外車には無縁と思っているので、余り関心がないのですが、最近、アルファロメオ4Cというぶっ飛んだクルマがあることを知りました。
2020年に生産終了されたクルマなのですが、その仕様が、変態が造った変態のためのクルマ(最高の褒め言葉)」ということを知り、「こんなクルマがあったのか!」と思わず嬉しくなりました。
フロントマスクが特徴的というだけでなく、なんと言っても走りが好きな人が、思わずニヤニヤしてしまう仕様となっています。
軽量・高剛性なボディを実現するため、カーボンモノコックシャシーとなっていて、ミFRPやアルミ製品を使用し、車体重量は1050kg。
その代わり、パワステもないし、オートエアコンもない。
ボディサイズも全長3,990mm、全高1,185mとコンパクトカー並みですが、全幅は1,870mmと以上に幅が広い(笑)
決して室内が広いワケではなく、いやむしろ軽自動車の方が広いクルマの室内空間で、収納スペースもほとんどなし。
積載能力は皆無といってよく、走りを重視してミッドシップエンジンを搭載。
排気量は1,750ccにターボを組込み、ダウンサイジングとしながらも240馬力を実現。
とにかく、日本では考えられない仕様です。
軽いクルマが大好物の私は、割り切りすぎている4Cを世に出したイタリア人の考え方が羨ましく思います。
メーカーである以上、売れるクルマを造らないと意味がないワケですが、そんなことはどこ吹く風で、「乗れるもんなら乗ってみろよ」「パワステがない?はぁ~何を軟弱な!鍛えたらえぇだけやろ!」とでも言っているような仕様だと思いました。
少しググってみたところ、乗り心地もかなりハードらしく、快適にドライブを楽しむクルマというよりも、「とにかく汗をかきながら運転を楽しんで欲しい!」というメッセージが聞えてきそうなクルマだと思いました。
パワステ付きが当たり前だとパワステ無しのクルマは決して快適ではありませんが、ステアリングにダイレクトに伝わる「重ステ」は、やっぱり楽しい。
高速道路なんかは、ダイレクトすぎて、ちょっとシビアすぎて疲れますけどね(笑)
アルファロメオ4Cと車格は違い過ぎますが、ビートとカプチーノも軽量ボディで「重ステ」なので、「変態思考の人は、こういうクルマに目がイクんだろうな~」と改めて自覚しました(笑)
Posted at 2025/10/12 22:40:01 | |
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