
クルマ・ジャケコーナー第122回 Olivia Newton-Johnの「You're the One That I Want(愛のデュエット)」(1978)のPart 2です。
追加・修正してたら3000文字オーバーになってしまったので、Part 1・2 に分けました💦
Part 1 に結構珍しいサントラ(オリビアが主題歌を歌唱)を追加しましたので、ぜひご覧ください(コレを知ってる方はかなりのオリビアファン?!)
12thアルバム「Physical(虹色の扉)」(1981)
トレードマークのロングヘアをバッサリ切り、セクシーなレオタード姿でファンを驚かせました。
私はオリビアのプロ根性などを考えもせず引いてしまいました・・・。
フィットネスブームもあり、B1『Physical(フィジカル)』は10週連続全米№1!
なんとこの曲、Steve Kipner(スティーヴ・キプナー)作で、バック陣はCarlos Vega(D)、David Hungate(B)、Steve Lukather(G.Solo)など!
スティーヴ・キプナーといえば・・・
「Knock The Walls Down」/Steve Kipner(1979)
↑ 全曲キプナーのオリジナルで、3曲はプロデューサーJay Graydonとの共作。
ほぼ全曲でJeff Porcaro(D)とDavid Hungate(B)がボトムを支え、Jay Graydon(G)のソロが堪能できるという、AOR名盤!
シングル『Make a Move on Me(ムーヴ・オン・ミー)』(1982)
フィジカルの次のシングル。全米5位。
ライブアルバム「Love Performance(愛のパフォーマンス)」(1981)
1976年の大阪フェスティバルホールでのライブ録音盤。まだ清純派だったころですね。
ベストアルバム「Olivia's Greatest Hits Vol. 2」(1982)
新曲(A1『Heart Attack』、B3『Tied Up』)を含むベスト盤。
シングル『Heart Atack』(1982)
イメチェン後のハードなナンバー(スティーヴ・キプナー作)
全米3位
サントラ「Two of a Kind(セカンド・チャンス)」(1983)
再び、トラボルタと組んだ映画「Two of a Kind(セカンド・チャンス)」(1983)のサントラ。
A1『Twist Of Fate(運命のいたずら)』は全米5位とヒット。Steve KipnerとPeter Beckett(ピーター・ベケット)の曲(Produced by David Foster)です!
おそらくこのピーター・ベケットとは「Player」のメンバー。
全米1位となった『Baby Come Back』をJ.C.Crowleyと共作し、リード・ヴォーカルをとった人物。この曲も我が青春の洋楽ポップス。
「Player」/Player(1977 1stアルバム)
トラボルタとのデュエット曲A2『Take A CHance(テイク・ア・チャンス)』はオリビア、フォスター、S.ルカサーの共作?! こちらもプロデューサーはD.フォスター。
オリビア(A1,2,5,B1)以外に、スティーヴ・キプナー(A4)、ボズ・スキャッグス(B2)、ジャーニー(B3)など要注目曲が目白押しAOR(?)アルバムで、100万枚を超える売り上げを記録!
