
クルマ・ジャケコーナー第39回は、伊勢正三(いせしょうぞう)の「スモークドガラス越しの景色」(1981)です。
「伊勢正三」と言われて、次のどれを思い浮かべますか?
①「かぐや姫」
②「風」
③「イルカ」
まあ、私は①です。
「かぐや姫おんすてーじ -こうせつ・パンダ・正やん」/かぐや姫(1972)
フォークグループ「かぐや姫」(南こうせつ,山田パンダとの第2期(1971年~1975年))では、シングル「神田川」(1973)が大ヒット。
その後も,「赤ちょうちん」「妹」「22才の別れ」などのヒットを飛ばし,アルバムでは、ライヴとベストも含めると、なんと5作がオリコン1位!
オリジナルアルバム3枚だけで解散し、1978年に期間限定の再結成。その後も各自がソロ活動をしながらしばしば再結成しています。
個人的に好きなアルバムは、、、
再結成での4th「かぐや姫・今日(トゥディ)」(1978)
すでに、ビートルズ、フォークから、ハードロック、プログレ好きとなっていたのですが、このアルバムは心にしみました。やはり、リアルタイムというのは大きい。・・・コンサート、行きたかったナぁ・・・。
②の「風」は、「かぐや姫」解散後,正やん(伊勢正三)が、大久保一久と結成したフォークデュオ(1975年~1979年)。
「風ファーストアルバム」/風(1975)
実際には、「風」のデビューは、かぐや姫解散コンサート前に発売したシングル「22才の別れ」(1975 オリコン1位)。
『あの唄はもう唄わないのですか』『ささやかなこの人生』などのヒット曲の他、『君と歩いた青春』などの名曲を残しています。
個人的には、『3号線を左に折れ』が好きです。
「風」の3rdアルバム「windless blue」に入っています。
おっと、こちらも素敵なクルマ・ジャケでした~。後でネタにしよお~っと。(^-^;
③は女性歌手のイルカのことで、正やんの『なごり雪』(1975)、『雨の物語』(1977)、『海岸通』(1979)をカバーし、ヒットさせました。
「イルカライブ」/イルカ(1976)
さて,本日のクルマ・ジャケは正やんのソロ3作目のアルバム
「スモークドガラス越しの景色」/伊勢正三(1981)
スモークドガラスとは、「着色のために酸化ニッケルなどを含有させたガラス」だそうで、、、
スモークドガラスと言えば、日本で初めて電動サンルーフを標準装備したホンダ・プレリュード(1978-)!
初期モデルでは鉄板でしたが、後に、格納式サンシェードを持つガラスサンルーフになります。
遠い昔、友人のお兄さんの初代プレリュードを借り、男3人で九十九里浜の海岸沿いをドライブしました。
後部座席は狭~く、靴脱いで横向き体育座りでした。(笑)
無理してMy Carにした3代目プレリュード。
機械式4WSを量産乗用車で世界初搭載。
スタイル、グンバツ(死語)でした。(^-^;
さて、アルバムの内容は、もう正やん節AOR、ソフト&メロウ~~
A2『Sea Side Story』、A4『星の足跡』、A5『スモークドガラス越しの景色』、B1『僕と君の子午線』、B2『渚のロコボーイ』、B4『軽井沢のキリギリス』、と海が出てくる歌が多いです。
『スモークドガラス越しの景色』
♪突然 加速してゆく
車に体預けて
沈んでゆくサスペンション
振り切らなければいけないのは
きっと 景色ではなくて・・・
たぶん、ここでの「スモークドガラス」は、アンバー(琥珀色)・・・
ジャケのクルマは、、、
【登場車両】
Jaguar XJ12LシリーズII(1973)?
【自己採点】
クルマ度 6点(Jaguar!渋い~)
魅惑度 7点(アンバ~だね~)
音楽度 7点(正やん節AOR~)
Posted at 2020/11/05 20:47:11 | |
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