
クルマ・ジャケコーナー第370回は、「白熱のグラン・プリ・レース(The Exciting Racing Sounds of GRAND PRIX Challenge of Champions)」(1967)です。
発掘調査ドライブ(2026.1.10) で掘り出したレコですが、RA272さんがコメントでご指摘くださった通りでした!
しかも、RA272 ❣ ついに登場です❣
ということで、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは、
「白熱のグラン・プリ・レース(The Exciting Racing Sounds of GRAND PRIX Challenge of Champions)」(1967)
裏ジャケに“Manufactured by Nippon Grammophon Co.. Ltd.. Japan”、内ジャケに“■写真提供:本田技研工業株式会社■図表、写真提供、MGM映画”とあります
MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー・スタジオ)は、アメリカの映画およびテレビ番組の製作・配給会社
F1映画「Grand Prix(グラン・プリ)」(1966)のサントラではなくて、その監督やF1ドライバーが語る映画の制作意義やF1の魅力、そしてマシンの走行音などを聞かせるアルバムです(全編英語なので…💦)
映画「グラン・プリ」の監督はジョン・フランケンハイマー(John Frankenheimer 1930 - 2002)
映画には、ホンダをモデルにしたチーム「ヤムラ(矢村)」が登場
「世界のミフネ」こと三船敏郎がハリウッド初出演で、本田宗一郎を思わせるオーナー役を熱演!
・・・と、書いていて、アレッ? なんか前にも書いた覚えが・・・と振り返ったら、
クルマ・ジャケ「Yves Montand récital 63」/イヴ・モンタン で書いてました💦
そして、このレコには2人のF!ドライバーが登場します
ナレーター役が、左のフィル・ヒル(Philip Hill 1927 - 2008)
↑ アメリカ人初のF1ドライバー(マイアミ出身)
1961年ワールド・チャンピオン(Ferrari)!
映画「グラン・プリ」にティム・ランドルフ役で出演
インタビューに答えるは、右のイギリス人ドライバー、グラハム・ヒル(Graham Hill 1929 - 75)
↑ 1962年のワールド・チャンピオン(BRM)!
このレコードリリースの翌年、1968年にもチャンピオン(Lotus)になってます!
映画「グラン・プリ」にはボブ・ターナー役で出演
さてさて、ジャケのクルマは・・・
内ジャケの同じ写真のキャプションに“フランスGPにてトップを走るホンダ”とあり、1965年のF1第4戦での写真と思われます
ちなみに、RA272の後ろのマシンはロータス(Jim Clark)と思われます
ホンダ・ゼッケン26のドライバーはアメリカ人のリッチー・ギンサー(Paul Richard "Richie" Ginther 1930 - 89)(このレースはリタイア)
本日ご紹介のレコでナレーターを務めたフィル・ヒルからドライビングテクニックを教わり、後にフィルのメカニックとなり、やがてレーサーとなったリッチー・ギンサー
フェラーリのドライバーとして1957年のル・マン24時間レースを走り、1960年のモナコGPでF1デビューし6位入賞、さらにイタリアGPで2位に入賞
1965年にホンダと契約、最終戦メキシコGPで全周回トップを走り、自身そしてホンダ初となる優勝を成し遂げます❣(グッドイヤーもF1初勝利)
↑ 左下がホンダの中村良夫監督
レース終了後、ロータスのコーリン・チャップマンに祝福され、そして中村監督は東京のホンダ本社に“来た、見た、勝った!”と電報を送ったとか
これは、紀元前47年、ローマ皇帝・カエサルがゼラの戦いの勝利をローマに報告した手紙の“Veni,Vidi,Vici!(来た、見た、勝った)”からとったようです
F1ファンそしてホンダファンにとって歴史的なクルマなんですね、RA272さん❣
最後に、レコの解説(星島 浩)の一部を抜粋
“F1レースに参加してわずか3年で、日本製のマシンが堂々と欧米の伝統あるマシンとわたりあえるなど、誰が想像しえただろう。
1.5リッター・マシンの独創性こそ3リッター。マシンでは影がうすれ、V12エンジンを縦置きに、モノコック・ボディに載せるなどオーソドックスなレイアウトになっているが、エンジン・パワーは400馬力を越して現在もBRMH16と互角にわたりあっている。ただホンダの欠点は、なんとしても重量が重いことだ。66年シーズンは、リッチー・ギンサーとロニー・バクナムの健斗があったが、モンツァではギンサーがタイヤ・トラブルでクラッシュ、アメリカGPでは2台のクルマが完走できず、ようやくメキシコGPで4位と7位に入っただけに終わってしまった。”
と書いていたら、TVで、「ホンダ 5年ぶりにF1参戦」のニュースが流れました
ホンダ 三部敏宏 社長
「(F1で)鍛え抜かれた人材が再び商品開発に合流することで、より一層お客様に感動を提供する賞品を生み出していく」
「Sono tornato, ho corso, ho vinto.(戻った、走った、勝った)」となるよう応援したいと思います
【登場車両】
HONDA RA272E(1.5L V12)
(1965年F1第4戦フランスGP No.26)
【自己採点】
クルマ度 10点(歴史的マシン!RA272さんに敬意を表して❣)
魅惑度 7点(この約4ヵ月後にホンダF1初優勝に導くマシン・ジャケ)
音楽度 ?点(F1ドライバーたちの語り(英語😿)と迫力サウンド)
Posted at 2026/01/22 20:07:23 | |
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