
今日は、先日、中国地区ジムカーナ第1戦に参加した際、オフィシャルから指摘を受けた4点式ベルトについて書きます。
一般的にシートベルトといえば、標準装備されている3点式のものを指すと思います。
モータースポーツをしている人にとって、レーシングハーネス(ベルト)といえば、「4点式ベルト」もしくは「6点式ベルト」をイメージし、アイボルトに後付けのベルトのフックを引っ掛け、肩から胸の辺りに位置するベルトをギュッと引っ張るアレとわかると思います。
そのレーシングハーネスなのですが、ビートにしてもカプチーノにしても普通のタイプと比べ、余り流通していない2シーター用を選ばなければなりません。
もっとも、通常の長さのベルトの後方をグルグルと巻いて長さ調整して使えなくもないのですが、やっぱり無駄に長いベルトも微妙なので、2シーター用を選ぶ方が無難になります。
私は、値段の安さ・・・というか予算の都合ですが、某オクで中古の4点式ベルトを購入したのですが、ベルトのバックル部分がカチッと差し込むタイプのものを使っています。
ビートにはウィランズ、カプチーノにはサベルトを常備させているのですが、いずれもカチッと差し込むタイプ。
これまで何ら問題なく、使えていましたが、冒頭で書いたように、その4点式ベルトについて、オフィシャルから指摘を受けました。
「このカチっと差し込むタイプのベルトは、今はワンタッチのターンバックルタイプじゃないとダメなんですよ。今日のところは4点に純正の3点を着けて走るようにしてもらえますか。」
指摘を受けるまで全く知りませんでした。
というか、「JAFのモータースポーツ規則をちゃんと読んどけ!」という話なのでしょうが、昨年は全く指摘を受けなかったことなので、それこそノーマークでした。
Bクラスだからという訳ではないのでしょうが、即失格ということにもならず、今回は指摘された状態で走らせてもらえましたが、次までにはどうにかしないといけません。
勉強のために、モータースポーツの規則をみると、私が参加しているBRKクラスが属するスピードB車両規定にも「安全ベルト」の項目に次のように記載されてありました。
すべての車両にFIA公認安全ベルトの使用を強く推奨する。
4点式安全ベルト等(フック式、固定式)を追加装備する場合、安全ベルトは、ワンタッチ式フルハーネスタイプとし、第⚔編付則「ラリー競技およびスピード競技における安全ベルトに関する指導要綱」および下記条件に従うこと。
1)既設の安全ベルト(3点式等)を変更することなく、4点式安全ベルト等に取付けられているフックを用い容易に既設の安全ベルト取付け装置に着脱できる構造の4点式安全ベルト等を追加装備すること。
2)4点式安全ベルト等は競技走行中のみ装着することが許される。したがって、それ以外の通常走行時は既設の安全ベルト(3点式等)を装着すること。
3)安全ベルト装着による乗車定員変更を行う場合、各運輸支局等において乗車定員変更のための構造等変更検査の手続きを行うこと。
コレはJAFの競技会に参加する以上、「安全に関することはきちんとやりなさい。」ということなので、従うしかありません。
この話は、走行会や草イベントには今のところ関係のない話なので、このブログを読んで、「すぐにレーシングハーネスを買い換えないといけない」とは思わなくていいと思いますが、安全に関することなので、そこはあくまでも自己判断で。
私もこれまで使っていたものを捨てるには惜しいので、草イベントなどではこれからも使う予定ですが、公式戦だと、ターンバックルのレーシングハーネスを別途用意しないといけなくなりました。
真面目にやるとなると、お金かかりますねぇ・・・。
JAF国内競技車両規則2018年 第3編 スピード車両規定
↓
http://jaf-sports.jp/assets/img/regulation/2018regulation_speed.pdf
(覚書:B車両規定P465)
Posted at 2018/03/16 20:43:56 | |
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