると困ることが、道路にひどい水たまりができたり、場所によっては川になったりすることです。
そのような場所を通過するとき、決まって、ハイドロプレーニング現象が起きます。
特に曲がりの大きいカーブの先の路肩に近いところは勾配の影響で水たまりができていたり、側溝に落ち葉が堆積してオーバーフローしたり雨水が道路に流れ出したりしている箇所は、通行すると、水柱が起きるほどひどい水たまり(=川ともいう)ができていました。
まだ明るい時間帯だと、水たまりや川になっている場所を遠くから確認できるので、車速を落として走行することができますが、怖いのは夜間の走行。
水面がヘッドライトでピカピカと光って、どのくらい水たまりができているかわりにくいため、水量の予測が難しい場合が怖いです。
何も予測せずに通過すると、タイヤハウスを叩く「ドバァー!」という水の音とともに、いきなりハンドルが取られるので、焦ってパニック状態に陥ることになりますからね。
対処を間違うと、いきなりスピンしたり、タコ踊り状態になって、ガードレールや壁ドンになったり、最悪、対向車に向かっていくということも考えらます。
ハイドロプレーニング現象とは、説明不要だと思いますが、タイヤの前方から水が進入し、水の圧力によってタイヤが浮き上がる現象のことをいいます。
タイヤが浮き上がれば、突然、タイヤの接地感は失われ、ハンドル操作やブレーキも効かなくなる状態に陥ります。
高速道路でハイドロプレーニング現象が起きると、もう最悪ですね。
ハイドロプレーニング対策としていくつかポイントがあります。
まず、タイヤは溝のあるものでることが望ましいですね。
ドライ、ウェットに限らず、タイヤの溝はその有無によって命取りになるかどうかの分かれ道にもなります。
「タイヤの溝=タイヤの排水性」です。
側溝でスムーズに水が流れる状況と、排水が追いつかずオーバーフローしている状況との違いと考えればわかりやすいと思います。
運転の仕方としては、ハイドロ状態に陥ると、前述のとおりハンドル操作もブレーキも効かない状態なので、急に大きくハンドルを切ったり、慌ててブレーキを強く踏んだりしないことですね。
たとえば、FFだとハイドロプレーニング状態に陥ったとき、フロントタイヤから浮き上がり現象が起きるので、強いブレーキがかかった状態に近くなります。
その状況でブレーキを強く踏むと、ドライブシャフトがエンジンに直結しているFFは、エンジンがストールすることもあります。
ハンドルの舵も効かない、ブレーキも効かない、エンジンもストールするとなると、もうお手上げです。
運転中に気をつけることとしては、当たり前ですが、できる限り、水たまりを避けることも大事ですね。
深い水たまりに進入すると、エンジンが水を吸うとトラブルの原因にもなりますからね。
水たまりを避けることができないときには、ハンドルはできる限り真っ直ぐにして横Gをかけない状態で進入したり、水たまりに入ってからではなく、その前でブレーキングをしたりすることも大事かと思います。
今日は、久しぶりにハイドロ状態を避けられないほど酷い雨が降ったので、ハイドロプレーニング現象対策について書いてみました。
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Posted at
2019/08/15 23:49:43
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