
クルマ・ジャケコーナー第190回は、The Catsの「ひとりぼっちの野原」(1971)です。
The Cats(キャッツ 1964 - 85)、ご存知でしょうか?
前回に続いてオランダのバンドです。
メンバーは、
Cees Veerman (Vo.G.Per. 1943 - 2014)、Arnold Muhren(B. 1944 - )、Jaap Schilder(G. 1943 - )、Piet Veerman(Vo.G. 1943 - )、Theo Klouwer(D. 1947 - 2001)。
Wikipediaによると、Arnold Muhrenがチーフ・コンポーザーで、Ceesの声が不調だった3年間にPiet Keizer (G)がメンバーにいたようです。
“オランダでは「ショッキング・ブルー」に次ぐ人気グループだった”とのネット情報もありました。
みん友さんからはオランダに「アース・アンド・ファイアー」というバンドもいたことを教えていただきました。
1stアルバム「Cats as Cats Can」/The Cats(1967)
↑ 猫好きには堪らん?
遊びに来る近所の猫ちゃん ↓
Wipipedia(English)によると、最大のヒット曲は『One Way Wind』(1971 17thシングル)で、38カ国でリリースされ、ドイツでは100万枚のヒット!
Youtube
The Cats - One Way Wind (1971-Top Sound).MP4
『Be my Day』(1974 24thシングル)は、オランダ、ベルギーで1位、ドイツ4位、オーストラリア16位、全米(アダルトコンテンポラリー)18位になってます。

Youtube
The Cats - Be My Day • TopPop
↓ コチラは全米デビューのベスト盤「45 Lives」(1970 )
↑ 猫好きには堪らん?
気を許してるようで、下手に触ると嚙まれます(笑) ↓
1974年にはCeesが脱退し、バンドは1979年には一旦解散?
CeesとPiet(2人は従兄弟?)はソロでもある程度成功。
2006年に「The Cats」はオレンジ・ナッソー勲章(オランダの騎士道勲章)を受章。この年、ベストアルバムに入れるシングルを録音するために再結成してます。
さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは、
「ひとりぼっちの野原」/The Cats(1971)
Cees Veerman作。原題は「I Walk Through The Fields」。
♪ 彼女を思い出しながら、脱いだ靴を持って野原を歩く、雨が降っても夜も歩く・・・ってな感じの歌詞なので「ひとりぼっちの野原」はいい邦題なんじゃないでしょうか。
このシングル、なぜかWipipedia(English)には載ってません。日本独自のシングルカットなのかな~?
4thアルバム「Take Me With You」(1970)のラストに収録されてます。
Youtube
I Walk Through The Fields
アコースティックな響きとハーモニーが美しい曲が多く、アルバムのジャケとはマッチしませんねえ。日本盤シングルのブレザー・ジャケット姿の方が似合ってる感じです。
にしても、ジャケは、のぞき穴風ではなく、普通にコレの方がもっと良かったと思います。↓(勝手に作成ジャケ)
シングルB面は『Take Me With You(つれていって)』(Arnold Muhren作)。ピアノが印象的な曲です。
さてさて、ジャケのクルマは・・・
フィアット1300かフィアット1500(1961 - 67)のワゴン?
Fiat Familiare Wagon 1965
Familiare(ファミリアーレ)は、イタリア語で「家庭的な」という意味のようで、ワゴンを指すのかな?
フィアット1300・1500にはワゴンの他、セダン、コンバーチブル、クーペのボディタイプがあったようです。
どれも魅力的~ さすがピニンファリーナ!(らしいです)
【登場車両】
Fiat 1300 Familiare Wagon 1965
【自己採点】
クルマ度 7点(粋なワゴンだな~)
魅惑度 6点(晩秋のヨーロッパかな?中央部が全面ジャケで良かったのに・・・)
音楽度 6点(哀愁感漂うメロディ、コーラスは日本人好み?)
Posted at 2023/11/22 21:22:09 | |
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