
クルマ・ジャケコーナー第209回は、オルケスタ・ティピカ・コリエンテスの「タンゴへの道」(1978)です。
オルケスタ・ティピカ・コリエンテス(ORQUESTA TIPICA CORRIENTES)、ご存知でしょうか?
「オルケスタ・ティピカ」はスペイン語で“標準編成の管弦楽団”のことで、日本ではおもにポルテニア音楽(アルゼンチンタンゴなど)を演奏する楽団をさすようです。
「コリエンテス」はアルゼンチンのコリエンテス州の州都、国内最大のカーニバルが開かれる都市。
日本では、1955(昭和30)年前後、空前のタンゴ・ブームがあり、タンゴがラジオでかかり続けるほど流行したそうな・・

(画像は当時のものとは関係ありません)
「オルケスタ・ティピカ・東京」、「坂本政一とオルケスタ・ティピカ・ポルテニヤ」などのいくつかのタンゴ楽団があり、「オルケスタ・ティピカ・コリエンテス」もその一つ。若手の楽団だったようです。
メンバーは、
指揮・ピアノ:小沢泰(? - 2000)
バイオリン:仲間美枝子、樽本耕一、河内敏昭
バンドネオン:京谷弘司、前田照光、高谷照信
ベース:伊勢谷益次郎
バンドネオンはアコーディオンに似た蛇腹楽器ですが別の楽器です。
蛇腹の押し引きをアコーディオンは左手のみで行い、バンドネオンは両手で行います。
Youtube
小松亮太 『ブエノスアイレスの夏』
Orquesta Típica Corrientes dir. Yasushi Ozawa "El Distinguido Ciudadano" (1978)
さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは、
「タンゴへの道」/オルケスタ・ティピカ・コリエンテス(1978)
またユーチューバーになりました! 稼げるぞ~(笑)
EL CHAMUYO/オルケスタ・ティピカ・コリエンテス
ポルテニア音楽同好会の創立25周年を記念、アルゼンチン・タンゴ名曲選アルバム。
アルゼンチン・タンゴは、アルゼンチンの首都ブエノス・アイレスで発展した音楽の総称で、ジャケはブエノス・アイレスかコリエンテスの港でしょうか。
ジャケには「VOCATION TANGUERA」とありますが・・・
「VOCATION」は“適職、天職”という意味のようで、「TANGUERA(タンゲーラ)」は、マリアーノ・モーレスが作曲したタンゴ(1955)の曲名、“タンゴの好きな女性”を意味する・・ “タンゴ好きな女性のためだけの楽団”??
さてさて、ジャケのクルマは・・・
手前にはピックアップトラックとシルバーのセダン
4台とも「フォードF-100」(5代目1967 - 72)ではないでしょうか。
セダンは「ベンツ W114 280」 (1972 - 76)のように見えます。
F-100のオーナーが乗ってるのかな?
右手にはバスと小型車
奥には・・・
水色のクルマはビートルに見えます。
このジャケには少なくとも16台のクルマが写っていますが、車種特定に血眼になると、いい雰囲気のジャケも音楽も台無しですね・・・💦
今回もお付き合いいただきありがとうございました。m(__)m
【登場車両】
Ford F-100 Pick-up 5代目(1967 - 72)
Mercedes-Benz W114 280 (1972 - 76)
【自己採点】
クルマ度 6点(仕事・趣味にピックアップはいいね!)
魅惑度 7点(生き生きとした港の風景)
音楽度 5点(タンゴで女性と楽しく踊れたら・・・(*^^*))
Posted at 2024/02/16 20:39:33 | |
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