2022年10月04日
昨日、ヤクルト村上選手が56号ソロホームランを放ち、世界の王55号超えで、日本人最多記録をついに更新。
最終戦のしかも最終打席でそれを達成するなんて、まるで「千両役者!」。
プロ野球記録でいえば、上には同じくヤクルトに在籍していたバレンティン選手の60本しかなく、首位打者、ホームラン王、打点王の3つのタイトルを獲得し、令和初の三冠王にも輝きました。
プロ野球で三冠王が誕生したのは18年ぶりで、22歳での達成は史上最年少。
「あと1本が欲しい」と本人が誰よりも欲していたでしょうし、周囲からのプレッシャーも当然あったでしょうから、それを乗り越えて、達成する偉業は言葉では言い表すことができませんね。
DeNAの入江投手が投じた151キロのストレートも当たった瞬間に「あ!これは行った!」と誰にも思わせる会心の一撃でしたし、今、打った瞬間にホームランとわかる打球を打てる日本人スラッガーの中でもダントツだと思います。
ヤクルトファンでなくても、応援していた人は多いと思いますし、私もその一人でした。
さて、今日の本題。
そんな脚光を浴びまくる選手がいる中、この時期にやってくるのがプロ野球選手では避けて通れない引退。
引退は自分の引き際を自分で判断し、体の限界を感じてグラウンドを去ることですが、やり切ったという充実の表情を見せる選手もいれば、感謝の言葉とともに涙を見せる選手もいて、様々。
引退とは別な形で去就を迫られるのが「戦力外通告」。
年齢でいえば、30代どころか、20代半ばの選手もいます。
ドラフト1位で指名されたにも関わらず、1軍での出番もほとんどないまま表舞台から消えていく選手もいます。
ここ数日、「え!あの選手が!?」と来季のチーム構想から外れて戦力外という通告を受けたベテラン選手が多くみかけます。
ソフトバンクでいえば松田選手、中日でいえば平田選手などチームの一時代を築いた選手です。
野球選手でいえば、30代となればベテランと呼ばれますが、社会に出れば30代はこれからの世代。
人によっては結婚して、子どもが生まれてまだ小さい頃かもしれません。
そんなときに「君、明日から会社来なくていいから」と言われるのですから、自分に置き換えて考えれば、たまったものではありませんよね。
華やかに思える世界でも、選手としてのピークはそれほど長くはないプロ野球選手。
一瞬の打ち上げ花火のように終わらず、ケガをしないで長く活躍できる選手は、ほんの一握り。
今年活躍しても、来年には新しくドラフトでルーキーが入ってきますし、チームメイトと同じポジションを争い、勝ち取らないといけない厳しい世界。
また、某◎人のように、ようやくポジションを勝ち取ったかと思ったら、他チームからFAで引き抜いてきた4番打者や外国人でどんどん補強して、更に「運」の要素も味方にしてポジションを勝ち取らないといけないチームもあります。
活躍していた頃を知っている選手が引退したり、戦力外となったりしていくニュースを見ると、感慨深いですねぇ。
Posted at 2022/10/04 21:02:42 | |
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