
クルマ・ジャケコーナー第375回は、小島秀子の「フランシス・レイのすべて“Hello Goodbye”」(1970 英題「All About Francis Lai」)です。
「ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック」開幕記念・イタリア特集 第2弾
先月の発掘調査ドライブ で掘り出したレコです
突然ですが、ヴァイオリンの原型を造ったのはイタリア人なんだそうです🎻
ヴァイオリンは16世紀頃、イタリア北部のクレモナ(ミラノの近く)で現在の形ができ、17~18世紀にかけてその地において、ストラディヴァリ一族など著名な制作者が続出した…
「GLORY OF CREMONARuggiero Ricci plays Fifteen Famous Violins(クレモナの栄光~ヴァイオリンの歴史的名器15本の饗宴)」(1988)
アントニオ・ストラディヴァリ(1644 - 1737)が製作したヴァイオリンなど15本の名器で弾いた15曲LPと、それぞれの音色の特徴を収めた45回転盤12インチの2枚組!
そして、現在のピアノの基礎を作ったのもイタリア人であると言われ、「piano」はイタリア語で「平らな」「平易な」「ゆっくりと」「静かに」などを意味する形容詞なんだとか…
ということで今回は、ピアノ⇒オルガン⇒電子オルガン(エレクトーン)と強引に連想ゲームし😅、「ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック」開幕記念・イタリア特集 第2弾はエレクトーンのレコ
小島秀子(こじまひでこ 1967? - )、ご存知でしょうか?
22才の時、「第6回エレクトーンコンクールグランプリ大会」(1969)で入賞
(審査員には中村八大、山本直純、渡辺貞夫らがいたようです)
この時は「E-3」というエレクトーンでルイズ・ボンファ作曲『黒いオルフェ』を演奏
そして、TV番組などでもエレクトーン奏者として活躍
NHKの音楽番組「ステージ101」で「EX-42」、「歌のグランド・ショー」でビクターの「コンサート・ビクトロン」などを弾いていたそうです
ビクター「コンサート・ビクトロン」(1966 - 69) 当時160万円前後?
レコードも1970年から75年頃にかけて、7枚ぐらいリリースしてるみたいです(他の人とのコンピ盤も含む)
「電子オルガンによる映画音楽傑作集」/小島秀子(1970)
ちなみに、「エレクトーン (Electone)」はヤマハの電子オルガンの商品名で、ハモンドオルガンの音を再現しているとか・・・(よく理解できてません💦)
ジャズのハモンドオルガン奏者・ジミー・スミスは以前にご紹介してます
クルマ・ジャケ「ALL ABOUT JIMMY SMITH」/JIMMY SMITH
1975年にエレクトーンとして発売されたポリフォニック・シンセサイザー「GX-1」は、世界の一流ミュージシャンたちに使われました
スティービー・ワンダーはアルバム「Songs In The Key Of Life」(1976)で使用
A3『Village Ghetto Land』は「GX-1」だけで演奏されてるとか❓
「マダム・タッソー蝋人形館」のスティービーは「GX-1」を弾いてるお姿
ELPのキース・エマーソンは『Fanfare for the Common Man(庶民のファンファーレ)』(1977)などで使用
『Black Moon』(1992)のプロモビデオでも「GX-1」を弾いてますね
Led Zeppelinのジョン・ポール・ジョーンズもアルバム「In Through the Out Door」(1979)で使用(ライブでもメロトロンに替えて使ったそうです)
音楽的にはELPやツェッペリンなんかの方が良いのですが、可愛さでは断然コッチですね😅
さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは、
「All About Francis Lai“Hello Goodbye”」/小島秀子(1970)
エレクトーン奏者・小島秀子による「Francis Lai」カバー集
コーラスは「Singers Three」らしいです
フランシス・レイはクルマ・ジャケに何度も登場してます
クルマ・ジャケ「Wings Of The Heart アコードの世界/Francis Lai」
クルマ・ジャケ「エモーション」/フランシス・レイ
クルマ・ジャケ「Made In France」/フランシス・レイ
本日のレコで小島秀子が使用したエレクトーンは「EX-42」(1970 - 77)
1970年に小学生を対象にした「エレクトーンスクール」が開設され普及モデルが開発されるとともに、ホテルなどにも相応しい高級ステージモデルで「宇宙船」とも称されたモデル
レコの解説には、
“大きな魅力のひとつがポルタメント鍵盤です。高度のエレクトロ技術です。〈スクオーク〉〈バグパイプ〉〈アストロ〉〈バード〉〈ホイッスル〉〈嵐〉等いろんな音色を出せます。”
“オートリズムは13種のリズムで構成されていて、プレーヤーの第1拍と同時にスタートするシンクロスタートです。”・・・
154cm(W)×122cm(D)×106cm(H) 200kg!
