2016年09月30日
こんなことを聞いたことがありませんか。
「クルマは10万km走ったら、ボチボチ買い替え時」
昔と比べれば、各社、コスト削減に努めながらも製品の精度が上がっているので、私は「10万km走ったからといって、全然問題ないでしょ!」と思います。
ただし、「全然問題がない」というのは、定期的に必要なメンテナンスをしてあることが前提にはなります。
それにイマドキのクルマはよく出来ていると思いますし、コスト削減を徹底している割には、ゴム製品などの品質が物凄くよくなっていると思います。
驚いたのが、インマニなどが樹脂製品に代わっていること。
インマニなどが樹脂製などになっているのを初めて見たとき、熱害等の影響を受けて「コレ、ホンマに大丈夫!?」と思いましたが、大丈夫らしいです(^^;
もちろん、耐久性は金属製よりは劣ると思いますが、いかにゴムや樹脂製品の品質が向上しているかよくわかる事例だと思います。
なんでこんなことを書いたかというと、ここ数年、私が耳にしなかったのですが、とある人から「そろそろ(愛車が)10万越えそうなんだけど、どう思う?」と私に尋ねてきたからです。
「どう思う?」の含みは、「そろそろ買い替えた方がいい?」それとも「まだまだ大丈夫と思う?」ということなのですが、私は相手が答えてほしかった内容とは違う質問で返しました。
「そのクルマにまだ乗りたいんですか」
私はクルマ好きなので、そういう発想になるのですが、クルマを単なる移動手段としてだけ見ていないので、「そのクルマに乗り続けたいかそうでないか」は重要な判断材料になると思うのです。
乗り続けたいなら、修理箇所があっても直して乗り続ければいいと思います。
それに、新車から10年くらいのクルマなら修理部品がなくて困るという旧車的な悩みもないと思いますから。
あとは、修理内容次第では高額になるかもしれませんが、その金額を払ってでも乗り続けたいかそうでないかでも分かれてきますね。
結局、私の逆質問に対するその人の回答は「まだ、乗りたい」
オイル交換だけはコマメにしているということと、ディーラーへ定期的に点検に出しているとのことだったので、「それなら、十分乗れますよ」と回答しました。
加えて、冬季の塩カリも気にしている人なので、ボディの錆に対して無頓着な人と比べればかなりマシだと思います。
細かいことを言えば、10万kmも走行すると、新車のコンディションは徐々に失われていることは間違いないし、ブッシュやボディがヤレて軋み音が聞こえてくるとか、ドアの開閉がなんとなく悪いとか、パワーウィンドウの作動音がだんだん大きくなるとか、まぁ~いろいろあると思います(笑)
私なりの結論になりますが、信頼できる整備工場やディーラーで「定期的にメンテナンスをしているクルマであれば、10万kmは問題なし」と思います。
ただし、定期的なメンテナンス(油脂類交換など)以外の消耗品がいろいろと出始めてくるので、今までとは少し内容の異なる予防整備(たとえばゴム類、電装関係など)に努めれば、12万、13万・・・15万km・・・と乗り続けることができるのではないかと思います。
流石に20万km越えくらいのクルマになると、いろいろと故障ともオーナーは付き合っているハズ(笑)
その「域」になると、修理代をある程度惜しまない愛情だけでなく、「あ、この音はアソコが何かおかしい?」と察知する経験値も必要でしょうし、故障をネタにできるくらいの度胸も必要になってくると思いますね(笑)
Posted at 2016/09/30 17:04:11 | |
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