
クルマ・ジャケコーナー第247回は、ポール・モーリアの「Vacance de Charade」(1980)です。
2024年パリオリンピック(7/26-8/11)・パラリンピック(8/28-9/8)開催記念、フランス特集第18弾です!
ポール・モーリア(Paul Mauriat 1925 - 2006)、ご存知でしょうか?
南フランスのマルセイユ生まれの作曲家、編曲家、指揮者、ピアニスト、チェンバロ奏者。
日本では、レイモン・ルフェーブル、フランク・プゥルセルらと並ぶイージーリスニング界の人気音楽家。
クルマ・ジャケ「THose Were The Days American Hits '71~'77」/Paul Mauriat でご紹介してました
↑ 2020年10月09日、クルマ・ジャケコーナー第37回なのですっかり忘れてました💦
5週連続ビルボード1位となった『恋はみずいろ』(1968)をはじめとし、1971年までにイージー・リスニング/アダルト・コンテンポラリーチャートで8曲、Billboard 200のうち100位以内に3枚のアルバムをランクインさせた「ラブ・サウンドの王様」ですネ💛
最後のBillboard Hot 100ランクインは『チキ・チキ・バン・バン』(1969)
↑ クルマ・ジャケ!
↓ ポール・モーリアと直接関係ありませんが、よかったらご覧ください😅
クルマ・ジャケ「Chitty Citty Bang Bang Original Cast Sound Track」
日本でも『恋はみずいろ』(1968)、『蒼いノクターン』(1969)、『エーゲ海の真珠』(1971)、『涙のトッカータ』(1973)、『オリーブの首飾り』(1975)がヒットし人気音楽家でした。
1969年の初来日以来、1998年まで870回(?)以上ものコンサートを行い、日本武道館でも満員だったようです。
「I Love Breeze (Paul Mauriat on Stage)」(1983 ?)
Youtube
Paul Mauriat - I Love Breeze 私は風が好き/ポール・モーリア・デジタル・オン・ステージ (Japan 1983) [Full Album+2 LD tracks]
さて、オリ・パラ開催記念ということで・・・
ポール・モーリアは、ペタンク愛好家で、フランス南部ペルピニャンの別荘のプール奥には照明付のペタンク場があり、愛用していたマイボールが残されているとか。
「ペタンク(pétanque)」は、南フランス発祥の球技。
フランスではサッカーに次ぐ競技人口(約500万人)だそうです。
パラリンピックの正式競技「ボッチャ」の原型となったスポーツです
ボール(ペタンクは金属球、ボッチャは柔らかいボール)を投げ合い、決まった数を投げ終わった後に目標に最も近いボールの方が勝ち、負けた側の最も近いボールより内側にあるボールの数が得点。とてもカーリングに似ています。
そういえば、オリンピックのTV中継で「フランスの柔道の競技人口は日本の約4倍」との話がありちょっと驚きました。
ぜひ、フランスを打ち破って、柔道団体の雪辱を果たしてほしいと思います。
さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは、
「Vacance de Charade」/ポール・モーリア(1980)
全曲、ポール・モーリア自身のオリジナルで、邦題は「シャレードの休日」
「Charade」とは、フランス語・英語で「茶番」や「小芝居」、または「ジェスチャーゲーム」を意味する言葉。 「(見え透いた)うその芝居」「謎解きゲーム」などを意味することもあるようです
A1が『Pop Horn(シャレードの休日)』
シングルも持ってました
Youtube
Paul Mauriat – POP HORN シャレードの休日
チョッパーベース(スラップ奏法)も入るフュージョン?!
ウィル・リー、ランディー・ブレッカー、マイケル・ブレッカー等を起用したフュージョン・アルバム「オーバーシーズ・コール」(1978)をリリースしてますから驚いてはいけませんね
Youtube
Paul Mauriat – OVERSEAS CALL オーバーシーズ・コール
さてさて、ジャケのクルマは・・・
ジャケには「新シャレード 発売記念 オリジナル盤」の金シールも貼られており・・・
ダイハツ シャレード(1977 - 83)
「新シャレード」なので、ヘッドライトが丸目から角型になった後期型(1980 - 83)です
Youtube
1978-1990 ダイハツ CM集
↑ 2:18あたりからのBGMがポール・モーリア
CMでは「'81 モンテカルロラリー クラス優勝」のテロップと「先駆の1000cc なぜか4年前から」のナレーションが流れますが、“4年前から”っていうのはシャレードのデビューからっていうことでしょう
シャレード(Charade)は、ダイハツ初のFF車で、3気筒1Lエンジンを搭載し「リッターカー」という言葉を生んだクルマ
「大人4人がゆったり乗れるスペースを確保し、車両寸法は可能な限りコンパクトに、投影面積を5㎡とする」を基本コンセプトに開発され、企画から10年を要したといわれます。
1979年、オーストラリアで開催されたトータルオイルエコノミーランで平均燃費18.14km/Lで優勝、シンガポールで開催されたタイトニー・エコノミーラリーでも平均燃費34.3km/Lで優勝するなど、優れた燃費性能をアピール!
販売は好調で、1977年カー・オブ・ザ・イヤーを受賞!
海外ラリーでも好成績を収め、モンテカルロ・ラリー(1981)ではクラス優勝してます
2ドアクーペもあったんですね! 見た覚えがありません
オヤジ的に刺さるのは2代目に登場した「シャレード デ・トマソ ターボ」(1984)
700kgを切る軽量ボディにターボ80psのジャジャ馬、ボーイズレーサー!
カンパニョーロ製マグネシウム合金ホイール、ピレリP8タイヤ、MOMO製本革巻き3本スポークステアリングなど、デ・トマソがチョイスしたイタリア直輸入のパーツが輝いてましたね
長い歴史を刻んできた「クルマ・ジャケ・コーナー」(;^_^A)で、ダイハツは2度目の登場 ! 普通車では初登場でした !!
↓ ダイハツ初登場はコチラ
クルマ・ジャケ「キューピーちゃん」/吉川団十郎一座
【登場車両】
ダイハツ 初代シャレード 後期型 1980 - 83
【自己採点】
クルマ度 7点(ダイハツだから8点でも?4年前から先駆の1000cc!)
魅惑度 6点(ポール・モーリアがダンディですね)
音楽度 7点(ポール・モーリアのフュージョン!)
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クルマ・ジャケ | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2024/08/17 17:16:34