
昨日は、「今回の遠征はとても楽しい」とだけ書きましたが、それだけでなく、PDカップへの参加は、非常に得るものが多い遠征でもありました。
PDカップは、午前に4本、午後に3本の計7本の走行のうち、午前・午後とも最終走行がタイムアタックという方式で、スポーツランTAMADAのGCUPと同じような感じ。
参加台数は、最近のPDカップでは多い(らしい)46台。
46台の内訳は、普通車40台・軽自動車6台で、軽自動車はビートが3台、アルトワークスが3台でした。
天候は、曇り時々雨。
午前中はパラパラと小雨が降ったりやんだりのウェット路面でしたが、午後からは雨がやみ、ほぼドライ路面で走ることができました。
完熟歩行中に、
JMRC九州ジムカーナR-Kクラスチャンプのかーにばるさんから、特に気を付けなければならない縁石ポイントをレクチャーしていただきました。
競技会という雰囲気ではなく、練習会という雰囲気だったので、特に気負うこともありませんでしたが、歩きながらコースを目前にすると、コースから外れたときの段差の大きさや、高い縁石を乗り越えたときの衝撃などが容易に想像でき、午前中は全く縁石を使えませんでした。
また、完熟歩行中に見誤っていたことが、コース幅。
インフィールドから外周へ出る際、予想以上にコース幅が狭く、しかも直線ではなく、ゆるやかにコースが内側に曲がっているので、脱出時に気を付けないとコースアウトしてしまうということを脱輪後に知りました・・・。
ハイ・・・
「あとの祭」というヤツです(恥)
午前中の練習走行1本目に、脱輪、そして「あ、ここ曲がるんだった(汗)」のような行き当たりばったりの走行でしたので、クルマのコントロールがどうのこうのというレベルにはなく、あたふたしてばかり。
2本目からは流石に「あ、ここ曲がるんだった」ということはなくなりましたが、ブレーキングポイントや進入姿勢が全くわからず、やはり行き当たりばったり。
3本目は、小雨が止んでほぼドライとなり、アクセル全開時間も増えてきましたが、インフィールドの攻め方が全くダメ。
縁石を上手に使わなければならないのに、ステアリング頼りで道なりに走ってしまいました。
4本目が午前のタイムアタック。
直前に再び雨がパラパラと降り始め、コースはウェット。
フリー1本目のように再びコースアウトしてはいけないので、用心しながら走行。
しかし、用心し過ぎて全くメリハリもなく、最後の360度ターンのとき、シフトが入らず、停止して大幅にタイムロス。
午前中は、
モビリティおおむたの洗礼をモロに受けて撃沈でした。
1本目 1分40秒87 +脱輪5秒(ウェット)
2本目 1分35秒54(ところどころウェット)
3本目 1分32秒90(ほぼドライ)
TA4本目 1分38秒47(ウェット)
ちなみに、かーにばるさんも滑る路面と闘いながら1分35秒93で、
約2秒半の差。
昼食後、午後からの走行は気分的に吹っ切れました。
幸い、ドライ路面になってきたこともあり、どうあっても縁石を使わないとタイムも出ないし、ラインもダメだということに気づき、縁石を使うことに決めました。
午後2本(5本目・6本目)の練習ともに会心の走りには程遠いものの、午前中のビビリ走行よりは、幾分かマシになってきました。
しかし、最後の最後までインフォールドではシフトの迷いや縁石の使い方がまずく、マシンのコンロトールはダメでした。
7本目のタイムアタックでは、肝心なところで、1速ではなく3速に入れるという
シフトミス(爆)をやらかしてしまい、撃沈。
5本目 1分31秒89
6本目 1分31秒20
TA7本目 1分30秒20
ちなみに、かーにばるさんの最後のアタックでは、文句のつけようがない走りで、1分27秒70で、午前中と同じく
約2秒半の差をつけられました。
タイムという結果はもちろん、クルマの仕様の違いや、コースの習熟度に差があることを差し引いても、ドライバーのスキルの面でも完敗です。
それは、午後の練習走行の2本目のときに、横に乗せていただいたので、
自分自身に足りないスキルが多すぎることを痛感しました。
イベント終了後、かーにばるさん宅へ戻ってから、2台の外撮り映像を2人で鑑賞し、「ここで差がついていますね」とかーにばるさんに講評をいただきました。
走行動画を観ながら、私が感じて話したこと。
クルマのコントロールって2つのパターンがあるなと・・・。
1つはクルマの動きを破たんさせないように、コントロールすること。
もう1つは、どんな不測の事態に対してもクルマを支配下においてコントロールすること。
かーにばるさんは、最初のコントロールはもちろん、2つ目のコントロールのスキルがハンパない。
今回、思いっきり差をつけられて
「クヤシイという気持ち」よりも、逆に
「うれしい気持ち」の方が上回っています。
何故かというと・・・
「KAZUYAよ、お前、あとちょっとどころか、まだまだ伸び代あるぜ!」と誰も口にしてはいませんが、頭の中で、そのセリフがハッキリと聴こえたからです。
まだまだ練習して身に着けなければならいスキルが山ほどあることを知っただけでも、今回の遠征は大収穫でした。
Posted at 2012/11/25 20:34:07 | |
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