2016年03月24日
今日、「警察庁が高速道路の最高制限速度を一部の区間で120km/hへ引き上げる」というニュースがありました。
現行では、100km/h(トラックは80km/h)。
制限速度の基準を設定したのは、1963年に日本初の高速道路である名神高速道路が開通して以降らしいです。
最高速度の引き上げの対象として想定するのは、次の要件を満たす区間としています。
1 見通しが良く設計上の想定速度が120キロであること。
2 事故の発生が少ないこと。
3 実勢速度が100キロ以上であること。
4 渋滞の発生が少ないこと。
個人的な意見とすれば、1960年代の頃と比べて、クルマの性能が上がっているわけだし、速度制限の引き上げはいいことなんじゃないかと思います。
ただ、まぁ・・・アレですよ。
あえて苦言を呈するならば、クルマの性能が上がった分、ドライバーのお手手はどうなの?
正直、ドライビングスキルのアヤシイ人が、どんどん増えていっているような状況の中、もしも事故を起こすと、より重大な事故に発展するじゃないかと思うわけです。
そもそも事故リスクが高まるともいえるかもしれませんが・・・。
ドライビングスキルのアヤシイ人が増えている理由は、クルマの性能が上がる一方で、ドライバーが考えなくてもクルマが勝手に判断してくれるような時代なので、ドライバーのスキルが向上しないばかりか、低下しているといっても過言ではないと思うからです。
自動で車庫入れやブレーキサポートをはじめとしたドライバーをサポートする機能・・・
しまいにゃ・・・「やっちゃえ、◎産!」みたいな(笑)
人間をダメにするから、「やっちゃわない方がいいんじゃない!?」と私は思いますけどね。
自動車って言葉を聞くと、私は「自分(ドライバー)が動かすクルマ」と思いたいけど、どうも「(ドライバーの意志は関係なく)機械が自分で動くクルマ」って流れが加速しているように思えてなりません。
クルマってそんなもんなん?
アナログ人間の私にはわかりません。
速度制限を上げるというニュースをみたとき、高速道路ですぐ後ろをビタビタにして走るクルマのドライバーがいる現状を考えると、怖いと思うのは私だけではないハズ。
「もしすぐ目の前のクルマが、突然急ブレーキ踏んでも、回避できるのか?」
「パニックブレーキでクルマが突然、暴れたとき、その速度でクルマをコントロールできるのか?」
リスク上等~!で接近フォーメーションで走るのがお好きな人には、そう問いたいです。
排気量に任せてアクセルをただ踏むだけなら誰だってできますが、危険回避やコントロールっていうのは誰でもできるわけじゃないですからね。
気が付けば、苦言だらけになってしまいましたが(笑)、自分の意志でクルマを動かし、いざというときには自分のスキルで危険回避するって人ばかりなら、120km/hも大賛成なんですけどね。
ムリして120km/h巡航(=120km/h指定速度)しなさいって意味じゃなく、あくまでも制限なんだから、今までどおり100km/hで走ってもいいわけですから。
Posted at 2016/03/24 19:21:03 | |
トラックバック(0) |
車ネタ | クルマ