
クルマ・ジャケコーナー第11回は、小椋佳のベストアルバム「屋根のない車 ~青春の放物線 Ⅰ」(1978)です。
もうタイトルが最高ですネ!
小椋佳さんは、東大法学部を卒業し、銀行勤めをしながら、1971年、歌手デビューした異色の経歴をもつシンガーソングライターです。
代表曲としてまず挙げられるのが、布施明が歌った「シクラメンのかほり」(第17回日本レコード大賞受賞)。
「シクラメンのかほりから」/布施明(1975)
そのほか、井上陽水の「白い一日」(1973)、梅沢富美男の「夢芝居」(1982)、美空ひばりの「愛燦燦」(1986)などを作詞作曲。
同時に、「公園に来て ~青春の放物線 Ⅱ」、「砂漠の少年 ~青春の放物線 Ⅲ」と3枚のベストアルバムを出しているのですから、相当、売れていたのですね。
第一勧銀浜松支店勤務(支店長?)の時、取引先の縁で、春華堂のCMソング「うなぎのじゅもん」も作っています。
春華堂といえば「夜のお菓子 うなぎパイ」ですね!
・・・今回は脱線しませんよ(笑)
工場見学でCDを買えるようです。
まあ、地味な(失礼)銀行マンの出したレコードがバカ売れしたんですから、周りの反応はすごかったでしょうね。1993年に銀行を退職するまで、2足のワラジだったようです。
さて、ご本人の代表アルバムとしては、3rd「彷徨」(1972)が挙げられると思います。
「彷徨」は、1st『青春』と2nd『雨』を再構成したアルバムで、TheBeatlesの『Let It Be』、『Abby Road』に次いでオリコンLPロングセラー・チャート第3位の記録を持ちます(232週間連続TOP100チャートイン)。
日本のLP総プレス枚数で第2位!
1位は井上陽水の3rd「氷の世界」(1973)
陽水の「氷の世界」が、一家に1枚と言われてましたから、「彷徨」は1.2家に1枚ぐらいかな(笑)
ん、「彷徨」・・・?
・・・持ってたハズなんですが、なぜか見つかりません。
どこかを彷徨ってるんですかね。ホント不思議です。(笑)
そんな売れに売れたアルバム「彷徨」の中に、「屋根のない車」という曲が入ってます。
なぜ、この曲がベストアルバムのタイトルになったんでしょうね?普通なら「しおさいの詩」か「さらば青春」を付けると思いますが...、何か思い入れがあったんでしょうか?
♪
「屋根のない車にのって 俺も行かなきゃもう一度 俺も行かなきゃもう一度」
・・・屋根のない車にのって 俺も行かなきゃ!
(楽しいドライブ向きの曲ではありません。)
しかし、いつ行けるのかなあ・・・?
あ、このレコードのA4は「走らないで下さい」でした(笑)
【登場車両】
Morgan(モーガン)かなあ?
(はじめジープかと思いましたが、右ハンドルのクラシックカーのようですね)
【自己採点】
クルマ度 7点(一度は乗ってみたい!)
魅惑度 7点(オープンカーで自由を表現?)
音楽度 5点(ベスト盤なので)
Posted at 2020/05/09 13:28:09 | |
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クルマ・ジャケ | 音楽/映画/テレビ