2008年05月23日
許せない!車上荒らし&自動車窃盗(後編)
昨日に引き続き、後編です。
2007年の自動車盗難ワースト1は、「ハイエース」と書きましたが、何もミニバンだけが自動車盗難のターゲットではありません。
例えば、ハリアーRAV4などのSUVも、悪い意味で盗難率の高さでは上位に位置していますし、当然、高級セダンも狙われています。
また、近年、車の質感が大幅に向上し、場合によっては積載能力、室内スペース、質感、エンジンのパンチなど普通車以上のポテンシャルを発揮する軽自動車も盗難率も年々被害が増加しています。
近年、高級車の盗難率が下がったのは、車両に装備されている盗難防止のセキュリティが高まったからに他なりません。
具体的な理由は、車両盗難に備えて、高級車にはイモビライザー(エンジンキーと車の電子的な照合が合致しなければ作動しない車の盗難防止システム)が標準装備されている場合が多いため、人の乗っていない車のウィンドウを割ったりして車内に入り、合鍵を使って逃走するなど従来のやり方が使えなくなったためです。
しかし、高級車でセキュリティが万全だからといって安心できません。
イモビライザーがあったとしても、エンジンがかかっているときは、このシステムも意味を成しません。
「エンジンがかかっているということは、ドライバーが車内にいるということなので、安心なのでは?」とお思いでしょう。
今から書くことが、このシステムを逆手にとって考え出された手口だといわれています。
信号待ちで停車中に、後ろから軽く追突。
追突されたら、誰だって頭にきますし、一言文句でも言ってやろう、その後、クルマから降りて車の損害状況を確認しよう、と思うでしょう!?
・・・それが、思う壺なんです。
その心理に付け入って、ドライバーがクルマから降りた瞬間、追突した車の近くに隠れていた仲間が、ぶつけられた車に乗り込んで、盗んで逃げてしまうのです。
追突した車も一緒に、その場からトンズラ。
こういうパターンで狙われ易いのは、やはりレクサスなどの国内高級車や外国の高級車だそうです。
一瞬の出来事に唖然とし、逃走車両のナンバーさえ確認するのを忘れることと思います。
我が家のクルマは、そういうセキュリティシステムとは無縁のクルマばかりですが、他人から見たらボロでも所有者にとっては大事なクルマです。
こういうニュースを見聞きするたび、カー用品店で盗難防止システムの前に足を止めて苦慮しなけければならないなんて、つらいですよね・・・。
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Posted at
2008/05/23 21:22:02
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