
クルマ・ジャケコーナー第210回は、Beckの「ハイパースペース(Hyperspace)」(2019)です。
Beckと言えば私的には・・・
「Wired」/Jeff Beck(1976 3rdソロアルバム)
残念ながら2023年に78歳で天国に召されました・・・
今回はその"The six stringed Warrior(6弦の戦士)"ではなく、Beck Hansen。
Beck Hansen(ベック・ハンセン 1970 - )、ご存知でしょうか?
ロサンゼルス出身のSSW。
インディーズで500枚プレスしたシングル『Loser』(1993)がラジオから火がつき、メジャー契約。再リリースされ、全米ビルボードで10位のヒット。ヨーロッパでもチャートインし大ヒットに!
Youtube
Beck - Loser (Official Music Video)
まーしゃるさんの
<歌詞和訳>Loser – Beck 曲の解説と意味も によると、ブルースとラップを組み合わせたユニークな曲で、親の離婚や高校中退、ニューヨークでの日雇い生活などが影響しているそうです。
♪
皆がチンパンジーの頃 俺はまだ猿だった
ブタンを静脈に流し、俺はヤク中から抜け出すんだ
プラスチックの目玉をつけて、野菜にスプレーペイントを施す
頭の中身はドッグフード、パンスト履いたマッチョ男
おそらく、歌詞、音楽スタイルなどなどが若者(?)に受けたのでしょう。評論家(?)の評価もかなり高いです。
2ndアルバム「Odelay」(1996)
ローリングストーン誌の史上最高のアルバム500のリストにランクイン。
5thアルバム「Sea Change」(2002)
ローリング・ストーン誌年間アルバム・ランキング1位。同誌の史上最高のアルバム500のリストにもランクイン。
6thアルバム「Guero」(2005)
『E-PRO』などのキラーチューンにより全米2位を記録。
「Morning Phase」(2014)
第57回グラミー賞でアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞。
「Colors」(2017)
第61回グラミー賞で最優秀オルタナティブ・アルバム賞と最優秀エンジニアード・アルバム賞を受賞。
サンプル、ドラムマシン、生楽器、効果音を取り入れたポストモダンアレンジメントで、オルタナティヴ・ロックの最も創造的なミュージシャンの一人として評価され、2022年にロックの殿堂にノミネートされました。
Youtube
B.e.c.k Greatest Hits, Full Album - Rock Music Playlist 2022
さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは、
「ハイパースペース(Hyperspace)」/Beck(2019 14thアルバム)
80年代のビデオゲームAsteroidsの“Hyperspaceボタン”にインスパイアされたというタイトルで、ジャケも青カタカナのタイトル、白スーツ、そして真っ赤なクルマ。
ちょっと“いなたい”ジャケで、Beckを全く知らなかった私は陳腐なハードロックを想像しましたが、これがなかなか大人のロック(?)。
アーシーなちょっと癒し系の音楽で、私が思ってるラップとも違いました。
Youtube
Beck - Everlasting Nothing (Audio)
で、ジャケのクルマは・・・
トヨタ・セリカ(3代目)リフトバック(1981 - 85)ですね!
ジャケの裏も内も・・・
そしてレーベルも!
カキカキのウェッジシェイプの3代目セリカ!
リフトバック(LB)とノッチバッククーペがあり、個人的にはよりカキカキのクーペが好きです。
日本車初のライズアップ(ポップアップ)式ヘッドランプは1983年のマイナーチェンジでリトラクタブル式(通称ブラックマスク)に。
2代目セリカXX(1981 - 86)の人気の影に隠れ、セリカとしてはマイナーなモデルのようで、当時もあまり見なかったような・・・現在では見る機会はほとんどありませんね。
それにしても、内容(音楽)とジャケが違い過ぎる気がするのですが・・・
(歌詞の意味がわかってません 💦)
【登場車両】
トヨタ・セリカ(3代目)リフトバック(1981 - 85)
【自己採点】
クルマ度 8点(カキカキ・ウェッジシェイプ!)
魅惑度 7点(セリカファン必携のレコ?!)
音楽度 7点(アーシーなちょっと癒し系の大人のロック(?))
Posted at 2024/02/19 20:32:53 | |
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