
クルマ・ジャケコーナー第83回は、トワ・エ・モワの「或る日突然」(1969)です。
トワ・エ・モワ(TOI ET MOI 1968 - 73, 97 - )、ご存知でしょうか?
スクールメイツのメンバーだった山室英美子(1950 - 現・白鳥英美子)と、歌手志望だった芥川澄夫(1948 - )で結成されたデュオです。
デビュー曲『或る日突然』(1969)、『空よ』『誰もいない海』(1970)、『虹と雪のバラード』(1971)など多くのヒット曲があります。
私が持ってるオリジナルアルバムはこれだけ。
4th(?)アルバム「トワ・エ・モワ イン U.S.A.」(1970)
芥川さんは身長180cmでイケメン!

↑ デビューシングル『或る日突然』のジャケ裏より
NHK紅白歌合戦には2回出場(『空よ』(1970)、『虹と雪のバラード』(1971))。
『虹と雪のバラード』(作詞:河邨文一郎、作曲:村井邦彦)は札幌オリンピック(1972)のテーマソング。
黛ジュン、菅原洋一、ピンキーとキラーズ、佐良直美、ジャッキー吉川とブルー・コメッツなどによる競作となりましたが、最終的にトワ・エ・モワの詩が定着しました。
約5年の活動の後、1973年に解散。
2ndライブ・アルバム「フェアウェル・コンサート〜はじめに愛があった〜」(1973)
おそらく解散後に出されたベストアルバム(発売年不明)
「トワ・エ・モア ゴールデンディスク」(2枚組LP)
「Toi Et Moi – 栄光の軌跡」(3枚組BOX)
こちらはオムニバス・レコ
「NEW FOLK & ROCK 或る日突然」/various
ジャケがトワ・エ・モワで、最多の3曲!
チューリップの『ぼくがつくった愛のうた』が入ってるので1974年以降ですね。
しかし、ザ・リガニーズが入ってるとは!
山室は、ジャッキー吉川とブルー・コメッツのベーシストだった白鳥澄夫(本名)と結婚し、「鴉鷺(あろ)」というユニット(?)で音楽活動を再開。
「鴉鷺 ARO」(1st 1977)
ライナーノーツには曲ごとにミュージシャンが記載されており、Ds:村上秀一、B:五藤次利、AG:矢島賢などの名があります。
「鴉鷺 Ⅱ」(2nd 1980)
こちらは固定メンバーのようで、AG:白鳥英美子、B:白鳥澄夫、Ds:大石恒夫、Key:佐藤謙司、G:長岡忠治とジャケ裏に記載されてます。
「鴉鷺」では4作のアルバムを出しているようで、その後のソロ歌手活動では、「ファイナルファンタジーIX」の主題歌『Melodies of Life』(2000 作曲:植松伸夫、作詞:シオミ(伊藤裕之))などを歌っているようです。
一方、芥川澄夫は、「トワ・エ・モワ・ファミリー」(芥川澄夫(Vo.,AG)、三上保美(Vo.,AG)、森山美千代(Vo.,AG)、南条雄一(Vo.,Key)、秦俊次(Vo.,B)、兼松豊(Vo.,Ds))という新ユニットで活動。
シングル1枚とアルバム1枚を出しているようです。
1stアルバム「夕焼けが見たくて」/Toi Et Moi Family(1974)
クルマジャケじゃないですか!? ほしいな~(結構レアっぽい・・・)
その後、東芝EMIに入り、「FUN HOUSE(ファンハウス)」の設立に携わり(1984)、岡村孝子、杉田二郎などのプロデュースを手掛けています。
そして、長野オリンピック(1998)を機に『虹と雪のバラード』が再注目され、約24年後、トワ・エ・モアを再結成(1997)。
再結成後、9作のシングル、2作のオリジナルアルバムを出しているようです(2017年まで)。
さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは・・・
1stシングル『或る日突然』/トワ・エ・モワ(1969)
作詞:山上路夫、作曲:村井邦彦、編曲:小谷充)
♪ 或る日突然、二人だまるの
あんなにおしゃべり していたけれど
いつかそんな時が 来ると
私には わかっていたの
山室の結婚相手、白鳥
澄夫と芥川
澄夫と名が一緒なので、「トワ・エ・モアは夫婦」という誤解(?)も生まれたようですが、この曲も原因の一つかも・・・。
解散前の14thシングルは『はじめに愛があった』(1973)です。
ジャケには「これがニュー・フォークだ!」「SUDDENLY, TODAY」などの文字があり、グループ名の「TOI ET MOI」とヨーロッパの片隅のような雰囲気の写真と相まって、いい感じです。このジャケはヒットした要因の一つでしょう。
「TOI ET MOI」はフランス語で「あなたと私」だそうで、ロケ地はフランス?
と思いきや・・・
8thアルバム「タイム・フォー・アス」(2015 45周年記念アルバム)
amazonのレヴューに「新幹線の高架線脇の場所で芥川さんがここでよく歌の練習をした」とありました。日本なんですね。(^-^;
いやあ、こういう写真っていいですねえ。
最近、みん友さんが「東京湾アクアライン掘削カッターフェイス(海ほたる)」でこういうことやってた~。
私もやってみたいけど、昔の写真と記憶が・・・(゚Д゚;)
ジャケのクルマは、4代目日産・キャラバン E25型 (2001 - 12)ではないでしょうか? (笑)
さてさて、本日ご紹介レコのクルマは・・・
初代トヨタ・カローラ(1966 - 70)と見ましたが・・・ ?
日産が1,000ccの初代サニーを開発中であることを知った「販売の神様」と呼ばれたトヨタ自販社長・神谷正太郎の強い要請で、急遽1,100ccに変更し、『プラス100ccの余裕』のキャッチコピーでサニーを凌駕。
国内クラス初のフロアシフトによる4速マニュアルトランスミッション、日本初のマクファーソン・ストラット式の前輪独立懸架などのほか、後退灯、「ドアキーの上下関係なく施開錠できる鍵」など30以上に及ぶ新機構が取り入れられたことも理由のようです。
「ドアキーの上下関係なく施開錠できる鍵」?
【登場車両】
初代トヨタ・カローラ(1966 - 70) ?
【自己採点】
クルマ度 7点(初代カローラ!)
魅惑度 8点(ストーリーがあります)
音楽度 7点(♪或る日突然 愛し合うのよ ただの友だちが その時かわる・・・ いいなあ💛)