2023シーズンのラジアルタイヤの行方が見えてきました。
11月30日、JAFスポーツに掲載された2023年全日本ジムカーナ選手権のタイヤ銘柄が発表。
これまでPNタイヤとして位置づけられていたタイヤは使用不可となり、一般的なスポーツラジアルタイヤが指定されることとなりました。
2022シーズンまでのPNタイヤの場合、BSだとRE-12D、DLだとβ10、YHだとA08Bといった感じです。
YHだとA08Bが登場した経緯により、A052はB車(車検が通る車両)でも履けるラジアルタイヤと位置づけられ、地方選手権によっては履くことができる地域もありましたが、中国地区ではPNクラスはアリでもB車のクラスではナシでした。
タイムアタッカーに大人気のタイヤなので、A052はそのまま販売されることになると思いますが、全日本ジムカーナではナシの区分となるようです。
では、どの銘柄が指定されたかというと、BSの場合RE-71RS、DLだとβ11とZⅢ、YHだとAD09といった感じです。
詳細は次のURLのとおりです。
↓
https://motorsports.jaf.or.jp/regulations/announcement/notice/2022/20221130
地方選手権のタイヤ規定は全日本ジムカーナ選手権の方針を踏襲すると思いますので、その流れとなるでしょうが、こればかりはフタを開けてみないとわかりません。
ココで注目すべきはDL。
これまでの一般的なラジアルタイヤを上限としているのかと思いきや、DLが謎のβ11というタイヤを投入してきました。
「何、どうゆうこと!?」と思っていたら、12月5日、住友ゴム工業(株)がハイグリップスポーツタイヤ「β11」を新発売と報道。
↓
https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2022/sri/2022_085.html#new_tab
ほうほう、どんなパターンなんだ!?と思ったら・・・
あら?β10と同じパターン(笑)
釜形は一緒だけど、タイヤの内部構造やコンパウンドの変更によって新しいタイヤとして生まれ変わるのだと思います。
サイズは7パターン・・・。
おーい、軽で履けるサイズがないんですけどー(滝汗)!
あぁ・・・それで、β11でカバーしきれないサイズはZⅢを履けというワケね(ちーん)。
RE-71RSやAD09と勝負するにはZⅢだと「流石にちょっと・・・」ということでβ11が開発されたのだと思いますが、全日本ジムカーナだと、主力となるロードスターを含め、普通車のみがカバーされた状態となっています。
ということは、ここ数年、私が願い続けたZⅢの後継タイヤは出たけど、軽はその選から漏れたということになりました(悲)
地方選手権では軽のクラスはありますが、全日本では併催がある場合しかないため、そもそもターゲットにされていないのはわかりますが、2023年2月に発売を予定されている段階では、悲しい結果になってしまいました。
DLユーザーでβ11にシフトする人たちも、2023年2月発売予定ですから、地方選手権の第1選までにセッティングも含めて間に合わないと焦っている人たちも多いのではないかと思います。
私の立場としては、軽のままDLで今後も走るならば、わずかな願いとして、β11のラインナップが増え、軽クラスもカバーしてもらえることを期待するしかないですねぇ・・・。
Posted at 2022/12/06 20:30:12 | |
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