
クルマ・ジャケコーナー第28回は、ずうとるびの「ずうとるびサード 恋があぶない」(1975)です。
「ずうとるび」というグループをご存知でしょうか?
「笑点」の座布団運びでおなじみの山田隆夫が初代リーダーのアイドルグループ!
「笑点」の“ちびっこ大喜利”で第1回からのレギュラーであった山田隆夫が獲得した“座布団10枚”のご褒美のレコード・デビュー権により1973年に出演者で結成されたグループです。
ギターが弾けた山田以外はまったく楽器ができなかったそうですが、歌番組では、バンド形式で演奏する姿も見られたそうなので,相当練習をしたのかな? それともエア?
なんと、1975年には紅白歌合戦に出場しています!
グループ名「ずうとるび」は、「ビートルズをひっくり返した」というパロディ。
サイドギター&ボーカル担当の山田隆夫(やまだ たかお)は、ずうとるび結成以前から作詞・作曲が趣味であり、ギター・コレクターとして知られているそうです。
リードギター&リードボーカルの江藤博利(えとう ひろとし)は、甘いマスクで断トツで人気があり、最年少だったことから、「ずうとるびのジョージ・ハリスン」と言われていたそう。
ベース&リードボーカル担当の今村良樹(いまむら よしき)は、左利きでポール・マッカートニー?
ドラム&ボーカル担当の新井 康弘(あらい やすひろ)は、山田隆夫が脱退(1977年)後から解散までリーダーを務めました。
ずうとるび最大のヒット曲(オリコン13位)である4枚目のシングル「恋があぶない」(1975)が入っているのが、「ずうとるびサード 恋があぶない」(1975)です。
この頃、人気絶頂で、ブロマイドの売上が7ヶ月連続1位!?
(2位が西城秀樹で、3位が郷ひろみだったとか..!?)
すごい人気だったんですねえ~~。
さて、「ずうとるびサード 恋があぶない」/ずうとるび(1975)のジャケのクルマは・・・
これはもう、フォルクスワーゲンのビートル。
でも知ってるようで、よく知らないので、調べてみると、、、
「ビートル(Beetle) 」や「カブトムシ」は愛称で、「Type 1(フォルクスワーゲン・タイプ1)」っていうんですね。
あのヒトラーの大衆政策のもと、ポルシェ博士が開発したクルマです。
1938年に量産型のプロトタイプが完成するも、第二次世界大戦勃発で頓挫。
大戦後、ドイツ国内のさまざまな工場は、イギリス、アメリカ、フランス、ソ連の4国に収奪されてしまう中、フォルクスワーゲン工場は、前衛的すぎるが故に無価値と判断され、収奪を免れたといいます。
「Type 1」は、イギリス占領下のフォルクスワーゲン工場で、1945年から本格的に生産開始され、国外への輸出でも大成功を収め戦後の西ドイツ経済の復興に大きく貢献しました。
2003年、メキシコ工場で生産が終了するまで、基本設計を変えずに2000万台以上を生産された四輪乗用車は「ビートル」だけです。
【登場車両】
Volkswagen Type 1(Beetle)
【自己採点】
クルマ度 6点(「ずうとるび」だから、ヒネリが欲しかったなあ・・・)
魅惑度 5点(男性アイドル・・頑張ってる!)
音楽度 4点(『寿限無』なんかはこのグループにしかできない)
「ずうとるび」、今年2020年2月9日に、神奈川・東名厚木健康センターで38年ぶりとなる復活ライブをしたそうです!
ファンは嬉しかったでしょうネ!
元気をもらえます。ガンガンやってほしいものです!

Posted at 2020/07/26 16:09:12 | |
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