
昨日に引き続き、サポートやスカラシップについて書きます。
前編では、広島高潤、JICとのことを触れましたので、後編では、WinmaxとDUNLOPとの関係から書いていきます。
Winmaxを使い始める前は、ジムカーナ用のパッドとしては、長い間プロジェクトμを使っていましたが、ガレージよしだやの吉田さんが「Itzz使ってみる?」と言われたのをきっかっけにItzzを使い始めました。
ブレーキは、クルマがパワーアップするアイテムではありませんが、クルマを止めるためではなく、クルマを曲げるためにも必要なアイテムであり、ペダルタッチの相性は軽視できません。
そしてジムカーナでは絶対に必要なサイドターンをする上で、リアがキッチリとロックするかどうかも大事です。
逆に、リアはロックするけど、フロントもロックするというものもダメです。
パッド選択前、吉田さんから運転の仕方やペダルフィーリングを尋ねられたので、感覚で答えたところ、「フロントとリアはこの組み合わせで行ってみよう」と勧められるままに決定しました。
結果的には、推薦された仕様のままビートもカプチーノも走っているのですが、Itzzの良いところは、ドライバーの好みに合わせて、いろいろな組み合わせができることです。
↓
http://itzz.jp/p/pad_r_001.html
Itzzからのサポートのきっかけについては、吉田さんから「Winmaxへ協賛企画書を送ってみたら」と言われたため、私自身の向学のためと思い、企画書を作りました。
審査のための時間だったのかよくわかりませんが、結果通知が届くまでに、それなりに時間がかかりました。
待っている間、「別に仕事でやってるわけじゃないので、ダメならダメと早く言ってくれたらいいのに」なんてことを思っていたら、吉田さんから「結果通知が届いたよ」と連絡が入ったので、ガレージよしだやへ向かいました。
通知書には、2019年度の特別協賛登録選手と記載されていました。
全日本ドライバーのようなフルサポートという扱いではありませんが、吉田さん曰く「コレ、結構、いい扱いになっているよ」と言われたので、軽く考えていたらいけないなと、そこで思うようになりました。
DUNLOPについては、カプチーノに履かせるタイヤを選択する際、ボディを無加工で履けるタイヤサイズであることと、お財布に優しいタイヤという消極的発想がスタートでした(笑)
カプチーノでは長らくダンロップのタイヤを履いていたので、周囲から「スカラシップ出せばいいのに」と何年も前から言われていました。
実はビートにはBSのタイヤを履かせていたので、ビートでは赤、カプチーノでは黄色のタイヤというように使い分けるのもどうかな~という思いもあり、躊躇していました。
それが今年に入り、ちょっとしたご縁からダンロップのスカラシップを取ることになりました。
ダンロップスカラシップチャレンジ2019
↓
https://mos.dunlop.co.jp/scholarshipchallenge2019
ザックリ書くと、地区戦や全日本に参戦し、その成績に応じてポイントを獲得し、ポイント数によってタイヤに還元されるという仕組みです。
サポートとスカラシップでは立ち位置が異なりますが、共通しているのは競技後に参戦報告書を提出しなければならないことです。
それも速やかに報告書を作成して郵送しなければならないため、半ば仕事のようです。
私でいえば当日の走行動画のURLも報告書に書いていますので、報告書を作成する前に動画を編集&UPということもやらないといけないため、イベントが終わってからといって一息つく間もありません。
「サポートを受けているから、羨ましいねぇ」とか「スカラシップでタイヤもらえるからいいねぇ」といった声もときどき耳にするのですが、恐らくそういう人たちは、報告書を提出しなければならないということは知らないのだと思います。
サポートやスカラシップは、「何かモノをもらえるからいい」ということではなく、有償・無償関わらず、パーツを提供していただいているという立場にあり、なおかつ、そのパーツに対して走りで貢献しないといけないということを忘れてはなりません。
前編から書いている、「信頼」「信用」は、走りで何らかの成果を残すというだけでなく、きちんと報告書を出すということを繰り返すことで、少しずつ培われていくのだと思います。
1年間この作業を繰り返し、振り返って思うのは、正直、公私ともに忙しいときもあり、報告書を作って送る時間もないようなときでも、やらないといけないと思っていたため、ちょっとしんどかったですが、それ以上にやりきったという達成感の方が大きいです。
サポートやスカラシップ制度は、私の感覚では大変な面もありますが、やりがいもある仕組みだと思います。
興味がある人は挑戦してみると、モータースポーツの新たな楽しみ方を発見できるかもしれません。
大して速くないのに、クルマが派手になると、速そうと思われたり、凄いドライバーが運転しているんじゃないかと思われたりと過剰な期待をされるプレッシャーもあります(笑が、そのプレッシャーをバネにして、これまで以上に、私自身が納得のいく走りを目指すようになりました。
来シーズンのことは、公私ともに全く未定なので、モータースポーツの目処も今のところたっていませんが、仮に今シーズンのモチベーションを続けることができるのであれば、再びチャレンジしてみようと思います。
Posted at 2019/12/04 23:07:13 | |
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