9月15日、スポーツランドTAMADAで開催されたJAF中国ジムカーナ選手権第6戦に参戦。
前日の14日に助手席側のパワーウインドウが作動しなくなるというトラブルが発生し、なんとか動ける状態まで直してドタバタで行きました。
現地でもパワーウインドウのトラブルはなく、他にもトラブルなく走りきり、自宅まで無事、辿りついたところまでは良かったのですが・・・
昨日、朝、ちょっとクルマを動かそうと思ったら、クラッチペダルを踏んでもスカスカ。
「あっ!コレ、(ケーブルが)切れたわ。」
実は、少し前にバルクヘッドのところからワイヤーの状態をチェックしたことがあり、いつか切れるかもしれないと思い、ケーブルだけは注文しておいたんですよね。
それが、まさか走りきった翌日、ガレージ内でエンジン始動一発目に切れるとは・・・。
競技中はもちろん、移動中でもケーブルが切れたら不動車(怖)。
前日のパワーウインドウトラブルについては「前日にこんなトラブルが起きなくても」と思いましたが、ケーブル断線については、「よくぞ、ガレージ内で切れてくれた!」と褒めてやりたいと思いました。
ガレージ内で運良く切れたとはいえ、バルクヘッドのところにワイヤーがひっかかった状態で摘出するにも一苦労。
ミッションケース横のところからケーブルをハズしていき、2箇所あるフックを外し、バルクヘッドのところの10mmのボルト2本を外すところまではスムーズに行きました。
問題はクラッチペダルのフックにひっかかったケーブルの先端部。
作業するにあたって、室内でイナバウワーは確定。
タダでさえ狭い車内なので、ハードトップとシートも外し、少しでも作業スペースを確保し、ペダル付近を下から覗ける姿勢で潜りこめるような状態を作りました。
ココで大苦戦することがわかっていたので、応援を呼び、作業を手伝ってもらいました。
コレ、一人で作業すると、慣れている人であればともかく、かなりしんどいです。
切れたケーブルの先端を摘出後、新しいケーブルを装着するにあたり、悩んだ結果、クラッチの土台ごと外し、上部のスペースを確保。
サポートはバルクヘッド側から垂らしたケーブルを保持してもらい、その間にクラッチレバーの先端フックにケーブルを引っかけます。
そこで、土台を押し戻そうとすると、せっかく引っかけたフックからケーブルが外れてしまうんですよね。
そのため、エンジンルーム側でケーブルを保持した人間が、ある程度テンションをかけ、ケーブルがフックから脱落しないようにしてもらうと、上手くいきました。
土台は12mmのボルト1本とナット2個の3箇所で固定されているので、それを固定するまではケーブルを保持してもらうと安心です。
一人で作業すると、せっかくフックに引っかけたのに脱落してイライラMAXになると思いますので(^^;
一番の難関、フックのひっかけが終わると、ケーブルが元々通っていた箇所を通し、2箇所にフックに引っかけ、ミッション側を固定すれば作業は完了です。
何はともあれ、室内の作業が最難関だと思います。
内装などが残っている車両だと、更にスペースが狭く、かなり難易度も上がると思います。
ケーブルが断線する兆候としては、クラッチを踏んだとき、ゴリゴリとワイヤーが擦れるような感じがしたり、踏力が一定でなかったり、同じようにペダルを踏んでいるのに切れが悪くなったりする感じがします。
クラッチ自体の摩耗等もあるため、すぐに断定は難しいかもしれませんが、一度、バルクヘッド側の10mmのボルトを外し、その部分の点検はしてみた方がよいと思います。
恐らく、切れるとすれば、被覆に覆われていないこの箇所だと思いますので。
そして、ワイヤーのほつれなどが目視確認できれば、私のように、「まぁ、いつかやろうか」とのんきに考えるのではなく、すぐに交換した方が良いです。
あとは、部品が廃番になったら終わりなので、まだこの兆候が出る前に、交換しておく方が一番、安心だと思います。
出先でなったら・・・もしも、高速運転中に切れたら・・・そう考えると、予防整備をしておく箇所だと思いますね。
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カプチーノ | クルマ
Posted at
2024/09/17 19:57:48