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今日は、カープ対ファイターズムの交流戦。

先発はカープ大瀬良投手に対し、ファイターズは広島の広陵高校出身の上原健太投手。




投手戦になることを予想したとおりロースコアの戦い。


3回裏、ファイターズの松本選手に「その厳しいインコースを打つか！？」という素晴らしいバッティングされ、2ランホームランにより大瀬良投手が失点。


その後も毎回ランナーを出しながらも粘り強く投げ、6回まで115球を投げきりました。



カープは4回表に堂林選手のタイムリーヒットで1点を返しましたが、以降は両チームともチャンスがありながらも0行進。

特にファイターズは毎回出塁しつつも、大瀬良投手の力投により抑えられたので、ココで崩れればゲームは突き放されたと思います。


7回裏にリリーフとして大瀬良投手から栗林投手に交代。


栗林投手はソフトバンク3連戦の第3戦に中継ぎとして登板し、3失点して負け投手になったばかり。


新井監督は、いずれは栗林投手をクローザーとして戻したいと考えているのだと思いますが、完全復調をじっくり待つ感じで中継ぎとして今日も登板させました。


同じ1回を守るとしても、守護神としての立ち位置と中継ぎとではプレッシャーが違うので、そこは選手を大事にしたいという新井監督の思いが伝わってきます。


7回を無事、0点で抑え、迎えた8回表のカープの攻撃。


ファイターズのセットアッパーは、鉄腕宮西投手。


1番菊池選手はサードゴロで1アウト。2番野間選手は空振り三振で2アウト。

1・2番打者を軽くいなした宮西投手にとって、ココで一つ勝負の分かれ目があったと思います。

3番秋山選手の打球がセンター方向に打った打球が、ショート上川畑選手のグローブの下を抜けていきました。


コレが捕球されていたらそのままカープに流れはこなかったと思います。

続く4番マクブルーム選手は四球で出塁し、2アウト1，2塁。

続く5番の西川選手がしぶとく粘り、レフト前に流し打ちのタイムリーヒットを打ち同点。

ピッチャーは宮西投手から玉井投手に変わりましたが、6番上本選手の代打として松山選手が登場し、更にレフト線へタイムリーヒットを打ち、ついに逆転。


その前の7回にリリーフとして登板した栗林投手が抑えていたので、3年目にして初めて勝ち投手の権利を取得しました。



デビューした2020年からクローザーを任されていたので、セーブはあっても勝ち投手の権利に巡り会うことはなかったため、意外にも初勝利でした。






8回の2者連続タイムリーヒットが決定打になったと思いますが、その他にもカープに流れを引き寄せた要因があったと思います。


エスコンフィールドのグラウンドになれていないカープの選手が、守備面でエラーがなかったこと。

そのため、守備面でもセカンド菊池選手を筆頭に、ファーストはマクブルーム選手をＤＨとして堂林選手、ショートに矢野選手、サードに上本選手という守備力に重きを置いたのだと思います。

一発を狙うならば、サードは林選手の方がいいかもしれませんが、現状の守備力では毎試合ミスをするので、ロースコアの試合ではそれが致命傷。


守備面では安心できるスターティングメンバーだったと思います。


もう一つは、カープのキャッチャーからは毎試合盗塁されるところを、會澤選手も坂倉選手も盗塁を阻止したのは大きいです。



とにかく、そんな中で栗林投手がプロ入り3年目で初勝利。





今年は島内投手もセットアッパーとして活躍しているので、昨年よりは「投壊」しているイメージは減りました。



栗林投手の完全復活で、かつてのカープのように「投手王国」と呼ばれるときが来てくれると嬉しいんですけどねぇ･･･。