
後編では、前日練習の金曜日から自身の走りを振り返ります。
金曜日の練習会であった360ターン。練習走行一発目では、何も問題なくバチッと出来ていたのに、2本目から某メーカーのタイヤラバーが舗装に乗り始めたためなのか、急激にサイドターンがやりにくくなっていきました。
私の気のせいかと思いましたが、他のドライバーも似たようなことを口にされていたので、某メーカーのタイヤラバーの影響は少なからずあると認識。
荷重移動や陀角などで見直しを図りましたが、うまくいかない・・・。
全ドライバーが苦戦しているかと思いきや、全日本ドライバーはそれでも回している。
どういう状況でも自分の仕事をこなせる人は、ホントにすごいと思いました。
それとは別で、薄々感じていたサイドブレーキの効きの悪化。
事前練習会より前にはキッチリ効いていたサイドが徐々に悪化。
道具のせいにはしたくないので、土曜日の公開練習中も試行錯誤しましたが、やっぱりうまくいかない。
気が重い状態で迎えた本番の日曜日。
サイド不調対策として「できることはやろう」と思い、当日整備に係る申請(前日に車検を受けているので、許可なく勝手に整備をしてはいけません)を技術本部へ提出し、ブレーキのエア抜き等の作業を行いました。
「もう、ココまでやったら、後はなるようになるだけ」と思いつつも、サイド不調の件をガレージよしだや吉田さんに相談すると、状態を見ていただいた上でアドバイスをいただき、結果、かなり改善されました。
吉田さんから明確なアドバイスをいただいたことで気分的に楽になり、本番に臨む気持ちもより前向きになりました。
公開練習では1か所だったサイドターンセクションも、本番では複数あるだろうと期待(?)していたのですが、受付でもらったコース図を見て、びっくり。
えっ!?
超ハイスピードの点については、公開練習コースを踏襲していますが、本番コースでは一部短縮され、また、最後のスラロームセクションもパイロンが1本減り、率直な感想は淡泊。
120台を超すエントリー台数を進行していくためには、複雑なコースを設定すると時間が足りないことになるので致し方ないとは思いますが、嫌だったのがコースレイアウト的にパワー勝負の傾向が強まったこと。
こちらができることは、ボトムスピードを上げることと、ミスはしないこと・・・くらいしか思いつかない。
やるべきことは、いつも通り、「自分の納得のいく走りを目指すこと!」
迎えた本トライ1本目。
仕様変更を繰り返してきたJICの足も、今回の仕様変更で一番扱いやすいものとなり、より積極的にアクセルを踏んでいけました。
問題は、完熟歩行中では考えていなかった余計なシフトチェンジを行ってしまい、リズムを崩したこと。
タイムは1分14秒566でクラストップでしたが、パイロンタッチに救われ、生タイムは、まるわらさんに約0.9秒離されている。
歴戦のツワモノである遠征組にはミスをして勝てるほど甘い相手ではないので、ノーミスは必須だったのに・・・。
気を取り直して2本目。
吉田さんには「楽しんで!」と言われましたが、楽しむ余裕はなかったなぁ(笑)
スタートして最初のコーナー旋回後、すぐにサイドターンセクションあたりで(前走車の影響による)土煙が視界に入り、「え?トラブル!?赤旗出た!?えっえ!?旗出ないけど、そのまま行けってこと!?」と心の中では一瞬、躊躇しましたが、ココで意味もなく停車してはいけないので、そのまま構わず全開走行。
中間計測を抜けるまでの前半セクションは、私なりにやれることはやれたような気がします。
タイムは中間計測まで辛うじてトップタイム。
問題はパワー勝負となる後半セクション。
ロングストレート通過後、S字を抜けるまではアクセル開度も高めでキープできたので、「よし!」と心の中で叫んでいたのですが、コース中央あたりで、クルマが少し流れてしまい、姿勢作りのためロス。
そのロスが最終的にタイムに響いたのかなと思います。
結果は、前半ではトップタイムで逃げていたのに、その僅かな貯金も失うほど後半セクションで巻き返しを食らい、コンマ6秒差で2位・・・(ちーん)。
でも、こういう画が撮れたことは記念になりました♪
それでは、納得のいく走りはできたか?
動画を見返す度に思うことはやっぱりありますが、あの状態の中では、今、私が持っている少ない技術の中で精いっぱい走ったかなと思います。
それでは、結果には満足しているか?
満足・・・していないですね(笑)
やっぱり地元TAMADA開催だったということもあり余計に悔しい。
走りの内容にも結果にもこだわらないといけないのが、全日本なのかなと終わってみて余計に思いました。
私としては、そんな感じで悶々とする反省動画です(笑)
車載撮影も全日本ジムカーナでは許可申請が必要でしたので、ちゃんと提出しました。
今回は、悔しさの記録(爆)のために、外撮りと車載を合わせて残しておこうと思います。
【1本目 1分14秒566】
【2本目 1分14秒468】
最後になりますが、運営のためご尽力された玉田社長、スポーツランドTAMADAスタッフの皆様、オフィシャルの皆様、関係者の皆様、素晴らしいイベントをありがとうございました。
足のことで絶大なサポートをいただいているJIC工場長様、ブレーキパッドのことでお世話になっているWinmax様、現地でも気にかけてくださったWinmax社長、本当にありがとうございました。
また、オイルのことでお世話になっている広島高潤様、現地でもサポートをいただいたガレージよしだや吉田さん、本当にありがとうございました。
土日2日間、朝早くからサポートをしてくれたてっつんさん、ガンメタパンダさん、2人のおかげでドライビングに集中でき、初めての全日本ジムカーナを楽しく過ごせました。
本当にありがとうございました!
いろいろな方々のサポートや応援があって、初めての全日本ジムカーナ体験を無事、終えることができました。