
梅雨、いつ明けるんでしょう・・・?
こんな時は、カラッとしたポップロック(?)でも聴いて、少し湿度を下げます。
クルマ・ジャケコーナー第26回は、Rick Springfield(リック・スプリングフィールド)の「Success Hasn't Spoiled Me Yet(アメリカン・ガール)」(1982)です。
リック・スプリングフィールドは、オーストラリア出身のミュージシャン・俳優です。
1972年に渡米し、「Beginnings」(1972)が全米35位となるも、その後約10年間、売れない時代が続きましたが、俳優としてTVドラマに出演し人気を得ます。
昼メロドラマ「ジェネラル・ホスピタル」(1981)でのDr.Noah Drake。
そして、5thアルバム「Jessie's Girl (ジェシーズ・ガール)」(1981)で全米No.1を獲得!
この「ジェシーズ・ガール」が入ったアルバム「Working Class Dog(ジェシーズ・ガール)」は全米7位。グラミー賞の最優秀男性ロックボーカル賞を受賞します。
続く6thアルバム「Success Hasn't Spoiled Me Yet(アメリカン・ガール)」(1982)も全米2位の大ヒット!
どちらも明るくノリの良い80年代パワー・ポップ満載のアルバムです。
タイトルを直訳すると、「Working Class Dog」は“労働者階級の犬”、「Success Hasn't Spoiled Me Yet」は“成功はまだオレをダメにして(甘やかして)いない”という感じですから、売れない時代からトップスターになっても、“オレはまだこれからだぜ”ってなところでしょうか?
この2枚のアルバム、どちらにもリックの愛犬(ブルテリヤ)がいます。
ブルテリア(Bull Terrier)は、ブルドッグの持つ闘争性とテリアの敏捷性をあわせもつとても賢い犬だそう。
ネット・サーフィンしてると、犬ジャケ,酒ジャケのサイトで、このアルバムを見つけました。
「Success Hasn't Spoiled Me Yet」は、クルマ・犬・酒ジャケなんですネ。
【家にある犬ジャケ】
「My Dear Life(マイ・ディア・ライフ)」/渡辺貞夫(1977)

コレ、犬じゃない・・?
【家にある酒ジャケ】
「Upside-down」/チューリップ(1978)
さてさて、リック・スプリングフィールドは、
7th「Living in Oz」(1983)12位
8th「Hard to Hold」(1984)16位
「Beautiful Feelings」(1984)(オリジナルは1978年録音。音声以外を再録してリリース)
9th「Tao」(1985)21位
と、人気が続きますが、その後は、
10th「Rock of Life」(1988)55位
11th「Karma」(1999)189位
とやや低迷。
それでも、コンスタントにアルバムを発表し、15th「Venus in Overdrive」(2008)では、28位と復活してます。
2019年には、69才で「Orchestrating My Life」を発表。
Music Life ClubのWeb記事には、『シカゴとリック・スプリングフィールドが、2020年6月12日から8月1日にかけて26公演を行なう北米ジョイント・ツアーを発表しました。』とありましたが、今やってるのかなあ・・?
ルックスが良くポップロックで売れると、一発屋的なイメージがつきがちですが、このRick Springfield、いつまでも「Success Hasn't Spoiled Me Yet」の気概を持つナイス・ガイのようです。
【登場車両】
リムジン?
キャデラック フリートウッド フォーマル ストレッチリムジン??
【自己採点】
クルマ度 3点(クルマジャケというより犬ジャケ?)
魅惑度 5点(ブルテリアかわい~)
音楽度 7点(ノリがいいポップロック)
Posted at 2020/07/18 09:00:15 | |
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