しかし、映画はヒットに至らず、トラボルタの人気も急降下・・・
サントラ「Two of a Kind(セカンド・チャンス)」からのシングルを岩手県で手に入れたので追加します。
シングル『運命のいたずら(Twist Of Fate)』(1983)
デイヴィッド・フォスタープロデュース。 全米5位。生前、トップ10にチャートインした最後のシングル。
シングル『ディスペレイト・タイムス』(1984) 全米31位
この頃日本で発売されたBOXセット「OLIVIA NEWTON-JOHN BOX」(EMI EMS-81561~70 1983)10枚組(\25,000)のうちの一枚をジャンク箱で発掘。
A1『It's So Hard to Say Goodbye』は、1972年頃のプロモーション・シングル『If You Can Read My Mind』のB面。
13thアルバム「Soul Kiss(麗しの瞳)」(1985)
妖艶(?)ロック路線に。シングルカットされたA2『Soul Kiss』の全米20位がオリビアの全米での最後のヒット曲のようです。
シングル『Soul Kiss(ソウル・キッス)』(1985)
私が持ってるレコはここまで。
この後、この曲のPVに映るポーランド人のダンサー、マット・ラッタンジーとの結婚生活に入り、音楽界と少し距離を置き、環境保護活動などに取り組みはじめます。
国連の環境親善大使になるも、チェーン展開していたブティック「コアラ・ブルー」が倒産するなどの中、「グリース」のサントラの曲をつなぎ合わせたシングル「The Grease Mega-Mix(グリース・メガミックス)」(1990)を発表。
ここで1枚のCDをご紹介。
「John Farrar(ジョン・ファーラー)」/John Farrar(1980)
オリビアのスタジオア・アルバム「If Not for You」から「Soul Kiss」まですべてプロデュースしたジョン・ファーラー(1946 - )のおそらく唯一のアルバム。
『そよ風の誘惑』も本日ご紹介の『愛のデュエット』もこの人の制作(作詞?・作曲)。
01『Reckless(ときめき)』は後にオリビアとのデュエットで歌われますが、このアルバムでそうすれば大注目され売れたのではと思います。
YouTubeに日本公演と思われる動画にJ.ファーラーが登場してました。
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オリビアは1992年には乳がんであることを公表、闘病生活とともにがん治療の啓発活動も行うようになります。
1994年からはライブツアーを行ったり、シドニーオリンピック開会式(2000)で歌ったりもし、約35年ぶりにトラボルタと共演したデュエット・アルバム『This Christmas』(2012)をリリース。
映画「グリース」の出演オファーを断わるつもりだったオリビアをトラボルタが直接会って口説いたそうですが、それ以来、信頼関係が続いていたのでしょう。
2017年までに27作のオリジナル・アルバムを出しているようですが、日本では「Back with a Heart(バック・ウィズ・ア・ハート〜オリビアより愛を込めて〜)」(1998)、「Highlights From The Main Event(メイン・イベント)」(1998)を最後にアルバム・リリースは止まっていたようです。
変化を恐れず、カントリーからAOR、ダンスミュージック、清純からセクシーな曲まで歌いこなしたオリビア。
健康であれば、ジャズなどにもチャレンジしてくれたのではと思います・・・。
さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは、
「You're the One That I Want(愛のデュエット)」/John Travolta and Olivia Newton-John(1978)
全米など世界中のチャートで1位(全英では9週連続1位)となる大ヒット!
映画「グリース」の最後(オリビアが変貌する場面)に使われる歌です。
このシングルジャケのオリビアは変貌前。
LPジャケが変貌後
さてさて、ジャケのクルマは・・・
実は映画を観ておらず、LDも見つからず(^-^;)、YouTubeなどで画像収集。
ジャケは『ドライブインシアターでダニーがサンディに指輪をプレゼント。そしてサンディの胸に手を・・・』なんて場面の車内。
YouTubeでチェックすると、左右2分割フロントガラス、加飾リアフェンダーなどが識別ポイントのオープンカー。
『ダニーは不良グループの「T・バーズ」のリーダー』というネット情報から「T・バーズ」つまりサンダーバードを探しましたが、どうも見つからず・・・
『1948年型は、自動車業界初の曲面ガラスとピラーレスハードトップ、その後世界的に流行したテールフィンを備えた先進的なデザイン』というので、コレはそれ以前のモデルと思われますが・・・
ようやく見つけた似たクルマが・・・
Cadillac Convertible Coupe 1949 ??
三角窓があったり、フロントグリルが違ったり、1949年だったりと・・・???
まあ、いいことにしましょう。
歌姫オリビア、安らかに・・・
【登場車両】
Cadillac Convertible Coupe ???
【自己採点】
クルマ度 7点(T-Biadなら見つかりやすかったかも?)
魅惑度 7点(女子高生役のオリビアで9点‐トラボルタ)
音楽度 6点(『そよ風・・』なら10点!)