2021年10月28日
先日、ヤクルトがセ・リーグ優勝を決め、昨日、オリックスがパ・リーグ優勝を決めました。
共に2年連続最下位チームでヤクルトは6年ぶりの優勝。
オリックスについては25年ぶりの優勝。
ヤクルトはともかく、万年Bクラスだったオリックスの25年ぶりの優勝は、ファンは歓喜したと思います。
2016年、カープが25年ぶりに優勝したとき、私も涙したので、オリックスファンの気持ちはよくわかります。
セ・リーグでいえば、阪神も優勝のチャンスがあり、ヤクルト、阪神共に最後まで目が離せない戦いをしていました。
パ・リーグもオリックスとロッテの戦いは壮絶だったと思います。
優勝するチームには、鍵となる選手が必ずいます。
ヤクルトでいえば打線を牽引した若干21歳の4番村上選手の他、復調した山田選手、ベテランの青木選手を筆頭に外国人選手も活躍し、破壊力抜群の打線がありました。
弱点とされた投手陣もベンチのマネジメントが光り、大型連敗を回避していました。
オリックスは、打でいえば吉田選手、投でいえば山本選手の2枚看板がありましたが、他との差が大きくチーム力として見劣りしていたところがありましたが、今年は吉田選手の他、杉本選手がブレイク、福田選手や宗選手も2割台後半でいい仕事をし、T岡田選手もいいところで打っていました。
投手でいえば、18勝で防御率1.89という驚異的な成績(共にリーグ1位)を残した山本投手、13勝で防御率2.51(共にリーグ2位)の宮城投手の2人がいたことは大きいですね。
山本投手にいたっては、前述の18勝、防御率1.89、奪三振206で三冠。
強力なバッターが多いパ・リーグの打者相手にこの成績は異常です。
こんなスター選手がいてもチームとして勝たなければ優勝はできません。
カープでいえば、打率3.18でセ・リーグ1位の鈴木選手、3.14で2位の坂倉選手もいて、セ・リーグ1位のチーム打率2.62を誇るのに得点圏では点が入らないのは選手というより采配に問題があるのではないかと思っているファンは少なくありません。
カープの選手は、オリンピック代表に選出された選手の中にカープの選手は4人(鈴木・菊池・森下・栗林選手)いて、怪我で辞退した會澤選手も含めれば5人もいたことを考えれば、選手層は決して薄くはないハズ。
絶対的王者として4年連続日本一となったソフトバンクで指揮を執られた工藤監督が今季限りで退任。
今年は主力選手の怪我による離脱、オリンピックやコロナによりキューバ勢が不在になったこともあり苦戦したと思いますが、理由はともかく、惜しまれながらも「敗戦の責は将が追うもの」と退任されました。
一方、2016年から2018年まで3年連続優勝後、3年連続でBクラスを走っているカープ。
そのうち、2020年・2021年と2年連続結果を残せなかった佐々岡体制。
今シーズンは、試合を見ていても、何かしかけてきそうな予感もないし、足を使った野球も期待が持てない(2021年のチームトップの盗塁数は9)。
ピンチのタイミングで登板したセットアッパーは、高確率で追加点を獲られ、そのままズルズルと連打されることもしばしば。
よくわからない継投や、どう考えてもバッテリー有利のカウントからスクイズのサインを出し、案の定、失敗するなど采配も後手対応でファンはイライラ。
他球団のように積極的にトレードをしたり、外部から優秀なコーチを招聘したりするなどの補強をしないカープ。
カープは、来季も佐々岡監督に続投要請し、球団の要望を受託したようです。
来季こそ、2軍でしっかりと選手の育成を図りつつ、選手任せではなくいしっかりとしたベンチワークを見せて欲しいです。
Posted at 2021/10/28 22:38:05 | |
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