2023年10月末に左手小指を複雑骨折し、あれから1年半。
手術を3回受け、今日までリハビリにも定期的に通い続けました。
1年半もリハビリと診察を受けていたので、時間もお金もかかりましたが、今日でリハビリは終了。
術後、初めて固定具を外し、リハビリを開始したとき、自分の手指とは思えないほど力が入らず、指の曲がる角度も浅い状態だったので、「このまま指がずっと曲がらないなんかな・・・」「ハンドルを握ることも難しいかもな・・・」と気持ちが沈んでいました。
それでも、通院時のリハビリ以外に、時間があれば根気強くセルフリハビリを繰り返していたことで、曲がらなかった指が少しずつ曲がり始め、全く力が入らなかった小指に少しずつ力が入るようになってきました。
通常、リハビリは150日間という一定のルールがあるのですが、主治医がリハビリの効果を認めることができれば、リハビリの継続も可能です。
この150日間というルールは、保険の絡みで平たく言えば、儲けが減るので、その基準があるらしいですが、それでも、患者も治療費と診察代を支払わないといけないので、最近では、私のように続ける人は少ないらしいです。
そして、リハビリを行う主担当医からは「ここまでストイックにセルフリハビリをした人いないですよ。1,000人以上の患者さんを見てきましたが、トップアスリート並みで、セルフリハビリの鬼でしたね(笑)」と言われました。
私の場合、「また競技生活に戻りたい!」という思いがあったので、その目標がなかったら、続けられなかったと思います。
今日、現時点でのレントゲン撮影を行ったところ、間接部の骨が随分再生していましたが、粉砕して変形した骨片は、やっぱり隙間が埋まっていませんでした。
指の形がスッとまっすぐな形へと元通りになるためには、更に骨を削り、靱帯も切断して、リハビリを繰り返し、更に靱帯再建手術を受けないといけないため、リハビリ開始後、一定期間を経過した頃から、見た目よりも機能優先という考えを選択。
また、リハビリによる機能改善は、一時的なものでは改善せず、地道な繰り返しが大事なので、ホント、患者のメンタルが重要。
そして、リハビリのゴールは、「もう、コレでいいや」という諦めによる妥協なのか、それとも「ここまでやりきった!これ以上はホントにどうにもならないので、この状態で上手に付き合っていく」という一定の達成感を持っての終了なのかで、最終形態は大きく変わると思います。
しんどい期間でしたが、私は「後者」であったと思っています。
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Posted at
2025/03/10 22:43:36