
クルマ・ジャケコーナー第42回は、伊藤銀次の「SUGAR BOY BLUES」(1982)です。
伊藤銀次、ご存知でしょうか?
私が伊藤銀次を知ったのは、大瀧詠一・杉真理・佐野元春のトライアングル作品「Niagara Triangle VOL.2」(1982)から。
↑ コレを聴いたのは、もちろん、「A LONG VACATION」/大瀧詠一(1981)にハマったからです。

永遠のフェイバリット
で、次に、伊藤銀次が編曲で関わった「Heart Beat」/佐野元春(1981)
そして、「Baby Blue」/伊藤銀次(1982)

「Niagara Triangle VOL.2」リリースの1ヶ月後に発表されてます。
そしてそして、伊藤銀次がCo-Produerを務めた「Someday」/佐野元春(1982)

コレにもハマりましたねえ。
LPには「手作りポケットブック」なるものが付いており、ナイアガラなページもあります。
そうそう、ナイアガラと言えば、vol.1を忘れちゃいけませんネ!
「Niagara Triangle VOL.1」(1976)/ナイアガラ・トライアングル(大滝詠一、山下達郎、伊藤銀次)
『幸せにさよなら』って伊藤銀次 作詞・作曲だったんだあ、達郎だと思ってた・・・(^-^;
「POP STEADY #8」(1984)にも収録されてます。
まあ、こんな御大たちと一緒にアルバムを創ったなんて、ねえ・・・。
「銀次」という名は、本宮ひろ志の漫画『男一匹ガキ大将』の主人公”戸川万吉”の相棒”片目の銀次”から取ったのだそうです。

番長を補佐する役割が「まるで自分みたい」だと思い「銀次」と名乗ることにしたという。
でも、「Baby Blue」以降はもちろん主役です!
その「Baby Blue」からわずか5ヶ月でリリースされたのが、本日ご紹介のアルバム、
「SUGAR BOY BLUES」/伊藤銀次(1982)です。
「Baby Blue」で5曲の作詞をした売野雅勇(うりのまさお)が、このアルバムでも7曲を手がけています。
中森明菜の『少女A』(1982)、チェッカーズの一連のヒット曲など、80年代を代表する作詞家ですね。
「バリエーション〈変奏曲〉」/中森明菜(1982)
さて、「SUGAR BOY BLUES」、全曲いいんですが、『Audio-Video』は・・・
バグルスの『Video Killed the Radio Star』(1979)の影響かなあ・・?
「Baby Blue」は『雨のステラ』が入っているせいか、どちらかと言えば夏のイメージですが、「SUGAR BOY BLUES」は『真冬のコパトーン』で冬のイメージ。
どちらも甘酸っぱい詞とメロディー、甘い歌声(ヘタウマ? 失礼!)・・・いいですねえ。
ジャケットはイラストレーター原田治氏の手によるもの。
“OSAMU GOODS”、見たことありますよネ!
かわいいイラストは、多くの企業に採用されています。
カルビーポテトチップス (通称「ポテト坊や」)
ミスタードーナツ
ECCジュニア
日立製作所(エアコン「白くまくん」)
ちなみに・・・
「Baby Blue」(1982)は横尾忠則氏。 へえ~、そうだったんだあ
「STARDUST SYMPHONY '65~'83」(1983)は秋山育氏。
さて、ジャケのクルマは・・
キャデラック・エルドラドかなあ・・・
【登場車両】
Cadillac Eldorado(1954~1956)
【自己採点】
クルマ度 5点(古き良きアメ車。バンパーの突起は何かなあ?)
魅惑度 7点(OSAMU イラスト!)
音楽度 7点(「Baby Blue」と並ぶ傑作?)
Posted at 2020/11/29 11:21:43 | |
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