昨夜のうちに溶けた雪が凍るだろうと予想していましたが、今朝の通勤途中の峠道は、まさにガリガリの路面でした。
アイスバーンの上にうっすら白い雪が乗っているところは、見た目にわかりやすいので気をつけるのですが、難しいのがブラックアイスバーン。
路面が濡れているのか凍っているのか遠くから見ただけではなかなか判別できません。
そんなときにオススメなテクニックは、後ろにクルマがいないことを確認して、少し強めにブレーキを踏んでみる。
そのとき、水を弾く音がすれば濡れているし、シャーと氷の上を走っているような音がすれば凍結路面と判別できます。
もちろん、超低速度で走るような場合はそんなテストをしなくても良いと思いますが、それなりの速度で走るときには有効です。
私のクルマにはABSがついていないので、路面が凍結していれば、少し強めにブレーキを踏むだけで簡単にブレーキがロックします。
ブレーキロックしたらペダルを離して人間ABSをすれば大丈夫です。
・・・大丈夫です、とは言っても初めての人は難しいと思いますけどね(^^;
一般の人は「止まらない!」と思ったら、強くブレーキペダルを踏みつけることしかできないですから。
今のクルマは誰が運転しても安全指向で、ありとあらゆるサポート機能が装備されていますから、クルマが滑るという経験をしたことがない人の方が圧倒的に多いと思います。
万一、ブログタイトルに期待した人がいれば申し訳ないのですが、明確にこうすれば「簡単に雪道を克服できる」という方法はなく、結局、クルマが滑ることへの恐怖心の克服も含めて、雪道は慣れることしか方法がないんですよね。
滑ることへの恐怖心を軽減させる近道をあえて書くならば、雨のジムカーナ走行は有効だと思います。
ジムカーナ練習ができる広場のあるサーキット等へ行き、路面μの低い雨の日にパイロンを置いて旋回してみるだけでも、クルマが思うように動いてくれないということと「クルマが滑る」ということを体感できます。
とはいえ、その方法も敷居が高いと感じる人が少なくないと思うので・・・、ではどうするか・・・。
安全性の高いスタッドレスタイヤ(溝がないタイヤ、溝があっても硬化したタイヤは不可)を履き、更に万全を期すならばチェーンも装着。
渋滞を避けるため人の少ない時間に出発し、自分のペースで走る。
この2点が、最も現実的かと思います。
毎朝、ゆるやかな登り坂で停車しているクルマを見る度、「もう、そろそろ学習しようや・・・」とため息が出ます。
毎年思うのですが、よくそんなタイヤで勝負かけようと思ったなぁと思う人たちの自信がどこから沸いてくるのか不思議でなりません。
たぶん、自信ではなく、過信か慢心なんでしょうね。
Posted at 2022/02/18 21:24:21 | |
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