
所謂ハイグリップタイヤと呼ばれるタイヤは、グリップ力の高さの恩恵を受ける代わりに、減りも早いというのが一般的。
その類いの新品タイヤのトレッド面を爪で押したことのある人であればわかる話です。
ハイグリップタイヤといっても、その幅は広く、各メーカーの最上位に位置するスポーツタイヤをそう呼ぶことが多いのですが、メーカーによって、その特性は違います。
縦のグリップが強いタイヤ、夏場や連続周回など熱ダレが起きにくくグリップが持続するタイヤ、低温時から発熱しやすくグリップが期待できるタイヤ、低温時や雨に強いタイヤ、ピークグリップはそれほどでなくても、縦横のグリップバランスがいいタイヤ、グリップ力が高く雨にも強いのになかなか減らないタイヤなど様々。
この分類を見ただけで、「あ、それ、あのタイヤのことを言っているな」と想像できる人は、いろいろなタイヤを試したことがある人だと思うので、共感してもらえると思います。
その分類に、コストの要素が加わり、性能に対してのコストが高い・低いで、総合的に何を重視してタイヤを選ぶかはユーザー次第となっているハズです。
さて、前置きが非常に長くなりましたが、今日の本題はシバタイヤTW280。
低コストの割に、ハイパフォーマンスというのは、もう浸透していると思います。
ちなみに、ココでは、コンフォートを狙っているワケではないので、ロードノイズがどうのこうのという要素は除外です。
上記の分類でいえば、ザックリいえばシバタイヤTW280は、縦横のバランスが良く、コスパが良いタイヤ。
でも、苦手な部分もありますが、使ったことがある人は知っていると思いますし、マイナス評価は、ココでは割愛します。
特に「コスパ」の面でいえば、購入価格が安いというだけでなく、実は減りにくいというのも高いポイントかと思います。
サーキットでの連続周回にマッチするTW200の方ではないため、連続周回はしていないので、その評価はできませんが、ジムカーナに限定すると、想像している以上に減らないんですよね。
コレは、装着している車両が軽量なクルマ(ビート)だからタイヤへの負荷が少ないということもありますが、他のクラスでコレを履いている人に聞いても、同じような回答が返ってくるので、概ね間違った解釈ではないと思います。
そして、極端にショルダーをガシガシ減らすような走り方(セッティングも含む)をしなければ、キレイに減っていきます。
実はこのタイヤは5年モノで、「もう終わらせよう」と思い、
先月のスポーツランドTAMADAで開催されたGCUPに履かせて行ったのですが・・・
しぶとく(?)まだ使えそうな感じ(^^;
実は、シバタイヤの軽自動車サイズは、正直、普通車サイズのタイヤと比べてお買い得感が少し薄れるのですが、これだけ遊べるのなら、十分アリなタイヤと思いますね。
物価高で一度タイヤの値段が上がると、もう、値下げはなく、上がる一方なので、お財布と相談しながら遊ぶためにも、性能とコスパのバランスは無視できないですね。
Posted at 2025/06/25 22:53:11 | |
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