
6月28日(日)、チェリッシュジムカーナに参加した際、岡山のマツダさんが展示&試乗車としてNDロードスターを会場に用意されていました。
しかも6速ミッション。「こんなチャンスはない!」と思い、競技終了後に試乗させていただきました。
「このクルマを走らせれば、きっとだれもが、しあわせになる。」
これは、1989年に誕生した初代ロードスターのコピー。
時代のニーズと造り手(マツダ)の思いがうまく絡みあうところを狙い、NAからNBへ、続いて3ナンバー化したNCへと進化していったロードスターですが、みなさん周知のとおり、原点回帰したNDはスタイリッシュかつコンパクトなボディとなって生まれ変わりました。
根っからのロードスターファンも多いでしょうから、ロードスターの知識が乏しい私が中途半端にアレコレと仕様などは書かず、試乗した素直な感想だけを書くことにします。
ブログにも頻繁に書いていますが、私が憧れるクルマはロードスターとS2000。
だからこそ、文頭に書いた「きっとだれもが、しあわせになる。」という感覚になれるかどうかはNDロドには非常に興味がありました。
まず、見た目は、モロ好みです。特にフロントは文句なし。ななめの角度から見たフェンダーの張り出し具合やプレスラインもステキすぎます。
リアについては、テールランプの形状が、間 寛平さん演じる「なぜじゃー、だれがじゃー」のじーさんみたいに見えた(笑)のですが、まぁ、これはそのうち慣れるでしょう。
さて、試乗インプレ。
試乗コースは、なださきレークサイドパークのパドックを出て、直線をしばらく走り、途中で右折し、また直線。国道30号に入る手前のお店の駐車場で転回し、会場へ戻るというコースでした。
土地勘がないので、地名とか全然わかりません。
私が何か楽しそうなことをヤラかさないかと監視員として(笑)、助手席にはマツダの男性社員さんが同乗され、道順は指示されました。
試乗コースは、ほぼ直線しか走っていないので、ワインディングとか全然わかりません。
それでも「少し踏んでみてもいいですか?」と尋ねて了承していただいたので、少しアクセルを開けてみたので、加速フィーリングくらいは体感できました。
最初、窓を閉め切っていたので、こりゃ、流石にいかん!と思い、窓を開けさせてもらい走行したところ、やっぱ風が気持ちいいですネ。
しかもオープン~クローズにするまでの手順が、NDロドはホントに簡単で早いので、これは天候に左右されなければオープン走行をホントに楽しめるクルマだと思いました。
ただ、軽ではありますが、嫁さんからは白い目で見られるB(ビート)とC(カプチーノ)を飼う私としては、オープン走行どころでは驚きません。
手に触れるものや、ドライビングシートから視界に入るものは皆、上質で、私の中では
「大人の乗り物」という印象がピッタリ!
ほぼ直線しか走っていませんが、路面のうねりや継ぎ目はありました。
走行中は、それらを全く感じさせない乗り心地で、まさに「いなす」という表現がピッタリ。
高級セダンでもない、ミニバンでもない、「運転を楽しむ」という視線での上質かつ快適にドライブができるクルマという印象を受けました。
・・・・さてと。
ここからが、完全にKAZUYA目線です。
それじゃ、運転していて心が躍ったか!?
残念ながら、否。
試乗前から、NDロドに過剰な期待をしていたからかもしれません。
いや、一番の理由は直線しか走っていないので、このクルマの良さの半分も感じることができていないからだと思います。
私は、快適な乗り物を求めているのではないんです。
もちろん、苦痛を味わうクルマ(笑)よりは、快適な方が絶対にいいです。
でも、快適なら、それこそセダンでも荷物がもっと乗るステーションワゴンでもいい。
私にとって重要なのは、ハンドルを握って、心が躍るかどうかなんです。
もう一つ考えられるのは、試乗直前にビートで競技をしていて、アドレナリンが出まくりだったと思うので、比較対象が悪すぎたこともあると思います。
アクセル全開でクルマとの一体化を目指しながら運転していたのに、「直線だけまったり走ってください」という状況では、「ふ~ん、いいクルマだね。」という感想に落ち着かざるを得ません。
ちなみに、ロドといえば過去、TSタカタサーキットで、ごんぞーさんのNAロドを運転させてもらったとき、心が躍りました。
同じくタカタからテクノまでの道のりで、TaNoonさんのNAロドを運転させてもらったときも、一般道路だけの走行なのに、心が躍りました。
NDから見ればNAは古さを隠せないし、その2台とも世間一般的には決して快適とは言えませんが(笑)、運転しているときは、なんとなくニヤけてしまう私自身の心は、間違いなく快適でした。
NDロド試乗後、荷物満載で、狭苦しい自分のビートで、再び片道約3時間運転して帰りました。
頭の後ろで(ミッドシップのため)エンジン音がやかましく、路面からの突き上げもあり、とても試乗したNDロドのように快適ではありませんが・・・
やっぱりビートの方がいい!
そう思いました。
私のインプレは、世間の感覚からは、確実にズレていると思うので、全く参考にならないと思います。
機会があれば、軽快に走れるコースで再度、(当然、ミッション車を)運転してみたいものです。
Posted at 2015/06/30 19:16:22 | |
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