2021年12月12日
チョット役立つ話シリーズ・・・そろそろチョット書くつもりでも結果、長文になるので、そろそろ疲れが見え始めているKAZUYAです(笑)
こんばんは。
さて、Part1からPart3までクルマ選びやドライビングポジション、日常の運転で気をつけることなどを書いてきましたが、Part4ではクルマへの最低限の装備について触れてみます。
クルマ本体については、前にも書いたとおり、チューニング推奨ではなく、スポーツ走行に耐えられるように整備をしてあることを前提とします。
とはいえ、初めての人がどこまでの整備をしていたら大丈夫なのかわからない可能性もありますから、サーキット走行経験者、モータースポーツ経験者に相談すると良いと思います。
できれば、相談相手も、パーツをどんどん付けることを推奨するような人ではなく、まずは走ってみようって人の方がいいですね。
参考材料として、タイヤとブレーキパッドだけ触れておきます。
どうしても「曲がる、止まる」ことに関して、この2点は無視できませんから。
タイヤですが、何を選んでよいかわからないということであれば、スポーツラジアルに位置づけられているタイヤを買っておけば、まず間違いはありません。
国産タイヤ(2021年12月現在)のBSでいえばRE71RS、YHでいえばネオバ、DLでいえばZⅢとか、まぁその辺ですかね。
アジアンタイヤでも国産タイヤより安くて、性能も遜色ないタイヤもあります。
これは、それらを選んでおけば無難ということであって、絶対に推奨というワケではありません。
ハイパワー車であれば、ある程度、グリップ力のあるタイヤを選んでおく方が安心だと思いますが、最初からタイヤのグリップ力に頼った運転になる可能性もあるので、初めはクルマの基本的な挙動を理解するための練習も兼ねていると考え、セカンドグレードのタイヤをオススメしたいです。
国産のBSでいえばアドレナリン、YHでいえばフレーバ、DLでいえばDZ102あたりです。
間違ってもジムカーナのPNクラスで履かせる競技用のBS/RE12D、YH/A08BやA052、DL/03Gといった超ハイグリップタイヤを最初に選んではいけません。
今のPNタイヤはラジアルタイヤにカテゴライズされていますが、Sタイヤと遜色ないグリップ力で、まず、初心者が使いこなせませんし、それらのタイヤを選ぶ場合、クルマもトータルでセットアップしておく必要があるからです。
タイヤだけ異常にグリップ力があっても、グリップ力が高すぎて、クルマによっては(真面目な話)旋回中に横転するリスクもあります。
そういう意味でも、タイヤのグリップ力任せに走るのではなく、そこそこグリップするけど、荷重移動をせずにステアリングだけ切って曲がろうとしたらちゃんとアンダーも発生するくらいのグリップ力の方が良いと私は思います。
ピークグリップがトップグレードのハイグリップタイヤより低いからイマイチではなく、そのグリップ力に合せた丁寧なアクセル・ブレーキ・ステアリング操作を行う必要があるのでセカンドグレードは、スキルアップにはオススメしたいんですよね。
値段もトップグレードに位置するスポーツラジアルタイヤよりも安いですし(笑)
グリップ力に満足できなくなったら、次はグリップの高いタイヤを買おうという方がスキルアップの順序としては望ましいと思います。
次にブレーキパッド。
どこのメーカーのどれが良いかは、ここではあえて触れません。
最初は1台分◎万円までと予算を決めて、予算の範囲内で収まるメーカーとブランドから選べばよいと思います。
ただ1点注意して欲しいことがあります。
ブレーキパッドの製品紹介を見ればわかりますが、ローター適正温度という記載があり、この温度域の下限温度が100℃~というモノは止めた方がよいです。
温度域が高い方が全て良いのではなく、その領域で使いこなせる走行状況にないと、その温度域以下は効きが悪いということなので、返って危険です。
100℃~900℃のようなレーシングパッドは、耐久レースのような周回を重ねる場合には有効でしょうが、ちょっとタイムアタックをやってみようとか、ジムカーナのようなブレーキの1発目から効きが欲しいような状況下では全く合いません。
選ぶ一つの参考として、普段乗りにも使うクルマでしょうから、ストリートからサーキットというような表示のパッドで大丈夫です。
そのタイプのパッドの場合、ローター適正温度も0℃~400℃、0℃~500℃のようなモノが多いと思います。
それらの温度域でホントに十分ですし、街中でも使用するワケですから0℃からちゃんとブレーキが効くというのは大事なことです。
周回を重ねてブレーキパッドがフェードする前に、オイルや水の温度が耐えられなくなると思いますから。
タイヤとブレーキさえスポーツ走行に耐えられる状況にあれば、あとは、クルマに積載するモノを装備しなければなりません。
STEP1
□ヘルメット(半キャップではなくジェットかフルフェイス)
□グローブ(軍手は滑るのでダメ。イボ付軍手も引っかかりすぎてダメ)
□運動靴
□長袖、長ズボン
STEP1の装備は最低限用意しないとコースで走らせてもらえないと思いますので、コレは準備しましょう。
ヘルメットの値段はピンキリですが、初めは4輪用の高いヘルメットでなくても、2輪用のモノでも大丈夫です。
2輪用でもJIS規格であればJAF公認の公式戦に参加することもできます。
STEP2
□エアゲージ
□十字レンチ&トルクレンチ
□テープ類(養生テープやマスキングテープ)
STEP2の装備は、限りなくSTEP1に近い装備なので、そろえておきたいですね。
現地で整備をしなくても、エア圧のチェックくらいは自分でやりたいですし、エア圧の違いでドライビングに違いが出ますから、最初は安いものでもよいので揃えたいところ。
あとは走行前にホイールナットが適正トルクで締まっているかチェックするためにもトルクレンチは欲しいですね。
エア圧チェックとトルクチェックはマストと言っても過言ではないです。
テープはゼッケンの固定、トランスポンダーなどを固定するのに必須アイテムです。
STEP3
□工具
□その他
STEP3からは実際に体験すると、アレも必要、コレも必要となってきますし、経験者に聞くと、あんなものもあれば便利・・・と装備しておきたい幅がどんどん広がってくると思います。
FF乗りだと予備のドライブシャフトを用意する人もいます(笑)
「まずは、やってみよう!」という気持ちで最低限必要な装備を揃えていけば良いと思います。
Posted at 2021/12/12 21:42:46 | |
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