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2021年12月11日 イイね!

モータースポーツを始めたい人のためのチョット役立つ話Part3~ドラポジ&日常の運転~



「チョット役立つ話」と銘打っていますが、モータースポーツを始めたい人のために書いていることなので、基本的な内容になります。

今日は、あらためてドライビングポジション(ドラポジ)と日常の運転で気をつけると運転が変わることについて書きます。



まず、ドラポジについて。

一昔前までは雑誌でそれらの特集が組まれることもありましたが、今の時代、動画で「ドライビングポジション」と検索するだけでプロドライバーがそれに触れている動画にヒットすることができます。


動画で検索した方がてっとり早いと思う人は、スルーしていただいて結構です。



動画で見れば一目瞭然のことを写真と文章で書くという原始的な説明をしますが、よろしければご覧ください(笑)




ということで、次の写真をご覧ください。

 



 


私がYouTubeに公開した動画を切り取った2枚です。


クルマは違いますが、両方の写真に共通しているところがあります。




それは、ステアリングのトップ(12時)に持ち手が行ったときにも肘が若干、曲がっていることです。


ステアリングを持つ基本の位置は、9時45分とか、10時10分とかいろいろありますが、その基本位置からステアリングを握り替えずに回していったとき、12時の地点で若干肘が曲がる余裕があることがポイントになります。


当然、シートの着座位置は腰と背中を密着させていることが絶対条件です。



その着座位置で、上記のようにステアリングを回していったとき、12時の地点で肘が伸びきってしまうならば、シートをもう少し前にしたり、リクライニングを起こしたりして調整します。


フルバケットシートの場合だと、リクライニング機能がないため、シートの取り付け位置を変更したり、ステアリングをディープタイプにしたりするといったことが必要になります。



何故、この位置にこだわるかと言いますと、ステアリングを回すのに肘が突っ張っていたらしんどい(特に重ステ)からです(笑)。


ちょっと想像してもらいたいのですが、重たい大きな円形のゲートバルブ(水栓)などを回すような状況にあるとき、肘が伸びきった状態の方が力を入れやすいですか。

それとも少し肘が曲がっていた方が力を入れやすいですか。



水関係の設備の仕事をしている人なら説明不要と思いますが、後者ですよね。



実際、肘が伸びきった状態だと、素早く正確なステアリング操作をすることが難しいし、カウンターを切らないといけない場合も体の反応に遅れが出やすくなります。


必要なときに、必要な力を入れやすい肘の曲がり(遊び)は、ステアリングの持ち手の位置がどこにきても力が無理なく入りますし、素早く正確なステアリング操作をする上でも必要なことだと思います。


ペダルも同様に遊びがありますよね。


各ペダルに遊びがあるように、アクセルペダルやブレーキペダルを踏み込んだときに、膝が伸びきるようではダメです。

特にクラッチも奥まで踏み込んだときに膝が伸びきっているような着座位置だと、クラッチを踏み切れていない可能性もありますし、それによってギアを傷める恐れも出てきます。


肘や膝の曲がり=「遊び」が大事な理由がそれです。



これを踏まえていくと、今までの着座位置からシートレールを思った以上に前に移動させないといけなくなる人もいると思います。



悪い例で、ふんぞり返って体を斜めにして腕が伸びきった状態で運転している人(特にV◎P系)が昔はよくいましたが(今もいるのか!?)、アレって正しいドライビングポジションを知っている人から見れば、メッチャ、ダサイです(笑)


本人は「俺ってカッコイイ!」と思っているのかわかりませんが・・・。



それと、モータースポーツを始めてみたいという人で、まず、いないと思いますが、内掛けハンドルは絶対ダメです(笑)


重ステで内掛けハンドルをしていて、突然キックバック・・・手首ポッキーナです(笑)





そして、ここからがまとめになりますが、ドラポジを見直したら、それを普段から実践することです。


シートバックが起きた状態に慣れない人は、普段からとっさの状況になったときに反応できない姿勢で運転しているということになります。



ステアリングの回し方は、押して回す、引いて回す、送りハンドル、できるだけ持ち替えないなどいろいろありますが、ここでそれに触れるとハナシが長くなるので割愛しますが、モータースポーツをやるなら絶対にやめた方がいいのは、内掛けハンドルです。


あともう一つ。

自分の意図する位置までステアリングを切ったら、どのくらい自分のクルマが曲がるのか、またジワッと横Gを抜きながら・・・という感覚を養うのであれば、シュルシュルハンドルもやめた方がいいです。


ステアリングを切ったあとに手を離せば、クルマは直進状態に戻ろうとし、ステアリングが自動的に回転して元の位置に戻ろうとします。

そのとき、手の中でシュルシュルとステアリングを滑らせるやり方は、どのくらい蛇が切れていて、どのくらい戻したいかという操舵感覚は養えません。





ドラポジ、ステアリング操作など、普段の運転をしているときから意識していれば、自然と体に染みつき、スポーツ走行の場面においても、当たり前のようにできるようになると思います。



そういう意味でも、普段の運転についてちょっと気をつけるだけで、モータースポーツに生かせることってたくさんあると思います。


Posted at 2021/12/11 21:34:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車ネタ | クルマ

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