前編では、ストリームを店頭に2台並べている店舗に行ったことまで書きました。
前編で書いたとおり、私の中では「嫁さんが気に入るんなら、もう何でもえぇわ。」という気持ちになっていましたが、それでもファミリーカーとしてのクルマを選ぶ際、次の項目で、何点獲得できるかということは気にしていました。
□好みのデザイン
□運転のしやすさ
□走行性能
□室内の広さ
□価格
□燃費
□できれば5ナンバーサイズ
□「コレならいいな!」と思わせる「何か」を感じるか
細かく分類していけば、もっとありますが、とりあえずザックリいくとこんな感じ。
上位にある項目ほど重視しているポイントです。
まず、見た目がダメなら絶対に選択肢に入らない。
走行性能よりも運転のしやすさを重視しているのは、あくまでもファミリーカーだからです。
運転のしやすさの基準の一つとして、前方視界・後方視界など視認性の良し悪しは重要なポイントですね。
走行性能については、ハンドリングの応答性が悪いクルマはどうしても後からイヤになるのが目に見えているので、それは譲れません。
室内の広さはファミリーカーを前提とするならば重要な要素。
価格は中古車だと、グレード、ボディカラー、装備、走行距離、車体の状態等で金額がバラバラなので、予算に見合うかどうかが重要。
燃費もいいに越したことはないのですが、運転の面白みを全く感じることができないようなクルマは受け入れることができない。
それよりも燃費は平均的(リッター10+αくらい)だけど、楽しく走れるクルマの方が断然いい。
私も嫁さんも軽量コンパクトボディのクルマが好きなので、できれば5ナンバーサイズがいい。
最後の「何か」を感じるかというのは、感性の問題で説明が難しいため割愛(笑)
このような項目でいくと、私の中ではストリームは結構、高得点を獲得!
この項目以外で、ストリームに気に入らないところがないわけではありませんが、そこは細かいことになるので、よしとします。
前置きが長くなりましたが、2台あったストリームの両方を試乗させていただきました。
1台は白のRSZで、もう1台は濃紺のX。
ここでは、走行距離が少な目でボディカラーも好みの白だったRSZに絞ることにしました。
両車試乗すると、子どもたちも「白い方がいい!」とのこと。
「何で?」と聞くと「後部座席にテレビモニターがあるから♪」とのこと(笑)
まぁ、子どもだとそんなもんですよね(^^;
嫁さんも「ストリームは、運転席の視界が広いし、意外といいんじゃない?」という反応。
・・・とここで最大の問題。
Keiワークスを手元に残すという選択肢は嫁さんが許してくれないので、下取りか誰かに売るかという手しかない。
下取りのハナシを出すと、営業マンが「キレイに乗られているクルマですね~。コレ、マニュアルのワークスで面白いですよね♪」と好反応。
ただ、珍しい個体と判断してくれても、業界なりの普通の査定をされれば低査定どころかゼロという可能性もある。
社長が出てこられ、査定をされると「非常に難しいですね~。個体は珍しいし、状態も非常にいい。走行距離を聞くまで5万kmと言われても驚かない。でも、実際の年式と走行距離を考えれば・・・う~ん・・・。」といってしばらく悩まれていました。
それもそう。
例えば国産高級車の代名詞のようなクラウンだって10数年経過したら、二束三文みたいな値段で売られています。
Keiワークスは、15年式で走行距離14万5千kmなので、なおさら。
そう考えれば、個体の良さを理解してくれない限り、価格を叩かれるのは当然。
でも、下取りのハナシをしているうちに、今度は嫁さんが「こだわりを持ってクルマのメンテナンスをしよったでしょう~。どうしてもイヤなら買い替えやめる?」と言い出しました。
私としては、もう買い替えの気持ちでいたので、「私が納得する金額で下取っていただけるなら、このクルマ(ストリーム)を買います。思う金額に届かないならやめます。」と言い、社長に検討してくださいといってその日は帰りました。
具体的に書けませんが、通常で考えれば、私が提示した金額は、普通のクルマ屋さんの下取りだと、ちょっと厳しい金額でした。
翌日、ちょうどそのお店方面へ出かける用事があったため、Keiワークス購入時からずっと記録を残しているメンテナンス履歴をまとめた資料をお店に渡しにいきました。
メンテナンス履歴により、少しでも査定の参考にしていただくために持参したのですが、予想以上にうれしい反応を示してくださいました。
「こんなにしっかりとメンテナンスをして、小まめに履歴を残している人は見たことがない。是非、うちのお店に置きたい。」とまで言ってくださいました。
それでも、査定額が最終的に私の中での判断としていたので、その連絡を待つことにしました。
数日後、そのお店から電話があり、「掛け値なしの○○万円でお願いします。」と連絡をいただきました。
最初が一桁万円だったことを思うと、高い評価をしていただき、とてもうれしかったです。
正確には、私が提示した金額に査定額は届いていませんでしたが、それよりも高い評価をしていただいたことで、私の中の気持ちが整理できたので、このお店で購入することに決定しました。
他店だとこの査定のケースにならなかった可能性が高いですし、ましてディーラーだと、それこそタダ同然の価格まで値切られていた可能性もあります。
よりよい条件を探せば、もっと高価買取してくれるところがあったかもしれませんが、もうそんなことはどうでもいいのです。
こちらの気持ちの整理ができたから、売却決定後でも、
最後のメンテナンスとしてブレーキフルードの交換などの整備をして次の人が不安なく乗れるクルマにしてお店に預けることにしたのです。
「ストリームを選んだ理由」というタイトルで、前編・後編に分けて書きました。
ストリームを選んだ簡潔な理由は、「冒頭の項目で高得点を示し、家族が納得したクルマだから」となりますが、私の心の中では、「Keiワークスを手放してもいいと思えるお店に出会えたから」ということの方が重要だったと思います。