
クルマ・ジャケコーナー第279回は、「Do It OURSELVES(評論家ロック)」(1980)
音楽評論家の伊藤政則、大貫憲章、森直也、小倉エージの4人が2曲ずつ、オール・スター(小倉エージを除く3人? )で2曲という企画物レコです
監修:近田春夫で、オール・スターの2曲(A5,B5)を作曲・編曲(作詞は山本沙由理)、Keyを担当してます
トップバッター(A1,2)は伊藤政則(いとうせいそく 1953 - )
4人の中で唯一、Wikipediaにこの2曲が載ってました!(しかし代表曲とは?!(笑))
そして本日ご紹介のレコが「評論家ロック」となってるのでそれに倣いました。
A1『吸血鬼伝説(ドラキュラのテーマ)』は作詞した伊藤政則の“ジューダス・プリーストの曲構成にリード・ギターがマイケル・シェンカーぽく、そしてシン・リジィの雰囲気で”なんていう注文を受けてギタリストの高津昌之が作曲したようです(?)
Youtube
『吸血鬼伝説(ドラキュラのテーマ)』『海にとけこんで』/伊藤政則(LP「Do it OURSELVES(評論家ロック)」より)
クルマ・ジャケ「Midnight Flight」/Earthshaker でご紹介したように、EARTHSHAKER(アースシェイカー)の1st~3rdアルバムをプロデュースなんてこともしてます(Wikiの本人欄には記載なし)
また、Judas Priest(ジューダス・プリースト) を推してたことにも触れましたが・・・
「Sin After Sin」/Judas Priest(1977 3rdアルバム)
↑ 当時、2nd「Sad Wings of Destiny(運命の翼)」(1976)がカッコよく、ジャケもプログレっぽいので買った1枚(「運命の翼」を買えば良かったと後悔したことを覚えてます)
こういった文章には抵抗ありました(笑)
そのため、メタルから遠ざかるように・・・(半分ホント)
現在、ヘヴィメタル専門誌『BURRN!』(1984 - )の編集顧問で、コラム「MASAの今月の断言」を連載してるようです(未読)
話がそれますが、この『BURRN!』、初代編集長・酒井康がアルバム・レビューで、聖飢魔IIに0点を付けるくらい洋楽偏重でした
「聖飢魔II〜悪魔が来たりてヘヴィメタる」(魔暦紀元前14(1985)第一大教典(1stアルバム))

↑ オリコン30位、日本のヘヴィメタル史上初めて10万枚を超えたアルバム!
これに対し、2代目編集長・広瀬和生が聖飢魔IIのライヴ(2020.12.19)に飛び入りし、酒井のレビューを「無礼」「雑誌の黒歴史」とし、バンドに謝罪したとか・・・
で、もしかして、セイソクの『吸血鬼伝説(ドラキュラのテーマ)』が聖飢魔IIに影響を与えてる❓❣
↓ セイソク氏、このレコも解説してました
「Van Halen(炎の導火線)」/Van Halen(1978 1stアルバム)
全米19位。衝撃のデビューアルバム!
↓ 伊藤政則本人は登場してませんが💦
Youtube
【絶対権威】伊藤政則のヘヴィメタル80年代セレクション - Heavy Metal / Hard Rock -
続いてA3,4は、森直也(もりなおや ? - )
この2曲は作詞:森悦子、作曲:森直也で、森悦子(Vo)、森直也(G,Key)、波田野亨(B,D,Key) ハイ・アングザイアティ名義?
Youtube
『シェイプ・アップ』『ニードフル・パワー』/森直也 ハイ・アングザイアティ(LP「Do it OURSELVES(評論家ロック)」より)
森直也は、TVアニメ「巨人の星」(1968)、「アタックNo.1」(1969)に出演してた声優?
当レコのライナーノーツも一人だけ“NO COMMENT”で、とにかく、情報が全くと言っていいぐらい見つかりませんでした😿
↓ 右下が森直也
↓ もしかしたら、このMCが・・・??
Youtube
鈴木茂とハックルバック/FM東京・ミュージック・シャウト (森直也)1975
盤を裏返してB1,2は大貫憲章(おおぬきけんしょう 1951 - )
作編曲に元ハルヲフォンの高木英一(B,Key)が参加、ヒカシューの井上誠(Key)も協力してるようです。
Youtube
『ビッグ・シティ』『ドリーム』/大貫憲章(LP「Do it OURSELVES(評論家ロック)」より)
↓ ジャンク箱から掘り出した1枚。ライナーノーツのトップはケンショー
「Stained Class」/Judas Priest(1978 4thアルバム)
セイソクも書いてます(相変わらずの文章)
現在、パンクを中心としたDJイベント「LONDON NITE」を主宰してるとか
ラスト(B3,4)は、小倉エージ(おぐらエージ 1946 - )
はっぴいえんどのデビューアルバム「はっぴいえんど(通称「ゆでめん」)」の制作を手がけたディレクター(12弦ギターも演奏)と、この4人の中では制作側に1番近い?
音楽雑誌『ニュー・ミュージック・マガジン』(現『ミュージック・マガジン』)の創刊に携わり、洋楽から歌謡曲まで幅広く語れる評論家と思います。
NHK「食彩浪漫」にも出演する料理評論家・香港文化研究家であり、このレコの2曲も『陸羽茶室(ローユウチャーサ)』『香港功夫』。
作編曲に鈴木慶一が関わり、ムーンライダースがバック、さらに佐藤奈々子がバックコーラス(B4)❣ということで、一番価値あり?
Youtube
『陸羽茶室(ローユウチャーサ)』『香港功夫』/小倉エージ(LP「Do it OURSELVES(評論家ロック)」より)
小倉エージの解説レコを探してみたら、なんとこれが一発で見つかりました
「The Pretender (プリテンダー)」/Jackson Browne(1976 4thアルバム)
↑ 全米5位のクルマ・ジャケ!
いつかは取り組まねばなりませんなあ・・・
で、本日ご紹介のレコは
「Do it OURSELVES(評論家ロック)」(1980)
ケンショーの愛車?
マツダ・2代目ルーチェ 4ドアセダン ?
2ドアHT、そしてカスタム(HTのフロントマスクのセダン)というタイプもあったようです
ロータリーエンジン12A型RE(573cc×2)のみでしたが、も第一次オイルショックにより、73年4月には四気筒1800ccレシプロエンジンを追加
13B型(654cc×2ローター・135馬力)搭載のグランツーリスモ(2ドアHT、カスタム)やワゴンも追加されたようです
【登場車両】
マツダ・2代目ルーチェ セダン(1972 - 78)
【自己採点】
クルマ度 7点(丸目4灯はイイ! 先代はヨーロピアンでさらにイイ)
魅惑度 7点(それぞれに個性的で魅力的❓)
音楽度 7点(いや、お遊びにしてはなかなか)
ブログ一覧 |
クルマ・ジャケ | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2024/11/19 04:35:30