昨年11月に3台まとめてジャッキのOHをしたのですが、シリンダーからオイル漏れを発見。
ジワジワとオイルが漏れ始め、次第にジャッキの上下動に支障が出るようになりました。
ということで、先日、オイル漏れ修理のためのジャッキメンテを実施しました。
ジャッキのシリンダーからのオイル漏れの原因として考えられるのはパッキンの適合。
シリンダーの分解をした際、既設のパッキンの再使用はせず、新たに銅パッキンに打ち替えたのですが、直径25mmはジャストサイズだったのですが、問題は内径。
内径が大きすぎると、ベアリングボールが浮いてきて、それで圧が逃げていきました。
ベアリングボールが収まる穴を上手い具合に塞ぐパッキンが実は重要ということをジャッキのOHで学びました。
それであれば、ちょうどよいパッキンを探せばいいだけということなのですが、コレがなかなかないし、どのサイズがちょうどよいかわからない。
もう一つ問題があるのが、ステンワッシャーや平ワッシャーだと、厚みが2mmといったものが多い。
一度試して失敗したのは2mmのM8サイズのワッシャー。
コレなら穴も塞いでいい感じだと思ったのですが、それだと圧が逃げてしまいます。
パッキンが多少潰れることで密閉されるので、固いワッシャーだとそれが機能しないということも学びました。
ということで前回は1.5mmの銅ワッシャーを選択したのですが、内径不適合で圧が逃げてジャッキが上がらない。
「それなら作るしかない!」と思い、銅板からパッキンを作成を決意。
まず、銅板に銅ワッシャーの外径と適合するように罫書き。
厚み1.5mmの銅板は、金切りバサミである程度正方形にカットし、銅板をワークベンチで挟んで、タケノコドリルでM12くらいまで穴を開けて切削。
オイルが漏れた銅ワッシャー(1.5mm)、平ワッシャー(2mm)、作成した銅ワッシャー(1.5mm)を並べてみると、既製品と比べれば真円は出ていませんが、漏れなければ大丈夫と信じて作業を継続。
シリンダーを元に戻し、エア抜きをしてジャッキの上下動を確認後、オイル漏れもないことを確認できて一安心。
続いて同系統の赤ジャッキも同様にパッキンを作成。
黒ジャッキと同様にパッキン作成とOリングを打ち替え、エア抜きも完了してメンテナンス終了。
今回も助っ人が来て、作業の補助をしてくれたので、助かりました♪
教訓として、ジャッキOH時、ピストンとリリースバルブのOリング打ち替えは行っても、シリンダーはできるだけ分解しない方がいいということも学びました(笑)
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ガレージ | クルマ
Posted at
2025/03/13 21:23:57