
クルマ・ジャケコーナー第48回は、NENA(ネーナ)の「NENA(プラスティック・ドリームス)」(1983)です。
「NENA(ネーナ)」というグループをご存じでしょうか?
「知らネーナ」、なんて言うのは誰です?(^-^;
NENAは、ネーナ(Nena, 本名 Gabriele Susanne Kerner)をヴォーカルとする、西ベルリンで結成された(1982)バンドです。
1983年、2枚目のシングル『99 Luftballons(ロックバルーンは99)』がドイツ国内でヒットチャート1位を獲得します。
カリフォルニア州のDJがオン・エアし、翌年になると全米300以上の局でエア・プレイされるようになり、ドイツ語の曲としては史上初めて全米トップ40入りを果たします。
アメリカでチャート2位になり、さらに全世界(スイス、オーストリア、イギリス、オランダ、スウェーデン、ポーランド、ニュージーランド、オーストラリア、日本、カナダ、メキシコ、コロンビアで1位)での大ヒットとなりました。
日本では、4週連続1位を獲得しています!
この曲はヨーロッパでは反戦歌として定着しているそうで、歌詞はざっとこんな感じ。
♪ 100に1個足りない風船の歌
99個の風船が地平線に浮かんで 誰かがUFOだって言ったら
兵隊を送り込んだんだ
99の戦闘機が突撃したけど 花火があがったよ
99の風船めがけて発砲
99個の風船くらいで 99年の戦争
勝ったってもう国はなくなるし
ガレキの街の片隅に 風船を1個見つけたよ
あなたのこと思いながら 空へ飛ばしたよ
この『99 Luftballons(ロックバルーンは99)』しか知らないので、あらためてアルバムを聴き直してみました。
ドイツ語のネーナの声と、打ち込みのような、そうでないようなリズム、80年代っぽいチープ感と、ちょっと陰影のあるメロディ、、、なかなか楽しめました。
邦題のロックバルーンってなに? なんですが、『99のロックバルーン』にしなかったのはセンスいいですね(笑)
それよりも、アルバム名の「プラスティック・ドリームス」が・・???
話がそれますが、『99』と言えば、TOTOの2ndアルバム「Hydra(ハイドラ)」からのシングルカット曲を思い出します。
「Hydra(ハイドラ)」/TOTO(1979)
TOTOの『99』の歌詞及びPVは、ジョージ・ルーカスの処女作『THX 1138』のオマージュだそう。
映画『THX 1138』(1971)では、人々が識別番号で管理される25世紀の世界を描いており、"99"はそんな社会の女性のようです。
しかし、ルカサー、若いネ~

テレキャスなんだ~
・・・さて、ネーナの妊娠などでバンドは活動休止になり、そして1987年にバンド「ネーナ」は解散。
ネーナ自身は1989年からソロ活動を続けますが、ヒットはせず、歌手として忘れられるようになります。
ところが、ドイツにおける長期的な'80年代ブームの中、2002年に「ネーナ」の元キーボード、ペーターゼンと組んで『ロックバルーンは99』を新ヴァージョンで発表すると人気が復活、奇跡的にカムバックします。
シングル『Liebe ist』(2005)は、ドイツの人気ドラマの主題歌になり、22年ぶりのヒットチャート1位を獲得。
ネット上で、2018年頃らしきネーナ(58)のこんな写真を見つけました。
まだまだ人気があるんですネ!
さて、本日ご紹介の「NENA(プラスティック・ドリームス)」(1983)
ジャケのクルマは、後ろ足で立ち上がるライオン(ベルフォールのライオン)のエンブレムからプジョーとわかりましたが、、、
裏ジャケでも、ボンネットに乗るネーナ。・・・ソコに乗っちゃいかんナ~(笑)
【登場車両】
PEUGEOT 203 C SALOON(1955) たぶん・・
【自己採点】
クルマ度 7点(サンルーフ付!・・何故ドイツ車じゃないのかなあ・・?)
魅惑度 7点(女の子とクラシックカー)
音楽度 6点(魅力的なバンドと思います・・・)
2020年・・・新型コロナに振り回された1年。
来年はどうなるんでしょう・・・。
こうして、家の掃除をさせ
られていただき、
ブログを書いていられる幸せ・・・。
本年もお付き合いいただき、ありがとうございました。m(__)m
どうぞよいお年をお迎えください。
Posted at 2020/12/31 08:48:15 | |
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