お値段、2,800,000円!
トーンキャビネットと合計で350万円!!
さてさて、ジャケのクルマは・・・
映画「Hello-Goodbye」(1970)のポスターそのままですね
イギリスのコメディ映画「Hello-Goodbye」のあらすじは、
フランス旅行中のイギリス人自動車セールスマン、ハリー・イングランドは、ロールスロイスが故障した際に「デニー」という名の男爵夫人と出会う。二人は数日を共に過ごし、恋人同士になるが、ある夜、彼女は姿を消す。・・・
でクルマは「ランボルギーニ・ミウラ」ですね
前回のイタリア特集 第1弾で、“なんで「ミウラ(Miura)」(1966 – 73)がこんな付け足しなんだ~?!”と書いたクルマですね
クルマ・ジャケ「DYNAMIC SOUND COLLECTION」/COLUMBIA では「LAMBORGHINI MIURA P400SV」としてますが、1970年制作の映画なので「P400」か「P400S」(どちらもまつ毛あり)
ちょっとボディカラーが違うように見えますが、Youtubeに動画がありました
動画のタイトルが「Miura P400 S in: 'Hello-Goodbye' (1970)」なので、「P400S」❣😅
「P400S」はウインドシールドのモールやヘッドライトのリムがブラックアウトからクロームに変更されたそうです
フランシス・レイが音楽を担当した映画「個人教授(La leçon particulière)」(1968)でもミウラが登場してます
↑ 主演は、当時アラン・ドロン夫人だったナタリー・ドロン
まあ、とにかく絵になるクルマですね💛
(カウンタックじゃこうはいきません)
ということで、イタリア特集は今回もランボルギーニ(連勝😅)
それにしても、私が見たこの中古車サイトの記載
“レストア費用総額4500万” って!?・・・😲
ジャケ中央の白いクルマは「ロータス・エラン」(初代 1962 - 75)と思われます
内ジャケにも大きく載ってます
廉価で高性能(DOHCエンジン、ハンドリング・バイ・ロータス!)なロードスターでヒットした「ロータス・エラン」!
エンジンは、英国フォード「コーティナ」の116E型 直列4気筒OHVをベースとした初の自社開発エンジン「ロータス・ツインカム」
「Cortina」(コーティナ、コルティナ、コルチナ)の名は、イタリアのスキーリゾート地、1956年の冬季オリンピック会場となった「Cortina d'Ampezzo(コルティーナ・ダンペッツォ)」から付けられた!?
Ford Cortina(1962 - 82)
ということは、1956年と2026年の2度、冬季オリンピックの会場になった地に関連するクルマは「ミウラ」ではなく「エラン」の方でした❣
↓ できればこんなレコをご紹介したいところです
『Cançao Das Ilhas』/Trio Boreal
そして、なんと裏ジャケにもクルマが!
鉛筆で描かれた「Mercedes-Benz SSK」の“Hello-Goodbye号”❓
クルマ好き・エレクトーン弾きの男の子がこのレコのオーナーだったんでしょうかね ?!
【登場車両】
LAMBORGHINI MIURA P400S (1968 - 71 ?)
Lotus Elan(初代 1962 - 75)
【自己採点】
クルマ度 10点(まつ毛ありのミウラ+ロータス・エラン❣)
魅惑度 5点(映画のポスター流用ジャケ)
音楽度 5点(う~ん、ELPのエレクトーン盤だったら…)