2023年01月19日
先日、2023年1月分の電気代の請求書が届きました。
我が家の1月分(12月12日~1月11日)の電気使用量は1,647kwhで、61,347円。
請求書を見て「6万~!?」と思わず声を出してしまいました。
1年前の2022年1月の電気使用量は今月の使用量を大きく超える1,929kwhだったのに、45,691円。
光熱水費は私の口座から自動引き落としとなっているので、自分の財布が傷まない家族は、そのことを伝えても「ふ~ん」って感じで無関心ですが、当事者は結構、キツイものがあります。
かといって、特別に節電対策をしているワケではないのですが、光熱水費の中でも特にウエイトの高い電気代の記録を取っていくと、ホンキで節電を考えたくなる実態がありました。
毎年、我が家の電気代は、1月~3月は電気使用量が増え、この3ヶ月間だけで10万円近くかかっていましたが、令和3年度頃から燃料調整額の値上がりが顕著になり、令和4年1月から3月の3ヶ月間で、14万円近くに値上がりしていました。
令和4年度には燃料調整額が更に値上がりし、令和4年12月と令和5年1月だけで電気代が10万円を超えました。
モノであれば「●万円したけど、このモノを買えた」と対価を実感できますが、電気代は形が残らないのに、いつの間にか値上がりされているので、言い方はよくないですが、搾取されている気分デス。
それもそのハズ!
燃料調整額の単価が令和4年5月の時点で3.90円/kwhだったのに対し、令和5年1月の時点で15.02円/kwhで、約3.85倍!!
10,000円だったモノをわずか数ヶ月でシレっと38,500円になっているワケですから、流石に酷すぎます。
燃料価格の変動や為替レートの影響を電気料金で調整するのが「燃料調整額」ですが、ガソリン代で例えるならば、1年も経たないうちにレギュラー160円/Lから3.85倍の616円/Lへと値上がりしていることと同じ。
流石にこんな価格でガソリンを販売をしていたら、社会が麻痺しますネ。
記憶に新しいのが、2022年12月に中部電力、関西電力、中国電力、九州電力がカルテルを結んだことで、公正取引委員会から課徴金納付命令案の通知を中国電力が受けました。
課徴金の額は707億1500万円。
結果、中国電力は来年3月期の連結業績予想を過去最大の2097億1500万円の赤字に下方修正。
令和4年11月、中国電力は家庭向けの規制料金の値上げを国に申請したばかりで「課徴金は電気料金の値上げには反映させない」としていますが・・・
果たして・・・!?
中国電力としては、「燃料調整額への反映とは違う」ということでしょうが、毎月上昇し続けていつ燃料調整額は、何を持ってそんなに調整しているんだと言いたくなります。
電気代に余り関心がない家庭でも、流石にこれだけ値上げすれば「なんか電気代高くない?」と気づくと思います。
気になるのが、中国電力を除く上記の中部・関西・九州の各電力会社への課徴金。
課徴金の計約1,000億円のところ、内訳は蓋を開けてみれば、中部電力に約275億円、中国電力に約707億円、九州電力に約27億円
そして、関西電力は、なんと・・・全額免除!?
全額免除の関西電力と、売り上げ規模が最も少ない中国電力が最大の約707億円って・・・。
この辺は、電力会社各社の力関係のような気がしてなりません・・・。
小市民ゆえに、電気代の高さを調べていくと、イヤな現実を知らされました。
皆さんも、一度、電気料金の請求書を前月比でも良いのでチェックしてみることをオススメします。
Posted at 2023/01/19 20:32:20 | |
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