2020年11月19日、スズキは燃料タンクやヘッドランプに不具合があったとして、ワゴンR、アルト、ラパン、ハスラー、スペーシア、OEMのキャロル、フレア、フレアワゴン、フレアクロスオーバーの主力9車種の約105万のリコールを国土交通省に届け出ました。
対象車種は、2013年12月2019年4月の期間に製造されたもの。
アルトでいえば、一世代前のHA25の終盤から現行のHA36アルト。
燃料タンクのトラブルとはどういうことかというと、燃料タンクの不具合箇所が原因でタンクが変形し、燃料残量警告灯が正常に作動しなくなる恐れがあるというもの。
何らかの圧力がかかってタンクが変形するのかと思いましたが、最初に見つけた記事だとよくわからないので、他の記事によると、次の写真にあるように燃料蒸発ガスホースに不具合があるとのこと。
リコールって、余り良い印象を持たれない人も多いと思いますが、私は、工業製品で常に全く欠陥のないものを作ること自体が困難だと思っているので、リコール対応してくれるならイイと思っています。
イマドキ、某メーカーのように隠蔽して後から取り返しのつかないしっぺ返しを食うことを考えたら、リコール出した方が得策ですからね。
ところで、イマドキのクルマの樹脂製のものが増えているようですね。
樹脂製の燃料タンクを採用する理由は、鉄製と比べて錆びないことや、鉄製と比べて形状の自由度が効くということではないかと思います。
もちろん、軽量化にも貢献できるかもしれません。
形状の自由度が効くということは、室内スペースを最優先させることができるのは大きなメリットですよね。
でも素人考えでいえば、鉄のように錆びなくても、ガソリンの透過性は問題ないの?
飛び石やヒット等による耐衝撃性は問題ないの?
ということが気になります。
ガソリンの耐透過性については、内壁にそれに見合うコーティング等を施すことで対応しているのだと思いますが、耐衝撃性となると、相応の厚さが必要となるでしょうから、余り軽量化にはならないのかも・・・とも思うワケです。
まぁ、調べていくと、そんな素人考えの心配は要らないような構造になっていることはわかりましたが、もっといえば、燃料タンクそのものが不要になる時代が間近に迫っています。
EVです。
まもなく、「え?ハイブリッドはおろか、未だにガソリンを燃やして走るクルマにしがみついてるの?」って言われる時代が来るんだろうなぁ・・・と思います(笑)
元ネタはこちら
↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/66d10e84278b176966a1040f88f27b30869878bd
Posted at 2020/11/19 22:06:36 | |
トラックバック(0) |
車ネタ | クルマ