2020年06月28日
新人・森下暢仁
2019年カープのドラフト1位で、2020年から新たに監督となった佐々岡監督からも厚い信頼を得ている森下投手が、対中日戦で開幕2度目の登板を迎え、10対3で初勝利を上げました。
初登板は、強力打線のDeNAに対し、8回まで緩急をつけた素晴らしいピッチングで0点に抑えていたのですが、9回裏抑えのスコットが1アウトも取れず連打され1対2でサヨナラ負け。
初登板、初勝利はお預けとなりましたが、登板2回目にして今日、初勝利となりました。
打線の強力な援護があったこともあり、森下投手は9回まで投げ、完投、あわや完封というところまで頑張りましたが、3失点したところで2アウトからフランスア投手と交代。
フランスア投手が1アウトをしっかりとって森下投手の初勝利となりました。
対戦相手の中日のピッチャー梅津選手も昨年ブレイクし、今年の中日ローテーションの中でも大きく期待されている投手だけに、この勝利は大きいと思います。
森下投手だけでなく、野手でいえば、堂林選手や田中選手の活躍もうれしい限り。
これまで浮沈を繰り返してきた堂林選手も本職のサードではなく、ファーストを守ったり、レフトを守ったり、後輩の鈴木選手に打撃のアドバイスを求めたりと、なりふり構わぬ姿勢で臨んでおり、その結果、ようやく今年、開花しました。
一方、田中選手は昨年、大不振に陥りました。
ベストナインやゴールデングラブ賞まで獲った選手が大不振。昨年、膝の手術を終え、今年のカープの選手会長となり、完全復活を目指しています。
見慣れた1番ショートではなく、8番ショートですが、堂林選手と並ぶホームランも第2号を放ち、復活を印象付けています。
4番鈴木選手の活躍も頼もしい限りですが、7番堂林選手、8番田中選手の下位打線が頑張り、なんとかレギュラーに定着しようとしている姿を見ると、心の底から「がんばれー!」と応援したくなります。
昨年は、タナ・キク・マル(田中・菊池・丸)のトリオの一角である丸選手が巨人へFAで移籍。
丸選手の穴埋めができず、松山選手の頭部死球による離脱やバティスタのゴタゴタ等もあり、最後まで苦しんだシーズンとなり、カープは4位に沈みました。
しかし、今年は開幕が遅れたものの、下位打線の奮起や新加入ピレラ選手等の活躍もあり、16年から18年まで3連覇した強力打線のカープが戻ってきてくれるんじゃないかと期待しています。
ハナシを森下選手に戻しますと、カープのエースナンバーでもある背番号18は、佐々岡監督から今ではメジャーリーガーで押しも押されもせぬ存在となっている前田投手へと引き継がれ、そして、今年、森下投手が18番を背負うことになりました。
18番の重責もあるかと思いますが、大瀬良投手とともに勝ち星が期待できる投手だと思いますし、キレのある150キロを超えるストレートと、落差の大きいカーブ、他にもカットボール、チェンジアップ、スライダーは大きな武器だと思います。
もしかすると、10勝も夢ではないかもしれません。
そうなると、気が早いですが、セ・リーグ新人王も夢ではない!
セ・リーグでいえば、先日、カープが抑えられた巨人の戸郷投手も素晴らしいピッチングでしたので、個人的な予想としては、セ・リーグ新人王は、カープ森下投手と巨人戸郷投手の争いになるのではないかと思っています。
そんなことを期待させてくれる新人・森下投手。
中継ぎ・抑え陣が不安なカープにおいて、先発でゲームを作ってくれる心強い新人に期待に胸が膨らみます。
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Posted at
2020/06/28 23:54:29
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