
伊坂幸太郎の「ガソリン生活」に続き、“クルマが登場する小説”五木寛之の「ダブル・クラッチ」を図書館から借りてきました
ダブルクラッチとは、MT車で、シフトダウン時に使うテクニックの1つで、変速ショック減らし、ギア周りの負担を軽減させるもの(だそう😅)
1. クラッチを踏んでギアをニュートラルにしクラッチをつなぐ
2. アクセルペダルを煽って回転数を上げる
3. もう一度クラッチペダルを踏みシフトダウンしクラッチをつなぐ
飛ばしてる時に使うテクニックなのかなあ・・❓💦
図書館のパソコンで検索すると、「五木寛之小説全集・第二十三巻 奇妙な果実」に収められてることがわかりました
五木寛之(いつき ひろゆき 1932 - )は、福岡県出身の小説家です
「青春の門」(1969連載開始)など数多くのベストセラーがあります
CMや放送台本作家として活動し、クラウンレコード創立に際して専属作詞家として迎えられ、童謡や主題歌などを約80曲を作詞したそうです
1967年に、若いジャズ・トランペッターの冒険を描いた「青年は荒野をめざす」を「平凡パンチ」に連載し、作詞した同名曲をザ・フォーク・クルセダーズが歌ってヒットしました
『青年は荒野をめざす』/ザ・フォーク・クルセダーズ(1968 作曲:加藤和彦)
他には、
ハイ・ファイ・セットの13thシングル『熱帯夜』(1978)のB面『燃える秋』
『愛の水中花』/松坂慶子(1979)
水中花シフトノブって、今でも売ってるんですね!
『あなたに逢いたい』/八代亜紀(1981)
↑ 五木原作のTVドラマ「夜の花火」(1981)主題歌 持ってなかった…😿
主演は松坂慶子(五木寛之氏、ファンだった❓)
自他共に認めるカーマニアであり、五木を中心に、徳大寺有恒、黒沢元治、舘内端、正岡貞雄らと「風の仲間」を結成し、鈴鹿サーキットでシビックレースやシティブルドックレースに出場したりしたそうです
正岡貞雄氏は、「ベストカーガイド」(のちの「ベストカー」)創刊に関わり、五木寛之やジャーナリスト・内藤国夫らを誘い、クルマ専門誌に新たな風を送り込んだ「局長」!
みんカラもやっておられます❣
正岡貞雄 ベストモータリングを創った男のブログ つれづれなるままにクルマ一代
↓ 正岡貞雄氏のブログからお借りいたしました
ここからはネタバレとなります(映画化の話など)
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映画「ダブル・クラッチ」(1978 監督:山根成之)では、郷ひろみ、松坂慶子、地井武男らが出演
松坂慶子❣このつながりで『愛の水中花』(1979)が生まれた❓
姉貴(松坂慶子)の愛人・木島先的(地井武男)は、おれ・早田彰彦(郷ひろみ)を乗せて、碓氷峠~大河原峠を走りながら、おれに、アウト・イン・アウト、ヒール・アンド・トゥ、スロー・イン・ファースト・アウトなどをやって見せながら教えてくれた・・・
映画には、郷ひろみ(スバル・レオーネ4WDセダン)と地井武男(スバル・レオーネRX)のカーチェイス・シーンが登場!
Youtube
ダブル クラッチ 1978年度作品
シガーライター、最近のクルマも装備されてるのでしょうか?
↓ ネタバレ注意!
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小説では、木島のクルマはブルーバードSSSで、おれのクルマは新車のサニー・クーペDX
「ダブル・クラッチ」は1969年発表の小説ですから、ブルーバードSSS(スーパースポーツセダン)が初めて設定された2代目(1963 - 67)か次の3代目(1967 - 73)
今回は、3代目・510型としましょう
サニー・クーペは初代(B10型 1966 - 70)で、1968年に追加されたファストバックスタイルの2ドアクーペ(KB10型)としましょう(DXがあったかは不明💦)
映画ではスバルがスポンサーにでもなったんでしょうか❓
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感想など(完全ネタバレ)
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それまで、何にも興味を持てなかった主人公がクルマに夢中になり、買った新車で人を殺そうとするせつない総頁31の短編小説でした
Posted at 2025/10/31 05:41:52 | |
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