新品パッドと新品ブレーキローターであれば、悩ましいことはないのですが、今回は研磨ローターと中途半端に使っているブレーキパッドの組み合わせ。
救いなのは、ブレーキパッドが偏摩耗していなかったこと。
ちなみに先日、ブログに書いたとおり研磨したのはリア側のローターだけなのでフロントは特に問題なし。
ただ、今回の慣らしは、ブレーキローターやキャリパーのサビ落としのついでに、耐熱塗料を塗布しているので、どちらかといえば、慣らしの主目的は、ブレーキローターのパッド当たり面に付着した塗料の切削。
ブレーキローターの当たり面に本来は塗料が付着してはいけないので、それを回避するやり方としては2通り。
●ローター当たり面のところをマスキングして塗装する。
●ローター当たり面に飛散した塗料をゆっくり慣らし運転をしながら削る。
最初の方法も考えたのですが、マスキングが面倒なので私は後者を選択。
ただ、後者を選ぶと、当然、ブレーキパッドとブレーキローターの間に余計な塗膜が入るため、正しい制動力が確保できません。
マスキングしないのであれば、できる限りローター当たり面に塗料が付着しないように塗装することも大事ですね。
そんなわけで、先日、試走してみたところ、クルマを動かしてすぐは、予想通り全くブレーキが効かない(笑)
例えるならば、強烈なエア噛み状態に近い感じ(笑)で、塗膜によってパッドがローターに食いつかず滑っていることがハッキリとわかります。
このことを知らないと、本当に大変なことになりますので、一応、触れておきます(^^;
ガレージからクルマを出して、ゆっくり移動。
ポンピングブレーキを繰り返し、徐々にブレーキローターのパッド当たり面に付着した塗料が削れてくると、ブレーキタッチに手応え(=足応え)を感じるようになってきます。
ブレーキローター研磨、耐熱塗装、スライドピンのグリス打ち換え、パッドスプリング交換、ブレーキフルードの交換まで済ませているので、ブレーキローターのパッド当たり面に余計な塗膜さえなければ、概ねいつものブレーキタッチに戻ります。
15分くらいブレーキの慣らし運転をした後、帰宅してブレーキローターの状態をチェック。
フロントローターは、パッド当たり面にほとんど塗料は残っていません。
リアローターは、まだ塗料が部分的に残っていました。
もうしばらく慣らし運転をしないといけないようです。
Posted at 2016/09/23 19:45:23 | |
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