
クルマ・ジャケコーナー第324回は、Harold Vickの「After The Dance」(1977)です。
Harold Vick(ハロルド・ヴィック 1936 - 87)、ご存知でしょうか?
アメリカのジャズサックス・フルート奏者です
1960年代、アポロシアターのハウスバンド・メンバーとして活動
1963年、27歳でリーダーとしての1stアルバム「Steppin' Out!」をブルーノートからリリース
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Our Miss Brooks
1965年にカーネギー・ホールでドナルド・バードと共演
他にもディジーガレスピー、レイ・チャールズ、サラ・ヴォーン、ホレス・シルヴァーらと共演してます
1971年から73年まで、ジャック・ディジョネットのジャズフュージョンバンド「Compost(コンポスト)」でプレイ
J.ディジョネットは、ビル・エヴァンスのトリオや、マイルスの『ビッチズ・ブリュー』のメインドラマーなどで知られるジャズ・ドラマー
「Bitches Brew」/Miles Davis(1970)
「Compost」/Compost(1971)
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Bwaata
さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは、
「After The Dance」/Harold Vick(1977)
メンバーには、Richard Tee(P)、Stephen Gadd(D)、William Lee(B)、Eric Gale(G)、Ralph MacDonald(Per)らがクレジットされてます
A1『After The Dance』はマーヴィン・ゲイ、A4『Go To Rio』はピーター・アレンの曲
A3『You Are Everything』はスタイリスティックスのオリジナルで全米9位、ダイアナ・ロスとマーヴィン・ゲイのデュエットでもヒットした曲
B3『In My Life』はパティ・オースティンの曲で、パティがコーラスに参加してるようです
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After the Dance
サックスが優しくリードをとるメロウなクロスオーバー
ハロルド・ヴィックのサックスの音色が助手席の彼女をメロメロに💛
さてさて、ジャケのクルマは・・・
ボンネット上の飛行機のフード・マスコット(フードクレストマーク)をネット上で探すと・・・
1953か54年のオールズモビルのものに似ています
その年代に入るのは「オールズモビル88」(1949 - 99)か「オールズモビル98」(1940 - 96)?
(ホイールベースの違いで88が122インチ、98が126インチ)
ジャケのクルマは、“大きくサイドに回り込んだラップアラウンドスタイルのウィンドシールド”に見えないんですが、今回はこのどちらかということにしましょう😅
【登場車両】
Oldsmobile 98(Ninety-Eight) 1954 ?
【自己採点】
クルマ度 7点(“大きくサイドに回り込んだラップアラウンドスタイルのウィンドシールド”じゃない・・・?)
魅惑度 7点(サックスの音色が車内のムードを盛り上げてるジャケ)
音楽度 7点(ダンスの後、彼女を送り届ける車内BGMにどうぞ❣)
Posted at 2025/05/03 17:09:52 | |
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クルマ・ジャケ | 音楽/映画/テレビ